住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
ちょっとの工夫で大きな差? じめじめを快適に変えるパナソニック ホームズのアイディア
パナソニック ホームズを知る テクノロジー
雨の日が多くなる梅雨の時期は、
毎日気持ちよく過ごしたくても、湿気が原因で不快感が増してしまうことも。
そこで今回は、見えないものから便利なものまで、
四季のある日本で一年中快適に過ごせるように工夫した、
パナソニック ホームズの住まいならではのアイディアをいくつかご紹介します。
過ごしにくい季節を過ごしやすくする多彩な工夫で暮らしを快適に!
「珪藻土」ってなに?
調湿性能に優れた“呼吸する自然素材”
皆さんは珪藻土というものをご存知ですか。珪藻土は、海中の植物性プランクトン(珪藻類)が何百万年もの歳月をかけて堆積・化石化した鉱物の一種。非常に小さな孔が無数に空いているため比表面積が大きく、高湿度状態では吸湿、乾燥時には放湿して、優れた調湿性能を発揮します。
乾燥剤や除湿剤のように一度湿気を吸うと化学変化を起こすのとは異なり、気体の状態で細孔内に水分を保持するので、何度でも吸放湿を繰り返し、調湿効果は長続きします。
あっという間に湿気(水分)を吸湿!
※ この動画は「稚内珪藻土」に水を吹きかけ、実際に吸湿する様子を撮影したものを掲載しています。
また、珪藻土には耐火性能もあるため、昔から焼いて固めて、七輪や耐火レンガなどに活用されてきたほか、建材としても湿式塗り壁(土壁)などに古くから活用されてきました。主な産地は、北海道稚内、秋田、石川、岡山、大分などがあります。
湿度変動を抑える
湿度を適正に保ち、じめじめを快適に
一般的に、人が快適に過ごせる湿度の範囲は40~70%、湿度が70%以上ではカビやダニが発生しやすく、30%以下に乾燥するとウイルスが体内で活性化しやすいと言われています。一年中快適に暮らすには、湿度変動を抑制する、つまり湿度を上手にコントロールすることが大切になるのです。
パナソニック ホームズでは、比表面積・細孔容積が特に大きく、吸放湿性能が一般の珪藻土の約3倍、木炭の約8倍にも達する北海道稚内産の珪藻土に注目。調湿建材の原料として採用し、稚内珪藻土配合の石膏ボードを商品化。業界で初めて※1使用して以来、年間を通じて湿度を適正範囲に近づけるように働き※2、じめじめ感や乾燥をやわらげる住まいをお届けしています。
● 効果を持続するためには、湿気を吸い続ける状態や放出し続ける状態にならないよう、こまめな換気をおすすめします。
※1 工業化住宅業界において、初めて珪藻土配合の石膏ボードを使用。(1999年10月当社調べ)
※2 必ず一定の湿度環境を保つことをお約束するものではありません。
※3 <試験条件>
試験前:25℃相対湿度50%RHに24時間前処理として保つ。
吸湿過程:25℃相対湿度90%RHに24時間保ち、その間の吸湿量を計測。
放湿過程:25℃相対湿度50%RHに24時間保ち、その間の放湿量を計測。
※ 吸放湿性能(wt%=weight%)とは、材料100g当たりの吸放湿量(g)を示します。