住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
マイホームの購入は、人生の中でも大きな決断のひとつ。完成までの道のりは決して短くはありませんが、その先に待っているのは憧れの暮らしです。
実は吉本芸人の兼光タカシさんも、人生初となる家づくりに奮闘したお一人。2022年の年末に、パナソニック ホームズでご契約いただいた念願のお住まいが完成しました。
「この度、パナソニック ホームズさんで、家を建てることになりました!」
そう宣言されたのは、吉本芸人 兼光タカシさん。実は、2021年パナソニック ホームズの動画でレポーターに就任。工場見学やオーナーさまお宅訪問の数々を通して、パナソニック ホームズの「強さと暮らしやすさを追求した家づくり」を体感していただきました。
ちょうどその頃、兼光さんはプライベートでマイホームの購入話が浮上。土地も購入し、ハウスメーカーを検討していました。
「(仕事を通して)パナソニック ホームズさん家の良さは分かっていたので、すぐに候補として思いつきました。予算に合わないだろうとも思っていましたが……笑、一応問い合わせしてみました」。
結果は、「土地代を含めると、僕の今の収入と貯蓄ではやっぱり無理だなぁ」というもの。そこで、一度は予算内におさまるメーカーで話を進めることにしましたが、その過程で不安や不満がどんどん募る事態に……。
最終的には、「家を建てるならパナソニック ホームズさんしかないんだ! 位の気持ちになっていましたよね」と兼光さん。
「家って一生のもので、建てて終わりじゃないし、信頼できる方たちとでなければいい家にならない!と思いました。その点で、パナソニック ホームズさんとのお付き合いは、ロケから始まっていて……。工場の方も本当にいい方たちだったんです。家の強さや快適さも大きな魅力ですが、最終的な決め手は、関わってきたみなさんのお人柄が信頼できたからかもしれません」。
時間をかけて悩みながら、とうとう購入を決意された兼光さん。待望のマイホームは、2022年の年末に完成しました。
家づくりで最初に行いたいのは、どんな家にしたいかをご家族みんなで話し合うことです。今の住まいに対する不満や理想のライフスタイル、いつ頃完成させたいか……などを共有しましょう。
次に行うのが情報収集です。家づくりの依頼先を探すなら、WEBサイトやSNS、住宅展示場などがおすすめ。また、新たに土地を購入する場合は、依頼先探しと並行して土地探しも必要になります。広さや形だけでなく、周辺環境や利便性、法規制などもチェックしましょう。パナソニック ホームズでは自社物件やオススメの土地情報ご提供はもちろん、ご希望の土地(敷地)について環境を読み取り、快適に暮らすための基盤を整える「くらし環境調査(敷地環境調査)」を実施。敷地や周辺環境の良い点・考慮すべき点と解決方法をご提案します。
依頼先の候補を数社に絞り込めたら、次は商談(打ち合わせ)のアポイント。実際に会って会話を交わせば、各社の得意分野や自分たちとの相性も分かってきます。話を先に進めたいと思った会社には、「概算見積」「資金計画」「簡単な間取り図(ラフプラン)」の作成を依頼して、理想的なプランか、実現可能な予算か判断しましょう。
構造は「1トンの鉄球が当たっても、ビクともせず!?」の制震鉄骨軸組に決定!
