住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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2020年7月21日
パナソニック ホームズ株式会社
パナソニック ホームズ株式会社と双日グループが設立した共同事業会社、「PT. PanaHome Deltamas Indonesia社(以下、PHDI社)」は、2018年よりインドネシア・ブカシ県のデルタマス・シティ(Deltamas City)で開発を進める職住近接のスマートタウン『SAVASA』の完成住戸の引渡しを2020年7月6日より開始しました。海外の戸建分譲事業において、完成物件の引き渡しは、当社グループ初※1となります。今回、第1期分(全750戸)のうち、第1フェーズ(全183戸)で完成した約20戸を対象に引渡しを行い、2020年度末までに計65戸を予定しています。
同事業は、2017年に発足したPHDI社が開発主となり、4つのスマートコンセプト((1)スマートタウンシップ (2)スマートセキュリティ (3)スマートホーム (4)スマートコミュニティ)に基づき、開発を進めています。2030年には、約37haの敷地内に最大で約2,500戸、人口約10,000人規模の街が完成する予定です。
各住戸は、独自のWPC構法※2を採用し、インドネシアの中高層建築物に求められる耐震基準をクリアする強い構造を実現しています。また、健康的な室内環境を保つために、パナソニック製の換気システムを採用し、外気導入時に大気に含まれるPM10を90%※3削減します。さらに、建物内に風の通り道を設けて換気を促し、室内空気を清浄に保ちます。今回、住宅を引き渡した顧客からも、換気システムが住宅購入の決め手の一つと評価をいただきました。
PHDI社は、空気質訴求のために、2020年2月に『SAVASA』のマーケティングギャラリー内に、デモコーナーを新設しました。このコーナーは、パナソニックがAPAC地域での空質価値創造事業として取り組む“Quality Air For Life(QAFL)※4”の理解・体感を促すものです。現在、日本と同様に、インドネシアでも新型コロナウイルス感染が拡大する中で、人々の空気環境に対する意識の高まりを追い風として、現地デベロッパーとの差別化による分譲事業の推進を図ります。
第1号完成物件引渡し時の記念セレモニー
(写真右:PHDI社取締役 元岡隆哉)
『SAVASA』 第1期・「ASA」の完成住戸
WPC(Wall Pre-cast Concrete)構法は、高品質、高耐久性、短工期を特長とする、当社がASEAN向けに導入した構法です。建設現場近くで生産したプレキャストコンクリートパネルを使用し、現場で建てこむことで、労働者のスキルに関わらず、品質の維持が可能です。また、インドネシアの住宅部材(レンガ)と比べ、強度は2倍と高く、レンガのひび割れによる雨漏りも防ぐことができます。
さらに、WPC構法は基礎工事と並行して壁や床を製造することで、建設期間を短縮し、短納期での引渡しが可能です。
開発が進む『SAVASA』の建設現場
パナソニック製換気システムの採用により、外気導入時にフィルターを介して大気中のPM10を取り除きます。
また、室内を正圧に保つ第一種換気システムの採用により、外部からの塵埃の侵入も防ぎます。
さらに、間取りの工夫により、風の通り道を設けることで、換気を促しながら室内の空気を清浄に保ちます。
換気システムイメージ図
『SAVASA』では、現在販売中の富裕層向住宅には、パナソニックグループのQAFL技術を採用し、より健康で快適な暮らしを実現する住宅として付加価値訴求を推進しています。
2020年2月に開設したQAFLコーナーでは、全熱交換器システムやnanoe™(ナノイー)※5技術の体感が可能であり、目に見えない汚れの除去や、ニオイや浮遊菌を抑制する仕組みについて理解を促します。
QAFLコーナー画像
https://homes.panasonic.com/company/news/release/2018/0918.html