平屋こそウッドデッキを検討したい！ウッドデッキのメリット・デメリットは？

【目次】

家にいながら自然を感じられるウッドデッキは、家族のコミュニケーションの場やリラックススペースとして人気です。しかし、設置する費用や維持・管理の面で、設置するか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、平屋にウッドデッキを導入するメリット・デメリットや、実際の導入事例を紹介します。参考にしてください。

ウッドデッキを設置するメリット

ウッドデッキを設置するメリットはさまざまですが、多くの人が魅力を感じるポイントは次の3つです。

• 家族でのコミュニケーションの場ができる
• 洗濯物を干しやすい
• カフェスペースをつくれる

家族でのコミュニケーションの場ができる

ウッドデッキは、家族でのコミュニケーションの場として活用できます。

家族全員で自然の風を感じながら食事をしたり、バーベキューを楽しんだりと、憩いの場として楽しめます。近隣からの目が気になる場合でも、屋根や目隠しを設置することでプライバシーを確保できます。

ペットや子どもの遊ぶスペースになる

ウッドデッキは屋外のペットや子どもの遊ぶスペースにもなります。

「外で遊ばせてあげたいけれど、目の届かないところに行ってしまうのは不安」という場合にも最適です。ウッドデッキの大きさにもよりますが、十分な広さを確保してあげれば走り回って遊べます。

夏場は置き型のプールを設置すれば、家にいながら思う存分水遊びも楽しめます。

カフェスペースをつくれる

おだやかな日差しが降り注ぐ、カフェスペースとして活用するのはいかがでしょうか。家族はもちろん、友人を招いてのティータイムも楽しめるでしょう。おしゃれな家具を設置したウッドデッキを導入する人も多く、カフェのテラス席のような外観も実現できます。

お茶を楽しみながら、ひとりでのんびり過ごしたいときにもぴったりです。読書を楽しむのはもちろん、太陽の光を浴びながら在宅ワークも可能です。

ウッドデッキを設置するデメリット

一方、ウッドデッキを設置するときには注意しておくべきポイントもあります。とくに、次の2つについては、しっかりと確認しましょう。

• メンテナンスが必要になる
• つくるのに費用がかかる

メンテナンスが必要になる

ウッドデッキは、日々のお手入れやメンテナンスが必要となります。

ウッドデッキは屋外に設置するため、当然風雨にさらされます。屋内の木造設備と比べると劣化しやすいため、維持するためには定期的な塗装の塗り直しなど、メンテナンスが必要です。ただし、劣化に強い木材を選んだり、天然木ではなく樹脂木材を選ぶことである程度対策ができます。

植物を植えるスペースをつくる場合、雑草対策も必要です。

設置するのに費用がかかる

ウッドデッキを設置する場合、設置しないケースと比べると費用が高くなります。ウッドデッキを設置する際の費用は、使用する建材のグレードやデッキの広さ、インテリアの有無などによって異なります。

ハウスメーカーや工務店に相談する際に、予算とウッドデッキを設置する目的やどのように活用したいのかを伝え、現実的なプランを考えてみましょう。

ウッドデッキのアイデア集

漠然と「ウッドデッキが良い」と思っていても、具体的なデザインを考える際は迷ってしまうものです。そこで、とくに人気の高いウッドデッキのアイデアを紹介します。

リビングから繋がっているウッドデッキ

リビングの前の引き戸からアクセスできるようウッドデッキを設置すると、リビングとひと繋がりのスペースにできます。窓を開けると、より広く開放感のある空間になります。

また、リビングと異なるフロアに設置する場合と比べ、飲み物や食器の持ち込みも楽にでき、家事動線も効率的になります。

海外のようなカフェテラス

おしゃれな椅子やテーブルを設置すれば、カフェのテラス席のようなコーディネートも可能です。くつろぎを重視してソファスタイルにしても良いですし、テーブルとチェアを置けばちょっとしたワークスペースとしても使えます。

なお、インテリアを置く場合、汚れに強い屋外専用のものがおすすめです。出しっぱなしにもできますし、掃除も楽なためです。

ベンチを置いて一息空間に

インテリアを置くスペースが狭い場合は、ベンチを設置して一息空間にするのもおすすめです。

外の空気を吸いたいときにリフレッシュできますし、天気が良い日なら昼寝もできます。本やお茶を持ち込んで、リラックスしたいときにも活用できます。

屋根を付けて快適なスペースに

ウッドデッキに屋根をつけることで、雨や雪の日でも外に出られるようになります。雨によるウッドデッキの劣化対策にもなるため、長く使いたい人におすすめです。

また、強い日差しを遮ることができるので、リビングへの直射日光の差し込みやウッドデッキの日焼けを防止できます。

平屋でウッドデッキを設置するメリット

実は、ウッドデッキは平屋と相性が良い住宅設備です。予算に余裕があるならぜひ検討してみてください。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳細を見てみましょう。