商談が始まると、いよいよ家のプランを決定。工場での実験ロケを通して、すでにパナソニック ホームズの特徴を熟知していた兼光さんですが、マイホームとなると検討事項は山積みです。奥さまとパナソニック ホームズの「住まいと暮らしの情報館」に足を運ぶなか、真っ先に希望したのが地震に強い堅牢な構造でした。
「中学生の頃に阪神淡路大震災を体験しました。大阪でさえ、家のものが全部ころげ落ちて、揺れて、本当に怖い思いをしましたんでね……」。
そこで、将来的に起こるかもしれない大地震に備えて選んだのは、「制震鉄骨軸組構造(HS構法)」。工場ロケでは、どれほどの衝撃に耐えられるかを試す実験に立ち会い、構造の強さを目の当たりにしていました。
「1トンの鉄球をドーン!と、ぶつけるんですよ?」と兼光さん。衝撃を受けてもゆがみを抑えるアタックフレームの強靭さにすっかり魅了され、マイホーム購入のかなり大きなポイントにもなりました。
全館空調は必須機能。「年中快適な部屋って、最高じゃないですか?」
パナソニック ホームズでは、購入をご検討中のお客さまに、オーナーさまのお宅を訪問していただく機会をご用意しています。兼光さんの場合、既にWEBイベントのロケでオーナーさまのお宅を何軒もご覧になったほか、工場も見学された経験から、是非取り入れたいと考えていた設備がありました。それが、全館空調システム「エアロハス」。
「僕、体験したんです。冬の脱衣所の、あの寒さがないんですよ。室内が年中安定した温度で、夏は涼しく、冬は暖かく。最高じゃないですか?」。
兼光さんお気に入りの「エアロハス」とは、床下に取り込んだ外気をHEPAフィルターに通し、各部屋に給気するシステム。床下の地熱は外気の影響を受けにくいので気温が一定に保たれ、断熱構造との効果も相まって快適に暮らしながら省エネにもつながる、という仕組み。冷暖房に頼り切りにならずに済むので電気代が節約でき、HEPAフィルターを通すことから室内に入る空気がきれいなのも安心です。
「夢のエアロハス決めさせていただきましたぁ~! HEPAフィルターって微粒子を99.97%防ぐ※ことができるんだって……。いつもきれいな空気。家に帰りたくなりますよね」。
※HEPAフィルターの初期性能値。0.3㎛の微粒子を99.97%捕集(0.3㎛未満については確認できていません)。空調システム全体の性能値ではありません。
具体的な予算が見えたら、お客さまと依頼先が契約(設計契約、建築工事請負契約)を結びます。パナソニック ホームズでは、この段階で住まいづくり計画の全体像がわかる「概算計算書」をご提示。これをベースにして、具体的な資金計画や建築スケジュールを詰めていきます。また、ご契約以降のお客さまを「オーナーさま(お施主さま)」とお呼びしています。
建物の間取りや面積、デザインを決める基本設計ができたら、ショウルームを見学したりインターネットも参考にしながら、家1軒分の設備やパーツの仕様をひとつずつ決定していきます。根気の必要な作業ですが、ご家族みんなの理想的な暮らしに近づくための楽しい時間でもあります。その結果、追加・変更が生じた場合には、新しい内容に基づいて契約変更を行い、本見積書をチェック。問題がなければ着工の承認を行います。
なお、本見積書の金額に基づいて住宅ローンの手続きを行う必要があります。また、住宅金融支援機構(旧 住宅金融公庫)の融資を受ける場合は、設計の審査があります。
調印室でいよいよ契約。
「改めて、仕事頑張らな!と思います」
今日は調印式に訪れた兼光さん。ひと通り説明を受け、契約内容に間違いがないか確認をしたらいよいよ調印です。「これでもう、契約成立ってことですね。気が引き締まりますね」と、感慨深いご様子。
“魅力的な条件の土地に出合い、気に入った”のを機に、間もなく始まったハウスメーカー模索の日々……。さまざまな事情から諦めかけた時期もあったものの、最後はパナソニック ホームズとのご縁を強く感じてくださり、ついにご契約となりました。
「ますます仕事を頑張らねば」と、プレッシャーを感じつつも、サインした時の表情は晴れ晴れとしていらっしゃった兼光さん。気持ちは前向きで、家づくりのワクワクに向かって前進中です。
続々と仕様が決定。
「嬉しい悩みですけど、ほんま大変ですね」
忙しい日々の中、時間を見つけては家の仕様決めに奮闘中の兼光さんご夫妻。夫婦おふたりで、時にはどちらかおひとりが打ち合わせをして、次々と設備・仕様の選択を進めています。
