きめ細かなバリアフリーで車椅子でも快適に。
笑顔あふれる住まいになりました。
マンション 東京都 Iさま邸
事故で入院され介護が必要になったご子息。Iさまご夫妻は、車椅子でも快適に暮らせる住まいを実現するため好立地の中古マンションを購入。退院の時機を見越してリノベーションを計画されました。当社は、従来の間取りに捉われない改修プランをご提案。「ここまでできるのか」と感激されご依頼いただきました。
ご夫妻がこだわられたのは、住まい全体のバリアフリー化。和室をなくすなど間取りを大幅に見直して、広い団らん空間やゆとりある水まわりスペースを確保。フロアの段差を解消し、バスルームや洗面室、トイレには車椅子対応の福祉機器を採用。ゆったりと設けられたご子息の部屋は、パーティションを開けるとLDKから見守ることができます。広くなったLDKはナチュラルなインテリアで、リラックスできる雰囲気に。介護のしやすさと楽しい暮らしが両立できる住まいになりました。「私たちの想いに寄り添って進めてくださり、とても満足」とご夫妻は笑顔で話されています。
光あふれる空間となったIさま邸のリフォームは、平成30年度「第35回住まいのリフォームコンクール」でも高く評価され優秀賞を受賞。病院関係者のアドバイスを設計に反映し、ご両親から息子さまへの愛情があふれる空間になりました。
※公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター主催。優秀な住宅リフォーム事例の表彰を通じて住宅リフォームの推進と水準向上を図っています。
リフォームポイント
- 車椅子でも快適に暮らせるバリアフリー設計
- 子ども室は明るく広く見守りやすい設計に
- ナチュラルなインテリアの心地いいLDK
- 浴室など水まわりは車椅子でも使いやすく
- 廊下を利用してトイレスペースの拡張を実現
お施主様の声
最初の提案プランが私たちの想像を超えるものでした。介護の生活をイメージしながら使いやすいように配慮してくださり、難しい依頼をしても、「構造上できません」と切り捨てることはありませんでした。素晴らしいと思いましたね。
ご子息の部屋はゆったり広めにして、上吊り引き戸を採用。開け閉めの負担が少ないうえ、床にレールが不要でフラットな状態をキープできます。
車椅子での移動に配慮したキッチン。「便利で機能的で収納もたっぷり。家事のストレスも減りました」と奥さま。
フロアや家具、建具、収納まで、やさしい木質感を生かしたナチュラルで心やすらぐインテリア。LEDダウンライトや間接照明でくつろげる雰囲気を演出します。
お子さまの暮らしやすさと介護のしやすさを考慮し、息子さんのお部屋と扉で繋がっているご両親の寝室。
車椅子での出入りや介護のしやすさを重視して、洗面脱衣室はスペースを大幅に拡大。使い勝手や動線もきめ細かく考慮しました。
国際福祉機器展で選んだ介護機械で入浴もラクになりました。パナソニックの先進シャワーも採用。体にまんべんなくお湯を当てられます。
構造上広げられなかったトイレは、廊下に引き戸を設けてスペースを確保。「廊下を利用するアイディアに感心しました」とご主人。
玄関ホールは段差をなくしてスロープに。外出用の車椅子の収納も設けられました。
担当者の声
国際福祉機器展や家具メーカーをごいっしょに訪問し、福祉機器や家具の選定など二人三脚で取り組みました。できるだけ介護の負担を減らせるよう設計を進め、完成後はとても喜んでいただけ本当によかったと思います。
村田絵理(営業)、須田千穂瀬(設計)、倉田裕剛(建設)
リフォームプラン
Before
物件情報
- 都道府県
- 東京都
- 築年数
- 17年
- 家族構成
- ご主人・奥さま・ご長男
- 構造
- マンション
リフォーム概要
- 工事面積
- 99.24㎡(30.02坪)
- リフォーム費用
- 約2,280万円
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