平屋ってどんな家？

平屋とは、一階建ての家のことを言います。スキップフロアや屋根裏部屋を設置することもありますが、本格的な二階以上の階はありません。

平屋は、家族の息づかいを感じられコミュニケーションがとりやすく、また、構造的に台風や地震に強いという特徴があります。バリアフリーに対応しやすいため、高齢になった際も暮らしやすい点もメリットです。

一方で、同じ延べ床面積の二階建てと比べて、建物の土台となる基礎工事の面積が広くなる分、建築コストが高くなる点に注意しましょう。また、部屋数を増やすと広さを確保しにくい点もデメリットです。高さがない分日当たりが悪くなりやすいなど、日照面にも注意が必要です。

外と内の繋がり空間をつくれる

平屋にウッドデッキを設置するメリットの一つが、外と内を繋げて大空間をつくり出せることです。

平屋は階層が一つしかありません。そのため、同じ敷地面積の二階建てと同じだけ部屋数を確保しようとすると、どうしても一部屋が狭くなります。

リビングと繋がるようにウッドデッキを設置すると、その分部屋が広く見え、開放感のある空間を実現できます。

洗濯物を干すスペースとして活用できる

平屋では、洗濯物を干すスペースを確保しにくいことがあります。ウッドデッキを設置することで、普段は洗濯物を干すスペースとしても活用できます。

道から洗濯物が見えるのが気になる場合、塀やパーテーションを利用した目隠しを導入するのがおすすめです。

平屋のウッドデッキはメリットがたくさん！

平屋へのウッドデッキの設置にはさまざまなメリットがあります。外の空気を吸えるスペースがほしい場合、ぜひ検討してみてください。

リラックススペースがほしい場合でも、必ずしも広いウッドデッキが必要ないこともあります。予算面が心配な人も、コストを抑えて導入できる場合もあるため、まずはハウスメーカーや工務店などの専門家に相談してみることをおすすめします。

平屋のウッドデッキに関するよくある質問

平屋でウッドデッキを作る費用はいくらですか？

平屋でウッドデッキを作る費用は、使用する材料やデッキの大きさ、設計の複雑さによって大きく変動します。

一般的に、ウッドデッキの設置には数十万円から数百万円が必要とされています。

例えば、シンプルなデザインで小さめのウッドデッキであれば、100万円未満で設置可能な場合もありますが、広い面積や特別なデザイン、高品質の材料を使用する場合は、その費用は数百万円に上ることもあります。

また、地盤の状態や設置場所のアクセスの良さも費用に影響します。

正確な見積もりを得るためには、建築業者や専門のデッキ設置業者に相談することが重要です。

ウッドデッキは何のために設置するのですか？

ウッドデッキは、屋外空間を快適に活用するために設置されます。

主な目的は、家族や友人とのリラックスした時間を過ごすための拡張リビングスペースを提供することです。

また、庭との自然なつながりを作り出し、屋外での食事や読書、日光浴などのアクティビティを楽しむための場所としても機能します。

さらに、ウッドデッキは家の外観を美しく見せる効果もあり、不整地を有効活用する方法としても利用されます。

加えて、家の価値を高める効果も期待できます。

ウッドデッキの高さはどうやって決めますか？

ウッドデッキの高さを決める際には、いくつかの要素を考慮する必要があります。

まず、ウッドデッキを最も利用するリビングやダイニングなどの室内の床からの高さを基準にすることが一般的です。

理想的には、室内の床とウッドデッキの高さを同じにすることで、室内外のつながりをスムーズにし、開放感を演出できます。

また、ウッドデッキの用途や家族のライフスタイル、敷地の条件（地形や日当たりなど）も考慮に入れるべきです。

さらに、地域の建築基準法や条例による制限もあるため、計画段階で確認することが重要です。これらの要素を総合的に考慮し、最適な高さを決定します。

人工ウッドデッキは何年くらい持ちますか？

人工ウッドデッキの耐用年数は、材質やメンテナンス、使用環境によって大きく異なりますが、一般的には約25年から30年程度持つとされています。

人工ウッドは、自然木に比べて耐水性や耐候性に優れており、腐食や害虫の心配が少ないため、長期間にわたってその美観と機能性を保つことができます。

また、定期的な清掃や適切なメンテナンスを行うことで、さらに長持ちさせることが可能です。