「ほんま、ゼロから全部…なんですね。決めるの。嬉しい悩みですけど、『これ終わるんかな』みたいに感じることあります 笑」。
とはいえ、進行は順調。
まず、外壁についてはパナソニック ホームズオリジナルのタイル外壁「キラテック」を当初からご希望。その理由は光触媒のタイルにセルフクリーニング効果があり、汚れが落ちやすいことを工場ロケの実験で知ったから。色や質感の異なるタイルのバリエーションの多さにかなり頭を悩ませたそうですが、「キラテックだから汚れの心配はしない!」と、最終的にホワイトを希望されました。
ちなみに、奥さまとはセンスの相性が合うので困らないそう。
「不思議と仕様決めで意見がぶつからないんです。ほかでは喧嘩しますけど 笑」。
そんなおふたりがインテリアで希望したのは、広いLDKと木を使った内装、そして日がたっぷり差し込む明るいお部屋でした。
「気づいたら、どんどん窓の数が増えちゃってね、予算が上がって怖いんですけどね……」。
もうひとつ、どうしても叶えたかった夢が、麻雀専用部屋を持つこと。兼光さん、実はプロの雀士の資格を持つほどの麻雀上級者。ご自身のYouTubeチャンネルも麻雀がテーマになっていて、新居の部屋に同じ趣味を持つ芸人仲間を招待したり、YouTubeの撮影をするのを楽しみにされています。
「ここの内装は自由にさせてもらう約束をしたのでね。テーマは“アジト”。わっる~い部屋にしますよ~」。
設計中の家の間取りをVRで疑似体験。
「むちゃくちゃイメージしやすい!」
「住まいとくらしの情報館 東京」では、完成に近づいている設計図をVRで体験できるコーナーをご用意しています。平面図からイメージを膨らませてきたマイホームを、立体的な空間として、よりリアルに感じることができる人気の設備です。この日、兼光さんの仕様決めが終盤に差し掛かっていたため、さっそく初体験されました。
※VR体験は、「住まいとくらしの情報館 東京」でのみ実施しております。
専用ゴーグルをはめた途端、「わーっ! これすごいですね。むちゃくちゃイメージしやすいです」と大興奮。数日前に決めたばかりのキッチンのサイズ感を確認したり、麻雀部屋に入ってみたり。両手に持ったコントローラーで各部屋を行き来して、キョロキョロしながら新居の疑似体験を堪能されました。
更地に新しく建物を建てる前に、安全を祈願する儀式が地鎮祭。具体的には「氏神さま(※)に土地を利用することを報告し、許可をいただく」「工事の無事を祈る」「土地と建物の末永い安全を祈る」という意味が込められています。
地鎮祭は、氏神さまを祀る神社の神主さんに依頼します。ハウスメーカーなど、家づくりの依頼先を通じて手配してもらうのが一般的です。なお、地鎮祭は義務ではないため、最近では行わない人もいます。依頼先と話し合って行うかどうかを決めましょう。
オーナーさまによるご近所へのあいさつまわりは、地鎮祭の当日に行うのが一般的。こちらは、これから工事中の騒音や工事車両の出入りで迷惑をかけることのお詫びと、これからおつき合いしていく旨を伝える意味もあるのでぜひ行いましょう。
地鎮祭とご近所へのあいさつまわりが終わると、地盤調査を行い、必要であれば地盤改良や補強工事を実施。その後、いよいよ建物本体の工事がスタートします。
※氏神さま:その土地を守る神道上の神さま
「本当に自分の家が建つんだ!と、実感が
湧いてきました」
家づくりの工程で着工前に行われるのが「地鎮祭」。近年では省略する方もいらっしゃいますが、兼光さんご夫妻は、節目としてきちんと行いたいと考え、建設予定地に神主さんをお迎えして儀式を行いました。地鎮祭の内容については、兼光さんご自身でも事前に調べて、段取りを頭に入れておいたそう。
「儀式のほとんどが人生初めてのこと。土に鍬を入れる「鍬入れの儀」は特に緊張していたのですが、担当の営業の方から『フリーザ様お願いします!』と声がかかったので、モノマネをしながら『エイエイエイッ!』と思い切り行かせていただきました(笑)。お陰さまで上手にできたのではないかと思います」。
地鎮祭のすべての工程を終えたあと、「調印式と同じくらいドキドキしました」と感想を語った兼光さん。これまでは、紙面上の打ち合わせを何度も重ねてきましたが、着工がいよいよ目前に迫っていることを改めて実感できたそうです。
「今日、ひとつ反省点があるとしたら、Tシャツと短パンだったことですかね。『かしこまった服装でなくて大丈夫ですよ』と伺っていたものの、このセレクトはカジュアル過ぎました(笑)」。
