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パナソニック ホームズ > ライフスタイル&トレンド > 整えて、美しく > 門倉多仁亜さんインタビュー

暮らしを整えて自分らしく、心地よく。

 日本人のお父さまとドイツ人のお母さまを持つ門倉多仁亜さん。勤勉さや秩序を重んじるところなど、日本とドイツの国民性には共通点が多いというイメージがありますが、ライフスタイルや家に対する思いには違いがあるようです。「ドイツ人は家での時間をとても大切なものと考えます。どうしたらもっと快適に過ごせるか、家族で話し合って工夫を重ねます」と多仁亜さん。「子どもの頃、父の仕事の関係で何度も引っ越しを経験しましたが、その度に母はすぐに段ボールを片付け、カーテンを吊し、一日も早く家を整えようとしていました」。そこには、慣れない学校や会社で過ごす家族が、家ではほっと安心してくつろげるように、というお母さまの思いがあったようです。
 ドイツ人のおじいさまも家を快適に整える名人でした。90歳を過ぎても、ひとりで暮らす家は常にすっきりと片付けられていたとか。ドイツでは「人生の半分は整理整頓」ということわざがあるほどで、探し物で時間を無駄にしないようにという教訓が込められているといいます。
 お母さまやおじいさまが大切にしてきた家への思いは多仁亜さんに受け継がれ、東京での暮らしにも生かされています。

  • ランプや飲み物を置くサイドテーブルは、読書を楽しむソファのそばには欠かせないものだとか。マグカップをのせたトレーは、ドイツのアンティーク。タイル製でコースターいらずです。

  • ダイニングに置いた古い帳場箪笥は食器棚として活用。ポットやカップなどティータイムに必要なものはここにまとめて。

  • 廊下に飾っている絵はご主人のお姉さんが描いた作品。素敵なインテリアとして、家族の思い出をつないでいます。

  • 居心地よく整えられたリビング。おしゃべりしたり、本を読んだり、ゆったりくつろぐためのスペースです。

居心地よく整えられたリビング。おしゃべりしたり、本を読んだり、ゆったりくつろぐためのスペースです。

 ゆったりとして座り心地のいいソファや、アジアや西洋のアンティーク家具、壁に飾られた絵。多仁亜さんのお宅は、お気に入りのアイテムで整えられ、やすらぎに満ちた雰囲気をつくっています。
 和箪笥にしまっているのは衣類ではなくグラス。「あるものを工夫して使うのが好き」という多仁亜さんならではのアレンジです。引き出しのサイズに合わせて格子状の仕切りをつくってもらったので、開閉の際にグラスがガタつかず使い勝手は上々です。デザインに惹かれてタイで購入したかごは、洗濯が済んでこれからアイロンがけをするものの一時置き場に。「出し入れしやすいし、このかごに入れてあればシャツやシーツもなんとなく絵になる」と、常識や形にとらわれず、自分にぴったりの使い方を見つけて楽しんでいます。
 お気に入りの絵画や写真は額装して部屋や廊下に飾っていますが、これも「家は絵を飾って完成する」というお母さまの教えから。「部屋に必要な家具がそろったら、最後に絵を飾ります。出かける前にアクセサリーをつけて仕上げる感覚でしょうか」
 愛着のあるものに囲まれるから、部屋はいい雰囲気に。自分らしい心地よさにあふれています。

「取っておく本はこの本棚に入る分だけと決めています」と多仁亜さん。いっぱいになったら見直し時と考えて整理。本棚の上には好きなアーティストの作品を飾ってギャラリー風に。

  • 仕事部屋の机の上はいつもキレイに。文房具はまとめてトレーに置くとすっきりします。覚えておきたい展覧会のお知らせなどもここに。

  • アイロンがけをするものを入れておくかごはタイで買ったもの。下は古い桐箪笥で、ベンチとしても使えます。

  • 家族の連絡先や銀行情報など、大切な情報は1冊のファイルにまとめると管理がラクに。小さなノートはつくり慣れた料理をまとめたレシピブック。「夫の実家で料理する時など、レシピブックを携帯しておくと安心です」

  • 「取っておく本はこの本棚に入る分だけと決めています」と多仁亜さん。いっぱいになったら見直し時と考えて整理。本棚の上には好きなアーティストの作品を飾ってギャラリー風に。

 多仁亜さんの1日は、朝、窓を開けて部屋に風を通すことから始まります。その後、前の日から出しっぱなしになっているものを元の場所に戻し、洗面室などの水まわりをサッと掃除。毎朝、決まった流れで家事を済ませます。「同じ時間に同じ手順を繰り返してルーティン(習慣)にすると、考えなくてもからだが動くのでラク。気持ちもすっきりしますよ」。規則正しい生活でリズムをつくり、家や心を整えることは、ドイツでは暮らしの基本とされています。
 さらに、オンとオフをしっかり切り替えるのがドイツ流。多仁亜さんのお父さまが定年退職した後、お母さまは「キッチンは夜8時で営業終了します。後はセルフサービスで」と宣言。生活の変化にともなって時間の使い方を見直し、ご自身の体力も考慮して、新しいルールをつくったのです。「やるべきことを済ませたら、休息の時間を楽しみます。時間を確保するために、母のように気持ちを家族に伝えることも大事ですね」
 日々のルーティンやルールをつくり、無理のない自分のスタイルを見つけていく。それが暮らしを整え、心を落ち着かせ、人生を自分らしく楽しんでいくことにつながるのではないでしょうか。

  • 和箪笥にしまっているのはグラス類。知人に仕切りをつくってもらって、しまいやすいようカスタマイズ。

  • 可憐な花柄のカップ&ソーサーは少しずつ集めたイギリスのアンティーク。「知人にカップの金継ぎを頼んだら、図柄に合わせてヒビを枝のようにアレンジしてくれました」

  • ファッションは流行に左右されないシンプルなスタイルが基本。スカーフやブローチで変化をつけておしゃれを楽しんでいます。

  • 年月を経て味わいを増した家具に囲まれて。左の和箪笥はお母さまから受け継いだもの。クロス類を収納しています。

年月を経て味わいを増した家具に囲まれて。左の和箪笥はお母さまから受け継いだもの。クロス類を収納しています。

かどくら・たにあ/日本人の父とドイツ人の母のもと神戸で生まれ、父の転勤に伴い日本、ドイツ、アメリカで育つ。結婚後、夫の留学のために滞在したロンドンの「ル・コルドン・ブルー」で料理を学ぶ。帰国後、料理家として活躍する他、雑誌や著書を通じて、ドイツの生活文化を発信している。著書に「ドイツ式 暮らしがシンプルになる習慣」「タニアのドイツ式部屋づくり」(ともにソフトバンククリエイティブ)など。
www.tania.jp

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