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相続した実家を建て替えるメリットとは?デメリットとともに詳しく解説

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【目次】

実家を相続すると起こりがちな問題4選。遠方の場合は特に負担が大きい!

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実家を相続し問題が発生してしまう場合とは、どのようなパターンでしょうか?まずは一般的に発生すると言われている、4つの問題について紹介します。

1)老朽化や耐震性が低いなどの理由で建て替えが必要な場合が多い

昭和の高度成長期(~1973年)はマイホーム建築が右肩上がりの時代でしたが、この時期に建てられた住宅は現在、築50年以上。老朽化が進んでいるのは必至で、それ以降に建てられていたとしても、建築から数十年経過していると現在の耐震基準を満たしていないなどの不安がつきまといます。間取りや設備が現在の暮らしに合わないことも多く、ご自身で住むとしても建て替えか大規模リフォームが必要になることがほとんどでしょう。

2)誰も住まない場合、自ら管理するか他者に管理を委託する必要がある

住み手が誰もいない場合、やむを得ず空き家のままにしておくこともあるかもしれません。しかし、放火や空き巣などの被害に遭ったり、庭木の手入れがおろそかになり、隣家に迷惑をかけてしまうことも。台風や大雪などに備えることもままならず、建物が損傷することも考えられます。

そんな問題を起こさないためには、頻繁に見回りをおこなうなど、自ら管理することが大切になります。気軽に足を運べる距離に住んでいれば可能かもしれませんが、実家が遠方の場合は、時間も交通費もかかり、負担が大きくなってしまいます。管理を委託できれば安心ですが、そのための費用も必要になってしまいます。

3)更地にするのにも多額の費用がかかり、固定資産税などの税金が増える

実家の建物に今後、誰も住まないという場合は、建物を解体して更地にすることを検討する人も多いでしょう。解体費用は建物の大きさと構造によって変動しますが、延べ床面積が30坪ほどの場合、一般的に100~250万円前後の費用が必要といわれています。

さらに、更地にすると固定資産税額がアップしてしまいます。建物が建っているときと比べて約6倍になり、市街化区域内の場合は都市計画税額も増えます。更地にして売却しようとしても、立地や周辺環境によりなかなか買い手が見つからない可能性もあります。

4)思い入れがあるため解体や売却をためらい、ただ所有するだけになりがち

実家は相続人にとって思い出深い場所で、解体や売却することに抵抗を感じることも多いでしょう。また、兄弟姉妹の間で意見がまとまらず、“とりあえず保留”とするケースも多々あるようです。しかし、そのままにしていても建物の老朽化は進むいっぽう。相続人が高齢化して、解体や売却に向けて積極的に動けなくなってしまう可能性も考えられます。

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実家の建て替えで考えられる主な選択肢とメリットを紹介。自分が住まない場合はどうする?

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相続した実家を建て替える場合、どんな建物を建てるのがよいのでしょうか。ここでは、自分で住まないケースも含めた選択肢と、そのメリットについて紹介します。

1)自分たちが住むために建て替える

現在、賃貸物件に住んでいたり、持ち家でも立地や広さなどに不満がある場合は、実家を自分たちが住む家に建て替えることが、最初に考えられる選択肢です。実家の近くに住んでいる場合は、今の暮らしを大きく変えずに住み替えることができ、長期的に安定した生活基盤を築くことができます。

2)アパートやマンションなどの賃貸住宅に建て替える

自分たちが住まない場合は、アパートやマンションなど賃貸住宅への建て替えを視野に入れてもいいでしょう。土地の広さや立地条件などにもよりますが、賃貸住宅の需要が見込めれば大いに検討の余地があります。月々の家賃という形でプラスアルファの収入を得られることは大きな魅力。遠方に住んでいる場合でも、賃貸管理会社に管理を委託することが可能です。

3)店舗やシェアハウスなどに建て替えて、自ら運営したり、貸し出したりする

実家の立地によっては店舗やシェアハウスなどに建て替えて、自ら運営したり、貸し出したりする選択肢もあります。自ら運営する場合も貸し出す場合も、実家の近隣エリアについて精通した賃貸管理会社や建築会社などと連携することは必須。貸店舗は賃貸住宅より家賃収入が高くなる傾向もあります。どちらも一定の家賃収入を得られるのがメリットです。

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実家の建て替えプランごとのデメリットや注意点とは?

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ここまで、実家の建て替えプランについて、具体的な3つの例をメリットとともにご紹介しましたが、それぞれにデメリットもあるので注意が必要。事前に検討したい注意点についてご紹介します。

1)自分たちが住むために建て替える場合の注意点

これまで実家の遠方に暮らしていた場合は、生活拠点を丸ごと移すことになります。自身にとっては懐かしいふるさとでも、配偶者や子どもがいる場合は慣れない土地での生活となり、戸惑うことが多いかもしれません。場合によっては転職や転校が必要になり、近所付き合いなども大きく変化することから、事前に家族とじっくり話し合い、将来の見通しを立てながら検討することが大切です。

2)アパートやマンションなどに建て替える場合の注意点

アパートやマンションなどの賃貸住宅を建築するには、高額な建築費がかかります。そのため、実家の土地があってもローンを組む必要があるかもしれず、事前の事業計画をしっかり立てることが大切に。空室や老朽化など、賃貸住宅経営におけるリスクも把握したうえで、収益をあげるための方策を検討する必要があります。

3)店舗やシェアハウスなどに建て替える場合の注意点

店舗やシェアハウスなどに建て替える場合は、建築費がかかるだけでなく、設備投資費なども必要となります。また、自ら運営する場合は、事業が軌道に乗るまで時間がかかることを加味して事業計画を立てなくてはなりません。貸し出した場合でも、テナントや入居者が埋まらないリスクを考慮して賃貸経営計画をたてる必要があります。

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【まとめ】

相続した実家を建て替える場合、自分たちが住むための住宅とする、アパートやマンションなどの賃貸住宅に建て替えるなどの選択肢があります。無理なく継続可能なプランを選択すれば、今後の人生設計も安定したものになるでしょう。実家を建て替えたとしても、思い出の詰まった土地は残ります。新たな人生への扉を開く足がかりとして、建て替えを検討してみるのもひとつの選択肢です。

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