土地を深く掘り下げ、砕石などを敷いた上に鉄筋を縦横にめぐらせた丈夫な鉄筋コンクリート造の「布基礎」を設置。これが文字通り、住まいを支える基礎となります。工法によって工程の違いは多少ありますが、この基礎の上に土台を載せ、柱を立て、梁をかけて家の骨組みを造るのが「躯体工事」。躯体工事の最終段階で、家の最上部で屋根を支える棟木(むなぎ)を取りつけることを「上棟(じょうとう)」「棟上げ」「建前」などと呼びます。一般的な木造住宅の場合、着工から棟上げまで2週間~1カ月程度かかります。
パナソニック ホームズでは躯体工事を『シェルター工事』と呼んでいます。工場で生産した部材はあらかじめ品質が一定に整えられているうえ、現場に運び込んで大型クレーンで一気に組み立てるため、精度が高く工期がとても短いのが特徴です。プランや敷地条件によっては最短1日でシェルター工事を終えるケースも。降雨による建物内部への悪影響もほとんどありません。オーナーさまとしては嬉しいポイントですね。
上棟に向けて現場では基礎工事、
工場では部材生産がスタート!
地鎮祭を終えた現場では、家を支えるしっかりとした基盤を整えるべく、基礎工事が進んでいます。同時にパナソニック ホームズの自社工場では、兼光さんのお宅のプランに必要な部材の生産がスタート。建築現場と工場が一体となって、シェルター工事(上棟)に向けて準備を進めます。
実は兼光さん、過去のロケで部材を作る工場も見学済み。ロボットが作る工程から熟練の職人が手作業で仕上げる場面まで、徹底した管理による生産工程を御覧になりました。当時を振り返り、「ロケの時はマイホームを建てる予定なんてなかったのですが、工場で見ているからこそ丁寧で安心安全な家づくりをされていると分かっています。絶大な信頼を寄せていますよ」とお話してくださいました。
生産日数は建物の規模によって異なりますが、標準的に発注~出荷まで約20日間程度で完成。邸別(一軒ごと)に保管された部材を次々とトラックに積み込み、いよいよ出発です!
パナソニック ホームズでは、わが家の部材を工場で生産しているところを見学することができます。間近でご確認いただける貴重な機会となっていますので、ぜひご体験ください。
「自分の家が出来上がっていくのを見て、
ドキドキワクワクがとまりません」
上棟日を迎えた朝。工場で邸別生産された部材が中継地点を経由して到着。組み上げ開始です。
兼光さんがマイホームに選んだのは、制震鉄骨軸組構造(以下、HS構造)。幼少期に阪神淡路大震災を経験されたこと、この先ご自身の家族を守りたいという思いが決め手となりました。
パナソニック ホームズでは、そんなお施主さまの思いに応えるべく、都会の住宅密集地でも建築できる工法を追求してきました。鉄骨造の家は通常大型のクレーン車で行いますが、住宅密集地など、スペースに余裕のない場所では大型車両の乗り入れが不可能。そこで、パナソニック ホームズの狭小地工法が力を発揮。熟練工の連携によって強くて安心な鉄骨造の家を実現していきます。
兼光さんのお宅の建築予定地も住宅と細い路地に囲まれた環境のため、建築現場には2tトラックが次々と乗り入れて、部材を降ろします。作業は順調に進み、2日間で3階建ての家のかたちが完成。そのスピードに兼光さんも驚きを隠せないご様子です。
「先日、基礎の部分までは見ていましたが、アッという間に組み立てられていてビックリ! 工場で溶接や組み立てがある程度まで完成しているから現場の作業がスピーディーなんですね。職人さんの手際のよさも伺える気がします。この調子だと来週には家が完成するじゃないかと思いました(笑)」。
上棟ができたタイミングで行う儀式が「上棟式(じょうとうしき)」。これまでの工事が無事に進んだことを氏神さまに感謝し、完成後の建物の安全と家族の繁栄を願うという意味が込められています。また同時に、建築に携わっている大工さんなどの関係者をねぎらうという意味もあります。
上棟式の主な内容は、「棟梁が幣串(へいぐし)を家のいちばん高い位置に固定する」「オーナーさまと関係者が祭壇に向かって二礼二拍手一礼を行う」「オーナーさまとご家族で建物から四方に向かって餅を投げる」「直会(なおらい)という宴会を開いて歓談する」「オーナーさまから関係者にご祝儀を渡す」といったところです。
