土地活用をするとき活用したい比較サイトとは？おすすめの使い方を解説

【目次】

土地活用プランの比較サイトでできることは？

まずは、土地活用の一括比較サイトでは、どのようなことができるのかについて解説します。比較サイトを使うべきかどうか考えるうえで、基本的な事項についてチェックしてみましょう。

・土地活用の比較サイトとは

比較サイトと提携しているさまざまなハウスメーカーや建設会社に対して、設備の建築費や想定収益などの見積もりプランを一括で請求できるサービスのことを言います。
比較サイトに、活用したい土地の住所・敷地面積・興味のある活用方法・資産状況などを入力し、興味のあるハウスメーカーなどにプラン作成を依頼します。その後、各社から土地活用プランが紹介されます。プランは電話や郵送などで伝えられる形態が一般的です。

・比較サイトを利用してわかる3つのこと

提案されるプランについて、個別に検討することはもちろんですが、すべてのプランを総合して見てみることも重要です。各社から提案されたプランを横並びにして検討することで「その土地ならではの活用方法の傾向」が見えてくるからです。

比較サイトを使うことでわかる3つのポイントについて、それぞれ解説します。

１）大まかな活用方針

複数の企業が提案する土地活用の方法を見ていくことで、その土地に適した活用方法はどんなものなのか、傾向を把握できます。賃貸マンション、戸建賃貸住宅、駐車場など、複数の企業が同じような活用方法を提案してくる場合は、プロの目から見てもそれが向いている活用方法と言えます。
ただし、全国規模で展開しているようなハウスメーカーと、地域密着型の建設会社などを比べたとき、その土地周辺への解像度が異なる場合があるため、注意が必要です。

２）収支計画

どのくらいの費用がかかり、どのくらいの収益が見込め、どのようにローンを返済していく計画なのか、というのは土地活用をしていくうえで重要な部分になります。
各社が見積もりという形で出してくるプランを見ることで、主に費用・収益・ローンの返済という面である程度のイメージを持つことができるようになり、さらに自分が目標としている収益を出すためには、どのくらいの投資や期間が必要か把握する材料にもなります。

３）周辺の市場調査結果

最初の「活用方針」にも関連してくる部分になりますが、各社の提案を通して、プロの目から見て土地の周辺にはどのような人々が住んだり働いたりしていて、どんな需要があるかを調べてくれます。
これらを確認することで、例えば土地活用の方針を賃貸住宅経営に決めた場合、マンションの一階を商業施設にすべきか、設備面はどのようにするかなどを考える材料にすることができます。

一括比較サイトを使う際の注意点

比較サイトを利用するときは、以下3つのポイントに注意しましょう。

１）プランの内容だけでなく、各企業の対応も重要

土地活用は長期的なプロジェクトです。ハウスメーカーとの付き合いが年単位に及ぶことも珍しくありません。このため、担当者と相性が合わなかったり、信頼できる人柄でなかったりすれば、スムーズに話し合いを進めるのは難しくなります。

このため、比較サイトを利用する際は、提案されたプランの内容だけでなく、担当者の対応もチェックすることを忘れないようにしましょう。担当者の対応や連絡の速さなども見て、長期的なパートナーとして大事な土地を預けられるか見極めることが大切です。

２）プランに実現の可能性があるのか

比較サイトでプランを取り寄せた時点では、土地の現地調査などが詳細に実施されているわけではないため、提案されたプランが本当に実現可能かどうかはわかりません。
魅力的に見えるプランであっても、営業担当者に収益予想や建築費などの根拠を確認しておきましょう。

また、その地域や類似の条件で土地活用の実績があるハウスメーカーに依頼することも重要です。近隣エリアでの実績があるかも、あわせて確認しておくとよいでしょう。実績のある会社は、地域の特性を理解し、実現可能性の高いプランを提案してくれる可能性が高い傾向にあります。

