生活空間を1カ所にまとめた、オープンで快適なLDK
築150年の古民家にお住まいのFさまご夫妻。「台所の床がぶよぶよしてきて、使い勝手も悪くなり、そろそろ最後の改修を」と、リフォームを決意されました。
水まわり、書斎、寝室など、すべてが離れた場所にあり不便だったお住まいを見直して、居住空間を1カ所に集中。古い梁や柱はできるだけ残して、生活しやすい間取りに一新されました。対面式キッチン、薪ストーブのある開放的なリビング、その一角の書斎と畳コーナー、快適な水まわりなど、ご夫妻のご要望がすべて実現しました。「古民家のよさを生かした現代風アレンジ。私達のアイディアを超えた住まいです」とご主人。奥さまも「片付けも家事もとてもラク。細かい部分にも住みやすさを感じています」とご満足されています。
- キッチンの床が老朽化していた。
- 部屋が離れていて動線が長く、暖房も無駄になっていた。
- 古い梁や柱など、古民家ならではの味わいがある空間。
築150年となる古民家は、長年の湿気によりキッチンの床が老朽化していました。まずは床下の湿気対策をしっかりと実施。また、1日の拠点となるスペースを一体化し、ワンルームにすることで快適性がアップしました。古い梁や柱、建具はできるだけ残すように配慮。古民家のよさが引き立つ内装や、奥さまがこだわられた薪ストーブ周辺のアンティークレンガなど、センスのいいインテリアも実現されました。
古民家の味わいを残しながら補修した外観
生活空間が集約され、快適になったLDK
リビングの主役となる、環境に配慮した薪ストーブ
過去にも改修されていましたが、床下の換気がうまくいっておらず、傷みが気になる状態でした。まずは、床下の湿気対策をしっかり行うことを重視。土間にコンクリートを流し込み、その上に防水シートを張りました。あらかじめ準備していた設計図にプラスして、現場で「この柱は使えそう」「天井高はどれくらい上げましょうか」など、会話をしながらプランを完成させていったことで、ご満足いただけるお住まいとなったのではないでしょうか。
当初4社に相談しましたが、何度も検討するうちに「人柄と誠実さが決め手」という気持ちになり、パナソニック リフォームさんに依頼。私達の仕事の関係で、朝8時には打ち合わせに来てくださったり、工事途中で窓の数や収納位置の変更にも対応してくださいました。要望に合わせた提案もセンスがよくて、フローリングや建具、壁の色合いまで提案してもらい、結果すべて正解でした。
吹抜けが広がる、ワンルーム感覚のLDK
オープンな対面式キッチン、吹抜けのリビング・ダイニング、畳スペースや書斎がひとつの空間に。吹抜けも開放感を高めています。将来のくらしを考えて、バリアフリーにも配慮されました。
ご家族の団らん空間となる畳スペース
リビングの一角に設けた、多目的に使える畳スペース。「子ども達や孫にも大好評。遊びにくる回数が増えました」とご夫妻。
リビングの一角に設けた仕事場
NPOのお仕事をしているご夫妻。これまで母屋にあった仕事場をリビングに移設し、効率よく作業できるようになりました。「リビングだけを暖房していればいいので経済的ですね」。
会話を楽しめる対面式キッチン
対面式に変更したキッチン。収納力をアップし、IHクッキングヒーターを採用。「みんなと会話したり、テレビを見ながら作業できるのはいいものですね」と奥さま。
動線に配慮し、一新したバスルーム
水まわりは位置を移動させて設備も一新。開口部は3枚引戸を採用して広く確保し、洗面室との段差も解消されました。
スクリーンで仕切る洗面室の収納
洗面室に合う収納がなかったため、スペースをフル活用できる棚を造り付け。目隠しになるロールスクリーンを設置しました。
掃除の手間が省ける先進のトイレ
お住まいの一番端にあったトイレを大移動。お手入れの手間が省ける機種を採用し、収納も確保。「仕事でお掃除に手がまわらないときもきれいな状態を保てます」と奥さま。
斜めの框で現代風にアレンジした玄関ホール |