こちらも地鎮祭と同じく、義務ではありません。また、最近では上棟式を行ったとしても、餅投げを省略するパターンも多くなっています。
「初めて2階、3階まで上がらせてもらって、
テンション上がりました!」
兼光さんも驚くほどのスピードで上棟が完了したのち、予定通り上棟式が行われました。
「改めて、この家で幸せな家庭を築きたいと思いましたし、理想の家に近づけるために、最後まで知恵を絞ってくださったみなさんに感謝の気持ちがあふれてきました。あとは、現場の大工さんが怪我することなく終えられるよう、安全第一を祈願させていただきました」と兼光さん。
式のあとは、いよいよ心待ちにしていた内部見学です。
「初めて中に入り、2階、3階まで上がったら、テンション上がりましたね~。特にエアロハスのダクトや電気の配線など、このタイミングでしか見られない部分を見られるのが楽しくて。緻密に計算されているんだろうなぁって、ず~っと天井を眺めていました(笑)」。
兼光さんは、これまでパナソニック ホームズの工場見学やオーナー様のお宅訪問を重ねてきたこともあって、内部構造にも興味津々。制震構造の要となる「アタックフレーム」や柱に触れてみて、その頑丈さが体感でき、より気持ちが高まったそう。
「少しずつ形になっていくわが家を見ていると、改めてパナソニック ホームズさんの“安心安全な家づくり”が実感できます。本当に頼もしい! とにかく今は、出来上がりが楽しみです」。
できあがった建物の骨組みに対して、床や間仕切り壁、造作収納などを取りつける作業が「木工事」。これに加えて「電気配線工事」「給排水工事」を行うことで、住まいに必要な基本的な機能が整います。さらに「内装・クロス工事」「設備機器工事」「タイル工事」「美装工事」などを経て建物本体が完成。最後に外まわりや庭を整える「外構造園工事」を行うと、住まいが完成します。
これらの工事中に、オーナーさまが時々現場を訪れて見学することにはさまざまなメリットが。工事の進み具合や内容を確認できるほか、大工さんなどの職人さんたちと親しくなることで信頼感が増す、という利点があります。
住まいが完成したら「竣工検査」を行います。これは、オーナーさまと工事責任者、検査機関がそれぞれの立場で、設計図と実際の躯体や内装、外装を見比べて確認するもの。問題があれば修正してもらい、問題がなければお引渡しとなります。
「工事の進行具合が気になって、気になって。
現場には、かなり足繫く通いました」
内部・外部工事が始まると兼光さんの関心はますます高まり、上棟式以降は、隙間時間を見つけては足繁く現場に通ったそう。
「工事期間中は、家の様子が気になって気になって、かなりの頻度で顔を出しました(笑)。現場に行ってみて初めて気づくこともあり、職人さんに急遽変更をお願いしたこともありました。柔軟に対応くださって、とてもありがたかったです」。
工事が終わると、次は竣工確認。施主と関係者が集まって家の細部を点検し、事前計画と異なる箇所が見つかった場合はお引渡し日までに修正します。兼光さんも奥さまと立ち会って家じゅうを入念にチェック。お引渡しが目前に迫り感無量のご様子です。
「これまで、マイホームへの希望や夢をたくさん伝えてきました。立地条件で叶えられないこともありましたが、それ以外は最大限、ギリギリまで工夫してくださったのが嬉しくて……。引渡し日が楽しみですね」。
待ちに待った新居完成の瞬間です!パナソニック ホームズでは、お引渡しの際に「入魂祭」と呼んでいるセレモニーを行い、オーナーさまに「竣工・引き渡し確認書」にご調印いただいたあと、新居のカギや保証書をお渡しします。また、このタイミングで設備機器の取り扱いについてもご説明します。
お引渡しが済んだら、家づくりの依頼先を通して、建物の表示登記と所有権の保存登記を行います。また、以前の住まいから新居への引っ越しが済んだら、ご近所へのあいさつまわりも行いましょう。
「新居で叶えたかったことがすべて実現して、
本当に嬉しいです」
工事が始まって以来、足繁く現地に通い続けた兼光さんですが、2022年の年末には、予定通り「お引渡し日」を迎えることができました。
パナソニック ホームズではこの日を「入魂祭」と呼び、新居が無事に完成したこと、これから始まるオーナーさまの幸せを願って、玄関前でテープカット※のセレモニーからスタート。その後、室内で祝辞や調印などを経て、正式にお引渡しが終了となります。
