住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
この時期つらい花粉症。
正しい対策で毎日をもっと快適に。
お家でできる花粉症対策
暮らしのスタイル
花々が咲き、気温も暖かく、心がウキウキする春。
のはずが…鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどに悩まされていませんか?
今や日本人の10人に1人がかかっていると言われる花粉症。
特に2〜5月頃に花粉が飛散するスギは、その飛散情報が天気予報で発表されるほど、多くの人が悩まされています。
そこで今回は、日本医科大学耳鼻咽喉科の主任教授であり、
“花粉症のスーパードクター”と言われている大久保 公裕先生に、
お家での花粉症対策法について教えていただきました。
まずは“花粉を持ち込まない”が
大原則
家での花粉症対策の第一歩は、いかに花粉を持ち込まないかにあります。花粉が飛散する時期の外出は、表面に花粉が付着しやすい毛織物などのコートの使用は避け、できるだけツルツル、サラサラとした素材の衣類を選びましょう。また自宅に入る際は、頭や衣服をよく掃ってから、洗顔、うがいをして、鼻もかんでおきましょう。
空気清浄機は玄関やリビングに
人が家で一番に入って来る場所、玄関に空気清浄機を置いておくのも有効です。家族がよく歩き回るリビングや子ども部屋なども、床に落ちた花粉が舞い上がりやすいので、置いておくといいでしょう。反対に寝室などは、あまり人が動きませんので空気清浄機を置く必要はありません。寝室には、喉や鼻をいたわる加湿器を置いておきましょう。
ペットの毛に
付着してしまうことも
実は、ペットの毛の中に花粉が入って家に持ち込まれてしまうことも多いそう。花粉症がひどい方のいるご家庭では、ワンちゃんや猫ちゃんはこの時期なるべく外に出さないようにするのがいいかもしれません。お散歩がどうしても必要な場合は、家に入る前に洗ってあげるか、よくブラッシングしてあげましょう。
窓を開けるのは、深夜や早朝に
花粉が飛散するのは、おもに太陽が昇っている日中です。ですから空気の入れ替えや、洗濯物・布団を干すなどの作業は、深夜か早朝に行うのがベターです。花粉の時期は浴室の暖房・乾燥システムなどを利用するのもひとつの手段です。
掃除は“四すみ”“端”を重点的に
お家でホコリがたまりやすい場所はどこでしょうか?部屋の中央より、テレビの裏や部屋のすみ、端ですよね。その原因は空気の流れで、ホコリが集められているのです。そしてそれは、花粉も同じ。ですからお掃除はなるべく四すみや端を意識して、目に見えない花粉をホコリと一緒に取り去ってしまいましょう。「忙しくて毎日お掃除するのは大変」という方は、平日は四すみや端だけに掃除機をかけて、週末にゆっくり全体をお掃除する、という方法もおすすめです。
また、棚などに少しでも段差があると、そこにホコリがたまり、花粉も同じように溜まってしまいますので、家の中に、なるべく段差や凹凸が出ないよう収納を見直されるのも対策のひとつです。
自己ケアは“やりすぎ”に注意を
花粉症の時期になると、「1日にティッシュを1箱つかって鼻をかむ」などの話を聞きますが、鼻のかみすぎは内部にキズをつけてしまい、さらに症状を悪化させる危険があります。鼻をかむ回数はできるだけ少なく、かむときは“ゆっくりやさしく”を心がけて。チーンと音がするほどかんだり、かんだ後に鼻が赤くなるのは“やりすぎ”のサインです。また目もかゆいからと、1日5回以上洗うのはNG。1日2~3回、水道水ではなく、市販のアイケア液などを使用して洗うのがいいでしょう。
花粉の飛散前に、
医療機関を受診するのが理想
様々な花粉症対策をお伝えしましたが、毎年花粉症がひどい方は、花粉の飛散が始まる前に、まず近隣の医療機関を受診されるのが最も有効な対策です。今は舌下に薬を置いて花粉に身体をならす新しい療法や、よく効いて眠くなりにくい薬も出て来ています。ぜひご相談されてみてはいかがでしょうか。
▼ 鼻の中と眼に入る花粉数-実験的なマスク、メガネの効果
マスクの装着は基本中の基本
外出時にメガネやマスクをされることで、体内に入る花粉量が大きく変わりますので、毎日の習慣にされることをおすすめします。
いかがでしたか?
すぐにでも実践できる
カンタンな対策もあるので、
花粉で辛いこの時期、
ぜひ毎日の暮らしに
取り入れてみてくださいね。
パナソニック ホームズでは“自然の力を生かして、家全体の空気環境をコントロールする”オリジナル技術「ピュアテック」を採用しています。
「ピュアテック」とは、四季ある日本で快適に家の中で暮らすため、高気密・高断熱設計を基本に、地熱や調湿建材など自然の力を生かして、健やかで快適な暮らしと省エネを実現するコントロール技術のこと。
その中でも空気の質にはとことんこだわっており、空気中の0.3
μmの微粒子までしっかり除去できる「HEPAフィルター」で浄化しているので、スギ花粉、ヒノキ花粉も99.97%(※1)まで除去してお家の空気を正常に保ちます。
PM0.5やPM2.5対策にも有効なので、花粉の季節以外でもキレイな空気で住まい全体を満たしてくれます。
- ※1 HEPAフィルターの性能値。工場出荷時の初期性能になります。換気システム全体の数値を示すものではありません。また、0.3µm未満の微小粒子状物質については除去の確認ができておりません。
- ※ スギ花粉の大きさは20~40μm、ヒノキ花粉の大きさは30~40μm (µm:マイクロメートル 1µm= 0.001mm)
- ※ PM0.5とは0.5µm以下、PM2.5とは2.5µm以下の微小粒子状物質の総称のことです。
- ※ パナソニック ホームズのエコナビ搭載換気システムは、健康な暮らしのための室内空気質向上を目的としていますが、健康状態の改善や維持を保証するものではありません。
- ※ 物件により仕様が異なることがあります。
春の陽気がキモチのいい季節。
パナソニック ホームズの
“きれいな空気”を体感しに、
ぜひご家族みなさまで
モデルハウスへ
足を運んでみてください。
大久保 公裕おおくぼ きみひろ
1984年日本医科大学卒
1988年同大学院耳鼻咽喉科卒
1989年~1991年アメリカ国立衛生研究所(NIH)留学
現在は、日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部感覚器科学分野で教鞭をとるかたわら、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会理事、日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科学会代議員などを務めている。