住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
お家の収納スペースを有効活用して、
衣類&おもちゃスッキリ♪
中村佳子先生直伝!賢くしまって、暮らしをもっと快適に
暮らしのスタイル
家族で暮らしていると、どうしても物が増えて収納が煩雑になってしまうもの。
特に衣類や子どものおもちゃは捨てるタイミングが難しく、どんどん溜まりがち。
「収納が足りなくなってきた…」「ものが増えすぎて出し入れがしにくい」
「着ようと思った洋服のありかが分からない」なんて、お困りではありませんか?
そこで今回は、「家族が使いやすく、心地いい収納」を提案する収納のプロフェッショナル
「ライフオーガナイザー」の中村佳子先生に、ご自宅をお手本に、衣類と子ども部屋がスッキリ片付き、
気持ちよく暮らせる収納術を教えていただきました!
クローゼット収納の一番のポイントは、見やすさと出し入れのしやすさ。
空間を上手に分けて、その場所に入れるアイテムを決めておくと、選びやすく、出し入れもスムーズです。
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クローゼットは上下に分けて活用を
一戸建てによくある縦長のクローゼットは、まずブランコ型ハンガーをポールに付け、上下に分けるのがオススメ。上にジャケットやシャツなどのトップス、下にパンツやスカートなどのボトム類などを掛け、2段使いすると多く収納でき、探しやすさもアップ!この際、あえてブランコのない場所も残し、ワンピースなど丈長の衣類をかけるスペースも作っておきましょう。
※ ブランコ型ハンガーは市販されていますが、なければ手作りしてもOKです。 -
クローゼットの一番奥は、
普段使わない衣類置き場に空きスペースができやすいクローゼットの一番奥は、喪服や礼服など、普段使わない衣類の収納に最適。つっぱり棒をつけ、背面に平行になるよう収納しておくと邪魔になりません。喪服ならふくさ、香典袋を入れた黒いバッグも一緒にひっかけておくなど、使用する小物もまとめておくと使う際にスムーズです。
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たたんでOKの衣類は、
1種類1段ずつタンスにinシワになりにくい衣類は、たたんでタンスやカゴにまとめましょう。この際、パンツならパンツ、上着なら上着と、「1段に1アイテム」にしておくのがコツ。またスペースに余裕があれば、1段を仕切って、オンシーズンやよく使うものを広いスペースに、オフシーズンやあまり使わないものを狭いスペースに入れておくと、使い勝手が良好に。また、衣替えもラクラクです。
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「一度着たもの入れ」を作ろう
洋服ダンスやカゴを使う際、できれば一番上に、「一度着たけどまだお洗濯は大丈夫」というものを入れる場所を作っておきましょう。その場所があれば、何回着たか分からなくなり無駄な洗濯をする…ということをせずに済み、期間を置かずにもう一度着て洗えます。
ウォークインクローゼットの最も効率的な使い方は、広いスペースを生かして、身支度に関するものをすべて集めておくこと。さらに、クローゼットのときと同様、スペースを区切って、2通り、3通りの使い方をするのもオススメです。
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身支度を完結できる場所へ
通常のクローゼットに比べて広さがあるウォークインクローゼットには、衣類のほかに、アクセサリー、バッグ、ストール、ベルトなど、身支度に関わるものをすべてまとめておくのが◎。あちこち動かずウォークインクローゼット内で身支度を完結できます。また、アクセサリーなど小物類は引き出しにまとめるとスッキリ。
子ども部屋収納の最大のコツは、「子どもが自分で片付けたくなる」仕組み作り。
文字が読めない子どもでも視覚的、感覚的に片付けられるアイディアをご紹介します。
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お部屋全体を「ゾーン分け」しよう
例えば、学習机のある場所は「お勉強ゾーン」、ベッドがある場所は「寝るゾーン」、おもちゃがある場所は「遊びゾーン」など、部屋の中をおおまかに「ゾーン分け」しておくと、子どもが「何をどの場所にしまったらいいか」が分かりやすく、なおかつ覚えやすくもなります。
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おもちゃ箱はジャンル別に!