「祝辞を聞いていると込み上げてくるものがありますね。これからの暮らしが本当に楽しみです」。
※テープカットを実施しないケースもあります。
兼光さんの新居へのこだわりは打ち合わせを重ねるうちに、どんどん膨らんでいったと言います。まず大切にしたのは、「地震に強い家」であること。そして、憧れのエアロハス(全館空調システム)。
内装は2階のLDKの快適さを大切にしました。都心部住宅街の約21坪の土地ですが広々としています。
「できるだけ明るく、ひと続きにしたいとお伝えしました。1階駐車場の階上分をオーバーハングしたおかげで、何と、(部分的に)195㎝も広がってびっくり。お願いはしましたが『そんなに延長して大丈夫ですか?』って思わず確認しました(笑)」。
この“オーバーハング”とは、支柱のない階上空間に張り出した造りのこと。頑丈な鉄骨造りだからこそ実現可能で、パナソニック ホームズが得意とする構造のひとつです。
ほかにも、オープンキッチンの背景に貼った緑色のタイルやディスプレイ用のニッチなど、目を引くポイントがいっぱい。インテリアへのこだわりも伝わってきます。
そして、兼光さんが奥さまに“自由にしていい”と許可を得て作ったのが1階の麻雀部屋。コンクリート風の壁紙、錆感のある色味の床タイル、黒のマグネットボードなど、まさに、テーマの“アジト”のイメージにぴったりです。「わっる~いでしょう。ニッチにはお気に入りのキャラクターを飾る予定です!」。
「なんだか、まだ信じられないですね」と言いながらも、部屋のひとつひとつを丁寧に案内してくださった兼光さん。
取材の最後には、幸せそうに「夢、叶っちゃいました!」と言ってくださいました。
兼光さん、新居の完成おめでとうございます!
ハウスメーカーによって回数は異なりますが、お引渡し後、定期的に建物を点検するケースが多いようです。入居後の不具合の調整や、しばらく住んでみて気になったことを確認したり、メンテナンスの方法を知るいい機会でもあります。
ちなみに新築住宅では、築年数10年以内に主要な部分(基礎、屋根、柱など)や雨水の浸入を防ぐ部分(屋根、開口部、外壁)に欠陥があった場合、家づくりの依頼先が無償で修理することが法律(※1)で義務づけられています。
パナソニック ホームズでは「生涯おつきあい」のモットーを掲げ、お引渡し後2年のうち、3回の定期点検のほか、最長60年の長期メンテナンスサポート(※2)を実施し、お住まいの年数に合わせた提案を行っています。また、強さへの自信の証として、万一の地震による建て替えや補修を保証する「地震あんしん保証」(※3) など、資産価値の維持に役立つ各種の長期保証を実施しています。オーナーさまの暮らしを長期にわたって見守っていきます。
※1 住宅の品質確保の促進等に関する法律【品確法】
※2 35年あんしん初期保証の場合は40年目点検より、20年あんしん初期保証の場合は25年目点検より有料点検となります。
※3 「地震あんしん保証」には条件が有ります。詳細は担当者におたずねください。
「家に帰るのが楽しみになるほど、
新居が気に入っています」
2022年12月の「お引渡し」後、すぐに入居された兼光さんご夫婦。インテリアも少しずつ整え、新しい環境に慣れ始めた約3か月後、初めての定期点検が行われました。
パナソニック ホームズでは、「お引渡し」から2年間にわたり3回の点検を行っており、3か月、1年、2年の節目で専任のスタッフがお宅を訪問します。1回目の点検では、お引渡し後の住居の内外に問題がないか確認し、お手入れやメンテナンスのコツについてもご説明しています。
兼光さんも専任スタッフに同行して、家じゅうを点検。設備のお手入れ方法などを改めて確認しました。また、エアロハスの温度設定や建具のメンテナンス方法など、ご自身がこの3か月で気になったことを質問されました。
住んでみての感想を改めてお伺いすると、「後悔した部分や不満が、本当にひとつもないんですよ。すべてにおいて暮らしのレベルが一気に上がったと感じます。特に築年数の経った実家に帰ると気づくことが多く、2階の歩き心地やドアを開け閉めした時の感触だけでも、『本当に、頑丈なんだなぁ』と感じるんです」と兼光さん。映画を見たり、晩酌を楽しんだり……。ご夫婦揃って過ごす時間もますます充実し、新居での日々を存分に楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきました。
住んで実感。わが家のココが最高!
