住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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2016年4月21日
パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:藤井 康照)は、都市部で販売が好調な多層階住宅『Vieuno(ビューノ)』シリーズとして、都市でくらす女性と家族がときめく3階建住宅『Vieuno3s(ビューノ スリーエス)』を4月21日より新発売します。
あわせて首都圏に次ぐ3階建住宅の市場規模を持つ関西圏での普及拡大を目指し、5月17日に都市型多層階住宅の戦略営業拠点「Vieuno Plaza(ビューノプラザ)大阪」をオープン。商品力と販売力の両軸で3階建住宅のシェアアップを図ります。
パナホームでは2011年9月に発売した重量鉄骨構造の『Vieuno』を、首都圏をはじめとする全国の都市部で“多層階住宅”として積極的に展開。工業化住宅としては最高※1となる7階建まで建築可能な技術力や、東京、神奈川などを中心に展開する戦略営業拠点「Vieuno Plaza」でのコンサル提案力により、賃貸併用住宅などの4階建以上の受注を順調に伸ばしてきました。一方、3階建の市場に目を向けると、4階建以上の市場に比べ、約10倍以上(約34,000棟/年※2)のボリュームであることから、シェアアップを図るため、新商品『Vieuno3s』を投入します。
『Vieuno3s』は専用住宅、併用住宅としていかにお客様にとって魅力ある商品であるかに重点におき、さまざまな市場調査を繰り返し、開発してまいりました。今回、新たに、繰り返し地震に強い制震鉄骨構造を採用したほか、住まいの基本性能としてパナホームが追究し続けている「安心、快適、健康」の最新技術を結集。さらに「女性と家族のときめき」というコンセプトテーマでの3階建ならではのプランを多数ご用意。当社は、3階建でのシェアアップを目指します。
『Vieuno3s』外観イメージ
2013年の消費税増税後、新設住宅着工戸数は約88万戸(2014年度)と冷え込みが続き、少子高齢化などの影響もあり、中・長期的に減少傾向は続くと予測されます。一方、2015年1月の相続税改正を受けて、地価の高い都市部に土地や住宅を所有している方に対して相続税が課税される可能性が以前より高まり、課税対象額の減額を見込んで、賃貸や店舗・事務所併用住宅での資産活用を検討される方が増えています。
また、在来工法(RC構造)の工事費は東日本大震災後の復興工事の増加や、東京オリンピックに向けた工事増加に伴い、上昇傾向にあります。
一方、3階建市場には、大手住宅メーカーのみならず、さまざまな住宅会社や工務店が参入し、木造、鉄骨、コンクリートとあらゆる工法が混在しています。当社は、現状優位性のある4階建以上の分野を今後もあらゆる方面から開拓し、多層階住宅としての商品力強化を図るとともに、3階建市場にも新商品を投入することで、多層階住宅全体のさらなるシェアアップを図ります。特に、東京エリアに次いで大きな3階建市場である大阪エリアの開拓を目的に、全国で10拠点目となる「Vieuno Plaza大阪」を開設します。
3階建住宅『Vieuno3s』の開発にあたり、利便性と情報の多い都市のくらしの中で、買い物をする際の購買決定権の大きさ、自分らしさを生かしたコミュニティ力や影響力など、積極的に毎日を楽しむ女性とその家族に注目しました。実際に3階建住宅にお住まいの女性、計412名(東京・名古屋・大阪在住)を対象に行ったWEB調査※3データからは、2階建に比べ1フロア多いことから、家の中を楽に移動しながら家事ができる生活動線や、きれいにくらすための収納へのニーズなどが浮かび上がってきました。
これらの調査結果を踏まえ、当社の家事をラクに楽しくする家事楽® ※4や、くらしを心地よくするための空間創りによる自己実現など、女性とその家族が自分らしく、いきいきと輝く「ときめき」のあるくらしを実現する住まいを提案します。
1階床面積 | 69.39m2(20.99坪) |
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2階床面積 | 74.32m2(22.48坪) |
3階床面積 | 42.20m2(12.77坪) |
延床面積 | 185.91m2(56.24坪) |
敷地想定 | 132.00m2(39.93坪) |
『Vieuno3s』は、住宅性能表示の構造等級3種類(倒壊、損傷、風)がすべてにおいて最高等級の3-3-2を標準仕様としています。構造等級としては1-1-1が建築基準法の最低限守らなければならない基準であるものの、最高構造等級による住まいづくりを選択しました。
一般的には間取りにより等級が変動するため、間取りを優先し、あえて強さを最高等級としない場合も多く見受けられます。しかし『Vieuno3s』の構造計算では「安心のくらしは建物の構造から」の考え方で、例外なく最高構造等級3-3-2でのご提案となります。
耐震等級(構造躯体の倒壊等防止) 地震に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさ |
等級3 | 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力の[1.5倍]の力に対して倒壊、崩壊しない程度 |
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等級2 | 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力の[1.25倍]の力に対して倒壊、崩壊しない程度 | |
等級1 | 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力の[1.0倍]の力に対して倒壊、崩壊しない程度 | |
