柱ひとつひとつに思い出が詰まった家
魅力的な表情を生かしつつ、先進技術が調和する住まい
古民家 奈良県 Nさま邸
築50年を経た本格的な日本建築のNさま邸。ご両親がお住まいだった母屋をNさまご夫妻が引き継がれることに。「耐震性が気になっていたし、古くて使い勝手も悪いので」と建て替えも検討されましたが、「思い出の詰まった、歴史あるこの家を残したい」との想いからリフォームを決心されました。
めざされたのは、伝統の魅力的な表情と先進技術が調和する安心・快適な住まい。間取りは、4つの和室のうち2室をなくすなど全体を見直し。仏壇を置いた本格的な座敷と畳コーナーをひと続きに。団らんの場であるLDKは23畳以上の広さ。ナチュラルなインテリアのなかで、太い柱や梁が存在感を示しています。お仕事で来客の多いご主人の書斎兼応接室も一新。最もこだわられた玄関は、ご主人自ら銘木店で選ばれた落とし掛けなどで趣ある空間に。「古い柱や梁と新しい部分とがうまくマッチして、とても居心地のいい家になりました」とご夫妻は満足そうに話されています。
リフォームポイント
- 家中の柱や梁を巧みに生かしたインテリア
- 書道家の奥さまが書や茶器を飾れるスペースを
- 居心地のよさにこだわった眠りの空間
- 傾きを補正し、耐震補強で地震に強い構造に
お施主様の声
こだわりがあっていろんな要望を出しましたが、スタッフの皆さんがよく応えてくださり、思っていたとおりの家になりました。それぞれ居場所があって、家でゆっくりしたいと思う時間が増え、帰ってきた時、玄関を入ると「リフォームしてよかった」とつくづく思います。
玄関ホールから畳コーナー、そして奥の和室へとつながる格調高い空間。
古い梁が織りなす美しくのびやかな玄関ホールの吹き抜け。ご主人が特にこだわられた、趣ある空間です。
玉砂利を敷いたミニ石庭が、和の空間を演出。和室横の廊下へと続く開口部はあえて向こう側が見えないよう、にじり口のような設えに。
本格的な床の間と仏壇が設置された和室。襖の見事な「書」はお嬢さまの作品。奥さまは書道家で、書道教室も開かれています。
既存の柱や梁が活かされ、ダウンライトが落ち着いた雰囲気をアップさせるLDK。スリムな窓を3つ設けてスタイリッシュな印象に
会話しながらお料理できるキッチン。来客時も気にならないよう、手元が隠れる設計に。カウンターは朝食などに重宝します。
好みのアクセントクロスを用いた落ち着きのトイレ
白を基調に収納スペースも確保したすっきりとした寝室。間接照明とブラケットのあかりがやすらぎ感を演出します。
来客と談笑したり、一人でゆったり過ごしたり。書斎兼応接室は、お忙しいご主人のプライベートスペースです。立派な梁がアクセントに。
日本建築ならではの美しい佇まいの外観。外壁は一部塗装やサイディングでリフレッシュ。
担当者の声
ご主人は理想のイメージをはっきり持たれていたので、その実現のためにふさわしい構造や素材を一番に考えました。趣のある住まいが完成し、古民家リフォームを考える方の参考になるお宅だと思います。
平田もと子(設計)、北川成章(営業)
リフォームプラン
Before
物件情報
- 都道府県
- 奈良県
- 築年数
- 約50年
- 家族構成
- ご主人・奥さま
- 構造
- 木造
リフォーム概要
- 工事面積
- 127.86m²(38.68坪)
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