~設備編~
インタビューで、「家に帰るのが楽しみ」「後悔した点がひとつもない」とお話してくださった兼光さん。パナソニック ホームズの強さと暮らしやすさをどのように実感されているのでしょうか。今回は、家づくりで取り入れて良かったこと、実際に暮らして感じたことの中から、設備について伺ってみました。
「念願のエアロハスを設置し、
その恩恵の多さに改めて驚きました」
兼光さんがパナソニック ホームズに決めた大きな理由のひとつでもある、全館空調システム「エアロハス」。季節問わず室内を常温で保つ心地よさは、ロケ取材の仕事を通して肌で感じていましたが、実際にオーナーとして暮らし始めて気づいたメリットもあったそう。
「入居は12月でしたが、いつどのタイミングで部屋に行っても暖かくて、本当に快適でした。それに、部屋を移動するたびにリモコンを探さなくていいんですよ。カチカチとスイッチを入れる手間から解放されたー!って思いましたね」。
また、冷暖房機を部屋ごとに設置してないからこそ、天井がスッキリし、お気に入りの間接照明の演出がさらに引き立つことにも気づいたとか。新居のインテリアがグレードアップしたせいか、「部屋を汚したくないなと思うようになって、積極的に掃除機をかけたりするようになりました笑」と兼光さん。きれいな空気が循環している安心感から、以前使っていた空気清浄機もしまったままだそうで、エアロハスを取り入れた恩恵の多さに驚かれていました。
「夫婦揃って映画好き。
天井に埋め込んだスピーカーのおかげで
今まで以上に鑑賞を楽しんでいます」
新居での暮らしで「ご夫婦揃って楽しんでいること」を伺うと、共通の趣味である「映画鑑賞」と教えてくださった兼光さん。「より充実した環境で見たい」との思いから、リビングにもこだわりをたくさん詰め込みました。
「以前より広くなったので、思い切ってかなり大きめのテレビを買いました。オーバーハングで延長したスペースが2メートル近くあったおかげで、念願だった“ゴロンとできる大きなソファ”も置けて大満足です。天井にはスピーカーつきの間接照明を付けているので、ほら、音もいいでしょう? ここに寝っ転がって、大画面と良音で見るのは最高です!」。
照明を落とせば、雰囲気もさらにグレードアップ。夫婦揃って作品の世界に浸る時間が、日々のリフレッシュになっているようです。
住んで実感。わが家のココが最高!
~インテリア編~
前回、マイホームの設備について入居後の感想を語ってくださった兼光さん。今回は、こだわりのインテリアについてご紹介いただきます。兼光さんご自身の趣味や好みを徹底的に追及して手に入れた、至福の空間とは?
