リフォームとリノベーションは住宅に手を加える点ではどちらも同じですが、その目的の部分で次のような違いがあります。
【リフォーム】
「住まいの改修」として最もよく使われる「リフォーム」は古くなった設備や内装を新しくしたり、間取りを変えたりすることを指し、「住まいの改修」全般を表す言葉として最も使われています。
古くなったキッチンを新しいものに変えることや、汚れた壁紙を張り替えるなどの小規模な工事は「リフォーム」に分類されます。
老朽化したものを新築の状態に戻すという意味合いで使われることが多いようです。
【リノベーション】
「リフォーム」と比べて大規模な建物の改修のことで、既存の建物に大規模な改修工事を行い、用途や機能を変更して性能を向上させ、付加価値を与えます。
古い建物の良さを活かしながら、給排水・電気・ガスの配管なども全面的に新しくし、新築時以上に性能を向上させたり、住まい手の好みのデザインや間取りに変えたりすることにより、中古住宅に「新たな付加価値」を生み出す手法としてよく使われます。
★reformという言葉は和製英語であり、英語圏での「住まいの改修」には、renovationまたはremodelが使われます。