色分けして!おもちゃ箱は「木のおもちゃ」「乗り物」などジャンル別に箱を用意して、そこにポイポイ入れるだけで片付けられるようにしましょう。それぞれ箱がいっぱいになったら取捨選択して、それ以上は増やさない習慣作りを。また、おもちゃ箱の底やフチに色を付けておくと、「緑は木製のおもちゃ」「青は乗り物」など、子どもにも視覚的に分かりやすくなります。「箱の色をおもちゃのジャンルごとに変える」でもOK。
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増え続ける、子どもたちの「作品」と
お道具類にも専用箱を幼稚園や学校、またはお家で子どもたちが作る「作品」は、思い出でもあるので捨てづらく、溜まりがち。全部とっておきたいけれど、スペースには限りがありますよね。そこで、これらにも専用箱を作って、とりあえずポイポイ入れておき、いっぱいになったら取捨選択…がオススメです。折り紙やハサミ、のりなどお道具類も1つの箱にまとめておけば、使い勝手も良好です。
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お子さまが大好きな剣や
魔法のステッキは、
ベッド下の「秘密基地」になぜか男の子が大好きな剣や、女の子が大好きな魔法のステッキなど長い形状のおもちゃ。これらの収納にはベッド下がおすすめ。ゴムバンドや紐をベッド下に留めたり巻き付けたりして、専用の置き場を作りましょう。子どもはそれを、「秘密の置き場」ととらえるようで、ゲーム感覚で楽しく収納してくれますよ。
動作を想像して収納場所を考え
「定位置」を決定
「着替え」「遊ぶ」「料理する」など、1つの動作に対してものをひとところに集め、「ワンアクション」で取り出せる場所で定位置を決めましょう。あちこち動かず、1つの動作が素早く完了できます。
よく使うものには
「ちょい置き」できる場所を
ハサミやユースフルなアウターなど、毎日使うものはお片付けが面倒で出しっぱなしになりがち。いったんおいておける「避難場所」を作りましょう。
見た目を美しくして
モチベーションをUP!
洋服をしまうときにグラデーションで並べるなど、「自分が見てテンションが上がる」収納を心がけると、それをキープするモチベーションにつながります。
「見せる収納」と
「逃げ場収納」ゾーンをつくる
お客さまの目線が行きやすい場所は「見せる収納」としておしゃれ感を心がけ、目線が行かない、見えにくい場所に「逃げ場収納」ゾーンを作りましょう。急な来客時には、そこに散らかっているものをササッと放り込んで。
収納ケース選びは「3S」が基本
収納ボックスやケースを選ぶ際には、「シンプル」「スクエア」「シリーズ」の「3S」が基本です。見た目はモノトーンカラーなど、お部屋を問わず馴染みやすい「シンプル」なものを。そしてデッドスペースができにくく、重ねておきやすい「スクエア」型を。さらにアイテムが増えた時に買い足ししやすい「シリーズ」ものを選びましょう。
季節のイベントグッズは、
1イベント=1箱に
クリスマスやお正月、ハロウィンなど季節のイベントで使うアイテムは、折りたたんだり、小分けにしてなるべく小さく収納できるものを選ぶのがコツ。収納する際は、1つのイベントに使うアイテムを1つの箱にまとめると、その箱をサッと出すだけで準備が始められます。1つのイベントにそんなに数多くアイテムがないときは、箱の中をファイルボックスで仕切って、1イベント=1ファイルボックスにまとめましょう。
中村 佳子 先生
Drawer Style 代表
/ 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会
認定講師
住宅メーカーを出産を機に退職し、子育ての中で《片付け迷子》を克服。
克服する道中、【きれいに整え、収納する】ことと【家族が使いやすく・心地いい収納】は必ずしもイコールではないというライフオーガナイズの考えに共感し、2011年ライフオーガナイザーに。
2012年、雑誌【ESSE】収納&インテリア大賞グランプリ受賞をきっかけに、片付け・収納作業、セミナーを開始、好評を博している。
いかがでしたか?
この機会に、ご家族の人数や
ライフスタイルに合わせて
アレンジして、
ぜひ日々の生活に
取り入れてみてくださいね!