
骨董品を生かしたおもてなしの間。
奥さま憧れの着物ルームも実現。
RC・鉄骨 奈良県 Yさま邸
数年間空き部屋になっていた2階を活用したいとお考えだったYさま。「遊び心を大切にした空間にしたい」とご主人。奥さまは、着物やひな人形を整理できる場所や、くつろげる畳スペースをご希望でした。バルコニーの防水工事をきっかけに話が進み、ご夫妻の夢をかなえるリフォームがスタートしました。
ご主人自らが銘木の選定にこだわられ、逸品ものの蔵戸を建具やテーブルに活用して誕生したのは、東北の囲炉裏端をイメージしたおもてなしの場。ご主人が長年かけて収集された骨董品も美しく飾られています。アール形状の塗り壁に囲まれた畳コーナーは、囲炉裏を設けたくつろぎスペースです。また、桐の造り付け収納をしつらえた贅沢な着物ルームも実現。ご夫妻のこだわりがすみずみまで生かされた、まさに極上の空間となりました。
リフォームポイント
- 骨董品や蔵戸を生かしたおもてなし空間を実現
- 囲炉裏端のような大勢のお客さまが気軽に集える場に
- アール状の塗り壁や光の当たり具合で趣の変わる琉球畳
- 造り付け収納を設置した着物ルーム
お施主様の声
重量鉄骨造の建物をリフォームできる会社があまりなかったこと、提案の内容や営業の方の人柄がよかったことでパナソニック リフォームさんに依頼しました。これまでは収集した骨董も、しまい込んでしまうものが多かったのですが、気に入った調度品を眺め、実際に使うという楽しみが増えました。お客さまにもくつろいでもらって、宴会の場として活用するなど家に大勢が集まる機会も増えました。

畳コーナーとひと続きになる大空間。床は天然木を採用し、壁は漆喰の塗り壁に。畳コーナーの框は一枚板の栃(とち)を時代家具職人が仕上げた、本物の風格が漂う空間です。

よしずをイメージした窓からは、光の差し込み方が時間によって変わり美しい演出に。バルコニーの向こうには眺望が広がり心地よさを高めています。

骨董品や蔵戸を活用したテーブルが映える空間に。

塗り壁で囲った畳コーナー。LEDの間接照明を多用して雰囲気よく演出。

囲炉裏と床の間を設けた、くつろぎの畳コーナー。光に当たると表情を変える琉球畳、囲炉裏や床の間が美しい空間を作り上げています。

アール形状の廊下は、奥さまのお好きなモクレンのクロスをアクセントに。巾木は一枚の杉板を曲げて加工したもの。建具は逸品ものの蔵戸を活用されています。右はおもてなし空間に、左は着物ルームに続きます。

オリジナルの収納を造り付けた着物ルーム。

多くの着物をお持ちの奥さまのご要望で、専門の職人に依頼して桐のたんすを造り付けられました。着物を畳むのに便利な寸法や機能を内部に組み込むなど工夫が盛り込まれています。

収納のサイズや着物を収める盆の大きさなど、着付を専門とされている奥さまの妹さまが細やかに指定。収納は造り付けですが、一つひとつ分解して使えるようにもなっています。

アール形状の廊下の奥には、お客さま用の洗面コーナーを配置。左手はひな人形を整理できるたっぷりとした収納スペースに。

タイルづかいがモダンな印象のトイレ。カウンターのボウルや照明など、細部にまでこだわられています。

1階へと続く階段の踊り場に、煤竹をアクセントにした月見窓を設けました。朱色の壁面とレトロな照明も調和しています。
担当者の声
Yさまは知識も豊富で思い入れも強くお持ちでしたので、長年社内外で培って来たメンバーでチームを組み、本気とやる気で取り組みました。ご主人は墨出し(寸法の測定)の段階から立ち会っていただき、蔵戸などと色調を合わせるため現場で仕上げも試行しながら、何度も打合せを重ね相互に誤解がないように努めました。お客さま、設計、建設の最高の巡り合わせがあって実現できたと思います。
リフォームプラン


Before

物件情報
- 都道府県
- 奈良県
- 築年数
- 36年
- 家族構成
- お母さま・ご主人・奥さま・お子さま二人
- 建物型式
- RC・鉄骨
リフォーム概要
- 工事面積
- 93.81m2(28.38坪)
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