



※イラストではパワテックパネルを構成する構造用面材は描いておりません。
「パワテック」の大型パネル構造は、外壁、床、屋根などのパネルを強靭なボルトとジョイント金具で一体化させた強固なブロック体。構造体全体で荷重を受け止める、いわゆる「モノコック構造」です。地震の揺れなどの外力を面全体で受け止め、建物全体にバランスよく分散し、優れた耐震性を発揮します。また、その強さが大きな室内空間を可能にします。

構造材を面接合により一体化した、非常に頑強な構造のこと。地震や台風などの急激に集中する外力を建物全体に分散して受け止めることで、構造材そのものの強さを最大限に発揮することができます。新幹線やスペースシャトルなど、強固な耐力を要求される構造物に用いられています。

大型パネル構造のパワテックパネルは、構造用面材を鋼製フレームにビス止めしているため、ゆるみが少なく安定しているのが特長。
震度5弱程度の地震力を受けた時の建物の高さに対するパワテックパネルの変形量は1/400程度で、建築基準法(施行令)で定められた変形量1/200の基準より、はるかに小さくなっています。このパワテックパネルをバランスよく配置することにより、建物全体の耐震性能を高いレベルで確保し、ご家族のニーズに応えるさまざまなプランニングが可能になります。
複数のパネルを組み合わせてブロック体を形成する大型パネル構造では、接合部の強度が建物の耐震性能を大きく左右します。そのため、主要構造のパネル接合部に優れた強度のM12ボルト・M16ボルトと鋼材ジョイント金具を採用。建物と基礎の接合には、先端部にプレートを取り付けて引き抜き強度を高めたM16のI型アンカーボルトを使用しました。しかも荷重のかかりやすいコーナー部分には、強固な金具を介して2本のアンカーを配したダブルアンカー方式を導入。地震時のコンクリート割れ防止に効果を発揮します。

大型パネル構造はまず頑強な基礎をつくり、サッシや換気口まで組み込まれた外壁パネルやバルコニーなど、あらかじめ工場で生産されてパッケージ化された大型部材を建築現場に搬入。あとは熟練の専門工事技術者がクレーンなどを使って正確・迅速に組み立てていきます。工事期間を短くすることはコストダウンにつながるだけでなく、プランや敷地条件によっては1日でシェルター工事を終えることができるため、降雨等による建物内部への影響もほとんどありません。さらに建て替え時の仮住まい期間を短くできるなど、快速施工ならではのうれしいメリットがいっぱいです。
※住宅の規模・形状や敷地の条件、当日の天候等、シェルター工事が1日で完了しない場合もあります。

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