築16年のマンションにお住まいのUさまは、大量の結露にお悩みだったことからリフォームを決意。「どうせリフォームをするなら、思い切って間取りも変えたい」と全面リフォームされました。
大きく変わったのは、リビングを中心とした団らん空間です。以前は独立型キッチンだったのを、リビングと一体になったキッチンに一新。家事動線がスムーズになった上、ご家族との会話を楽しみながら料理ができるようになりました。「これまでの暗く寂しいキッチンとは全然違います」と奥さま。リビングとひと続きになる和室を設けたことで、開放感がさらにアップ。ナチュラルな雰囲気の床材や家具などでトータルコーディネートした、明るく居心地のいい空間となりました。また、廊下やキッチンの収納は、しまう物の量や配置を想定して綿密にプランニング。断熱性も向上し、機能的で快適な住空間となりました。「とことんこだわって快適な空間に仕上がりました」とご家族皆さまがお喜びです。
- 窓がびっしょりと濡れるほど結露がひどかった。
- 独立型キッチンが使いづらく、料理中も孤独だった。
- 廊下が暗く、2室の部屋が分離していた。
最上階の西向きのお部屋のため結露がひどかったUさま邸。結露を解消するために窓は二重サッシに変更し、壁には断熱材と防湿シートを採用しました。また、スケルトンリフォームで間取りも一新。料理中に孤立していた独立型キッチンを、リビングと一体になった家族とコミュニケーションのとれるキッチンに変更しました。機能的な収納にもこだわられ、しまう物を想定した廊下収納やキッチンのカップボード、和室の押し入れやクローゼットなどで、すっきりと美しい空間に。ご主人のご希望だった、ミストサウナのある快適なバスルームも実現されました。
カウンター越しのキッチンとLD、和室が一体化する団らん空間
収納する物を想定して設計した廊下収納
ご主人こだわりのバスルーム
Uさまは住まいに相当なこだわりをお持ちでしたので、私達もとことん膝を詰めて打ち合わせをさせていただきました。お持ちの物の量や配置を綿密にお聞きして計画したので、物がすっきりと収まる美しい空間を実現できました。リフォームでは、実際のくらしと物の量を想定することがすごく大事だと改めて実感しました。(北面)
最初のご要望は結露の解決と断熱性の向上でしたが、収納の位置が結露の原因になっていたことや、廊下の暗さ、独立型キッチンの使いにくさを考慮し、思い切った間取り変更をご提案しました。特にキッチンの配置については、お料理中もコミュニケーションの取れるような形でご提案しました。(小谷)
築10年を過ぎた頃から結露がひどいことが気になり、リフォームを検討し始めました。知人だった設計の小谷さんに相談したところ、思い切って間取りを変える提案をしていただき、これならやってみたいという思いになりました。配管を動かせなかったので対面式のカウンターキッチンは諦めましたが、リビングと一体になる明るいキッチンは希望通りで、非常に満足のいくリフォームになりました。
明るくナチュラルな雰囲気のLDK
色合いや素材感など、トータルコーディネートにこだわったLDK。天井に組み込んだ間接照明が雰囲気よく演出しています。
リビングと和室がひと続きになった大空間
和室の扉を開放すると、LDKと一体化して開放感いっぱいの空間に。大きな窓からは眺望が楽しめます。LDに床暖房を採用した他、二重サッシや断熱材を取り入れたことで快適性がアップしました。
リビングと一体化する機能的なキッチン
カウンター越しにリビングとつながるキッチン。家事動線もスムーズになりました。コンロが3連になったIHクッキングヒーターは、ご家族皆さんでの調理に大活躍です。
すっきりと収納できるカップボード
キッチンの背面に、機能性とデザイン性を兼ね備えた大容量のカップボードを採用。使いやすさに満足されています。
リビングとひと続きになる和室
ご夫妻の寝室となる和室。クローゼットと押し入れを造り付け、お手持ちの家具もすっきりと配置。引き戸を開放すると、リビングの続き間として使えます。
2室確保した子ども室
廊下に面していた子ども室は、LDKから出入りする間取りに変更。2室それぞれに収納をしっかりと確保しました。
シンプルな洗面室
すっきりとした洗面室。リビングから直接出入りできるようになり、家事動線がスムーズに。
お手入れがラクなトイレ
トイレは内装と設備を変更。「コンパクトでお手入れがラクなのがいいですね」と奥さま。
イメージを一新した玄関ホール
LDKの内装と統一し、収納をしっかりと設けた玄関ホール。正面に設けたニッチが、お客さまを印象よくお迎えします。