耐震等級(構造躯体の損傷防止) 地震に対する構造躯体の損傷(大規模な修復工事を要する程度の著しい損傷)の生じにくさ |
等級3 | 稀に(数十年に一度程度)発生する地震による力の[1.5倍]の力に対して損傷を生じない程度 |
等級2 | 稀に(数十年に一度程度)発生する地震による力の[1.25倍]の力に対して損傷を生じない程度 | |
等級1 | 稀に(数十年に一度程度)発生する地震による力の[1.0倍]の力に対して損傷を生じない程度 | |
耐風等級 風に対する構造躯体の倒壊、崩壊等及び損傷のしにくさ |
等級2 | 極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風力の[1.2倍]の力に対して倒壊、崩壊しない程度、且つ稀に(50年に一度程度)発生する暴風力の[1.2倍]の力に対して損傷を生じない程度 |
等級1 | 極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風力の[1.0倍]の力に対して倒壊、崩壊しない程度、且つ稀に(50年に一度程度)発生する暴風力の[1.0倍]の力に対して損傷を生じない程度 |
高層ビルや大型構造物で使われる座屈拘束の技術を初めて3階建住宅に採用。1階、2階の耐力壁すべて※6を制震デバイスとした制震構造です。構造計算では評価しにくい繰り返し地震に対する「強さ」を、座屈拘束材と低降伏点鋼(6mm厚)の組み合わせによって大きな力を負担、吸収できる耐力壁としています。一般的な耐力壁に比べて枚数が少なくすむためプランニングの自由度が高くなります。
●ATACK FRAME<アタックフレーム>
Anti Tense(引張)+Anti Compress(圧縮)K-Frameの頭文字からなる造語。「引張にも圧縮にも力を発揮するK型フレームという意味を持つ、新開発の耐力フレームです。
縦も横も15cmきざみで調整可能な設計システムとコンパクトな架構システムでありながら、最高構造等級を実現できる優れた制震構造を採用。柱、耐力壁がなく、柱型も出ない室内大空間を実現する事ができます。また工業化住宅では対応が難しいとされる変形敷地にも、平面45°斜めカットシステムにより柔軟に対応します。
3階建住宅は高さ制限等の法規制により、屋根形状への制限が多いケースもあります。『Vieuno3s』は大きく勾配屋根とフラット屋根の2種類から選べます。勾配屋根は多彩な寄棟、切妻デザインに対応。フラット屋根の場合、屋上にすることも可能。また、風を通しながら視線を遮る開閉可能なシェードスクリーンや、ルーバーなど、都市型デザインをつくる新アイテムも開発。光触媒タイル「キラテック」とともに、住まいの美観を末長く維持することができます。
多彩な屋根形状とシェードスクリーン例
『Vieuno3s』は、シックハウス症候群等の原因となる室内からの揮発性有機化合物(VOC)への対策も徹底。住宅の室内空気質を認証する「住宅向けグリーンガード認証」を世界で初めて取得しました。
また、呼吸器をはじめさまざまな疾患を引き起こすPM2.5※8等の微粒子をカットして、きれいな空気を住まいに取り入れる「エコナビ搭載換気システム HEPA+(プラス)」を標準仕様に設定。その効果は慶応義塾大学 井上教授との共同研究により、屋外に比べてPM2.5の室内濃度は5%〜16%に低減できることが実証されています。
保証においては、業界トップクラスの「60年長期保証延長システム」を用意。このシステムでは、建物の、構造耐力上主要な部分においては20年、雨水の浸入を防止する部分においては15年の初期保証に加え、所定の条件に基づき、引渡し後最長60年まで保証延長を行います※9。
建物点検・調整においては、「60年長期メンテナンスサポート」を用意。このサービスでは、建物の引渡し後2年間を「アフターサービス」の期間とし、定期的に、住まいに関するアドバイスや時期に応じた点検・調整を行います。アフターサービス期間以降も、「フレッシュアップ点検」(最長60年目まで)を通じて、住まいの経過年数に合わせたメンテナンスのご提案や部品交換等のサポートを実施します※10。
商品名 | 『Vieuno3s』 |
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発売日 | 2016年4月21日 |
構造 | 制震鉄骨軸組構造 |
販売地域 | 北海道および一部地域を除く全国 |
販売目標 | 初年度800棟(3階建) |
拠点名 | オープン日 | 所在地 |
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Vieuno Plaza大阪 | 2016年5月17日 | 大阪府大阪市中央区 |
「Vieuno Plaza大阪」
戦略営業拠点「Vieuno Plaza大阪」は大阪市の中心に位置し、多層階住宅の需要が見込まれ、法的建築制限や敷地の制約が厳しい都市計画法上の防火地域(路線防火地域)と準防火地域が入り組むエリアに開設。当社においては10ヶ所目の拠点となります。最高7階建はもとより、同地域に多い3階建潜在需要の掘り起こしに向けて、設計対応力に優れた都市型多層階住宅『Vieuno』の積極的な提案を行い、拡販を目指します。
また、「Vieuno Plaza」では、ネットワーク営業も展開。パナソニックグループの強みを生かした家電販売ショップ店との連携をはじめ、住宅展示場運営会社、金融機関、税理士、生命保険会社、不動産店など、ターゲットエリアに関係する様々な相手先と連携することで、接点強化策を実施。地元商店街への営業提案や、現場見学会・展示場への誘客、定期的なセミナーなどを行います。
標準仕様とされている内容は当社推奨のものであり、お客様のご要望・建築地域・販売会社その他の要因により、採用・搭載されない場合があります。