３）サイトに登録されていない地域密着型の企業の存在

比較サイトと提携を結んでいない企業からは、比較サイト経由ではプランを請求できません。しかし、利用した比較サイトと提携していない会社であっても、地域密着型で大手デベロッパーやハウスメーカーにない視点を持っているかもしれない建築会社があれば、個別に資料請求や問い合わせをしてみる価値はあります。
他にも注意点として、各企業に問い合わせをする段階でさまざまな個人情報を提供する必要があり、郵送で資料を送ってもらう場合は自分の住所なども教える必要があるなど、無料で診断してもらえるということには相応のデメリットがあります。

数多くの企業から、一括で土地活用プランを集めることができる比較サイトは、非常に便利な存在ですが、最終的に土地活用の方針を決めるのは土地を所有しているご自身です。比較サイトを経由して得た情報だけでなく、自分で調べた情報も加味しながら、よりよい活用方法について考えていきましょう。

■情報収集は比較サイト以外の方法も検討を

土地活用を後悔なく進めるためには、比較サイト以外の方法も検討しておくことがおすすめです。ここでは、対面相談やショウルーム訪問など、他のアプローチについて紹介します。

１）ショウルーム訪問：活用方法のイメージが具体的になる

ハウスメーカーや建設会社が設けている展示場に足を運び、実際の建物や設備を見学します。
ショウルーム訪問の大きなメリットは、土地活用に対する具体的なイメージを持てることです。間取りや設備、仕上げなどを自分の目で確かめられるので、土地活用のプランをより現実的に考えられます。ショウルームによっては、その場で専門家に質問したり、アドバイスを受けたりすることもできます。

最新の設備や技術、デザインなどを知ることで、自分の土地活用プランにも新しいアイディアを取り入れられるかもしれません。

２）対面相談：専門家とじっくり話し合える

ハウスメーカーや建設会社の担当者と直接会って、土地活用について相談できます。自分の希望や条件、予算などを詳しく伝え、専門家の意見を聞くことができます。

対面相談の大きなメリットは、専門家と直接話し合うなかで、疑問点を解消したり、新たな発見や気づきが得られたりすることです。土地活用は長期的なプロジェクトになるため、専門家とのやり取りを通じて、ご自身でも土地活用についても理解を深めていきましょう。

また、比較サイトと提携していなくても、対面相談を受け付けているハウスメーカーがあります。比較サイト以外の選択肢も考慮に入れながら、自分に合ったパートナーを見つけましょう。
相談方法はオンラインのみ、指定された店舗のみという企業もある一方、出張相談可という企業もあるので、事前に調べて効果的に活用しましょう。

・パナソニックホームズ「ビューノプラザ」は都市型の土地活用に強み

対面相談を検討する際は、パナソニックホームズが運営する「ビューノプラザ」の各店舗もチェックしてみましょう。

ビューノプラザは、3階建以上の建物の建築に特化した相談窓口です。土地活用を検討している方に向けて、建築プランの提案や収益シミュレーションなどに関するアドバイスなどを無料で提供しています。

ビューノプラザの特徴は、都市における多層階の建物による土地活用についてノウハウが豊富なことです。
具体的には、

• 二世帯住宅
• 賃貸併用住宅
• 賃貸住宅（アパート・マンション）
• 店舗・事業併用住宅
• オフィスビル
• ホテル

などです。

東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪に全9店舗を構えているため、近隣の土地活用の際は相談してみましょう。

【まとめ】

土地活用を検討する際、有効活用することができると選択肢を広げることができる比較サイト。大手ハウスメーカーから地域の建築会社までさまざまな企業から提案を受けられるので、その土地に適した活用方法や費用、収益見込みなどを総合的に判断できます。

ただし、比較サイトを利用する際は、プランの実現可能性や担当者との相性なども確認することが大切です。また、比較サイトと提携していない企業も視野に入れながら、幅広い選択肢からより自分に適したパートナーを見つけましょう。

土地活用は、自分に合ったパートナーを見つけ、納得のいくプランを実現することが何より大切です。さまざまなツールを上手に活用しながら、理想の土地活用をめざしましょう。

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