「椅子に座って、ただ雰囲気に酔いしれる___。
そんな過ごし方をするほど、大好きな部屋」
実は、兼光さんが新居の中でもとりわけ完成を心待ちにしていたのが、趣味の麻雀を楽しむための部屋でした。「用がないのに部屋に行って、ただ椅子に座ってぼーっと過ごすこともある」というほどのお気に入りです。
「テーマは“アジト”。“わっる~い”空間をイメージして、コンクリートの打ちっぱなし風のクロス、金属板のような色味の床を選びました。小さな頃からコレクションしていたフィギュアや小物がたくさんあるので、最近は実家に帰る度に少しずつ持ち帰り、ディスプレイも楽しんでいます」。
そして、この部屋の中央に配置したのは、もちろん雀卓。プロ雀士の資格を持つ兼光さんは、芸人仲間を呼んで思い切り満喫しているそう。間取りは、ゲストの出入りを想定して玄関から近い場所にしたので、2階で過ごすご家族にも迷惑がかかりません。喫煙する後輩のために、換気扇も完備したという気合の入れようです。
「実は麻雀を知らない妻が、『私も覚えたい!』と言うようになって。これからは、家族とも麻雀することになりそうです(笑)」。
「招待した友人や家族が、
『おしゃれで素敵な家だね』
と言ってくれるのがすごく嬉しいんです」
麻雀部屋のこだわりの一方で、パブリックスペースはとにかく明るくしたかったという兼光さん。「窓を多くしたい」「木目をベースにして、緑色をインテリアに取り入れたい」など、希望するポイントをデザイナーに伝えました。
「パラパラと伝えたことを上手くデザインの中に取り入れてくださいましたし、住み始めてからここはプロの方々の提案通りにしてよかったなぁと実感する箇所もたくさんありました。今は、新居を訪ねてきた家族や友人たちが、『おしゃれだね』『素敵だね』と言ってくれるのが嬉しくて! 夫婦ともども、本当にお気に入りのマイホームです」。
【ほかにもある! 兼光さんのお気に入り】
パナソニック ホームズでは、入居後1年の節目にも点検が行われます。新居で過ごす1年の間に気づかれたことをご相談いただける機会。専門のスタッフが伺うため、その場でちょっとしたメンテナンスも可能です。また、“バースデー訪問”という形で営業担当者もご挨拶をさせていただいています。
「『こんな快適な世界があっていいのか?』って
心地よさを噛み締めています」
バースデー訪問の当日、新しく家族になったレオナルドくん(左)とガブリエルくん(右)を抱えて、満面の笑みで出迎えてくださった兼光さん。改めてこの1年の暮らしや新居の住み心地について伺うと、「ほんまに、不満がひとつもないんですよ」と一言。初めて新居で四季を過ごしたことで特に感じたのは、家じゅうどこでも快適な温度を保ってくれる全館空調システム「エアロハス」の性能の凄さだったと言います。
「“こんな快適な世界があっていいのか?”って(笑)、人の家に行くと余計に感じるんです。麻雀をやりに来る芸人仲間や妻の友人など、遊びに来た方がみなさん、『心地いいね』と言ってくれるのがとても嬉しいです」。
「犬たちにとっても安心な環境が用意できて
さらに得した気分になりました」
日々の暮らしをさらに豊かにしてくれているのが、2匹のトイプードルの存在。兼光さんは幼い頃から犬を飼うのが夢だったそうで、縁のあった元保護犬を2匹迎え入れることにしました。
「犬が居ると、さらにエアロハスの室温管理が助かりますね。新築時に設備費がかかったとしてもその価値を十分に感じています。パナソニック ホームズで建てる方には、自信を持っておすすめしたいです!」。
2匹の愛犬たちも、家では快適に過ごしているそう。
「この環境に慣れているせいか、散歩で外に連れて行くとブルブル震えてしまうんです。『これが普通じゃないんだぞ~』と話しています(笑)」。
最後に、兼光さんが改めて語ってくださったのが、家づくりに関わったスタッフへの信頼、家の安心感について。
「パナソニック ホームズさんには、定期点検以外でもご連絡したことが何回かありました。いつもすぐに駆けつけて、対応してくれるから本当に安心です。僕としても、これからも一生のお付き合いだと思っています!」。
~「はじめての家づくり」はこちらで終了となります!~
最後までご覧いただきありがとうございました。
約1年半にわたる兼光さんのリアルな家づくり、暮らしぶりのレポートはいかがでしたか? 現在マイホームをご検討中の方も、将来予定されている方も、家づくりをぜひお楽しみください!