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鉄骨造の防音と遮音性能は大丈夫?構造から読み解く騒音対策方法とは

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【目次】

鉄骨造の構造と音が響く原因とは

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鉄骨造の種類

鉄骨造は、英語のSteelの頭文字を取って「S造」と呼ばれることもある通り、骨組みに鉄骨を用いた建物の造りを指します。マンションやビルなど大型の建造物から、一戸建てなどの一般住宅にも用いられるポピュラーな構造です。鉄骨造には主に「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」の2種類が存在し、それぞれメリットや特長が異なります。

  • 軽量鉄骨造

軽量鉄骨とは、厚さが6mm未満の鋼材のことで、これらを組み合わせたものが軽量鉄骨造と呼ばれます。2階建の戸建住宅やアパートなど、比較的小規模の建造物に用いられることが多く、規格内の部材を現場で組み立てる「プレハブ工法」という方法により工期を短く設定できるため、人件費や原材料費などのコストを抑えた施工が可能です。

  • 重量鉄骨造

重量鉄骨は、厚さ6mm以上の鋼材を使用した構造のことを指し、厚みがあることから軽量鉄骨造よりも強度があります。高層ビルなど大規模な施工にも適しており、太い柱と梁で支える「ラーメン構造」という建設方法が主流で、大きな窓や広い吹き抜けなど自由度の高い建築も得意です。

鉄骨造の防音性・遮音性

鉄骨造の防音性は、「木造よりも伝わりにくく、鉄筋コンクリート造よりは伝わりやすい」と言われています。鉄骨造は鋼材の骨組みを組み合わせた構造と前述しましたが、骨組みと壁の間など建物の内部に空間ができることで、音が伝わりやすくなるというデメリットもあります。一方でコンクリート造はコンクリートを内部に流し込み壁や床にすき間が生まれにくいため、高い防音性を誇ることができるのです。

また、遮音性に関しても同様で、JIS(日本工業規格)が定める遮音等級という遮音の性能を数値化した基準ではLL-60~65であり、鉄骨造は木造とコンクリート造のちょうど中間に位置しています。具体的な音の伝わり方として、軽量鉄骨造は「木造ほどではないものの生活音は聞こえる」、重量鉄骨造は「足音やドアの音など振動を伴う音が聞こえる」と表現されています。

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防音性能を高める施工方法と対策

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「防音」は「遮音」「吸音」の組み合わせ

防音性能<,strong>を高めるためには、「遮音」と「吸音」の2つの特性を組み合わせることが重要です。この2つは混同されることがありますが、実は異なる特性を持っています。

  • 遮音

遮音は「音をさえぎる」と書くため、遮音材自体が音を遮ってくれるものと考えがちですが、実はそうではなく音をあえて反射させることで壁の反対側に音が伝わりにくくする効果があります。そのため、音漏れを防止させたいときには遮音材を使用しますが、部屋の反響音を対策したい場合には遮音材だけでは効果が見込めません。

  • 吸音

一方で、吸音音そのものを吸収し、音の反射を起こりにくくします。楽器を使ったり会議などで大勢の人が集まり大きな音が出たりする部屋に吸音材を使用すると、音が響きにくくなり騒音を抑えることが可能になります。反対に、吸音材だけでは音漏れを防止する効果はありません。

遮音吸音の2つのメリットを組み合わせ、室内で音が反響しない環境を作りながら、外部にも音が漏れづらい構造にすることで、高い防音効果が見込めるようになるのです。

壁の防音施工

 壁への防音工事を実施する際には、下地の壁材仕上げの壁材を使用します。さらに、建築後に壁に直接張り付ける市販の吸音パネル遮音シートなどを使用すると、もともと防音効果の低い建築物でも、防音効果をアップさせることができます。

まず下地の壁材には、吸音の特性がある「音響下地壁材」と遮音の効果が期待できる「遮音下地壁材」があります。どちらも「クロス」と呼ばれる壁紙の内側に隠れる構造になるため、下地壁材によって壁の見た目が大きく変化することはありません。

仕上げの壁材クロスの部分に防音効果を設けたもので、壁のもっとも外側に位置するため、私たちの目にも触れるものです。壁材には小さな無数の穴が開いており、この穴から抜けた音を壁の奥にある吸音壁材・遮音壁材吸音・遮音することで、大きな音の出る環境でも高い防音効果が期待できる仕組みとなっています。

最後の吸音パネルや遮音シートは、市販品を購入することで自宅でも簡単にDIYができるというものです。吸音パネルグラスウールや密度の高い不織布などが使用されており、すでに使用されている部屋であっても簡単に張り付けることが可能です。

床の防音施工

床の防音対策をしたい場合、主な理由としては階下足音などが響くのを防止したいというニーズが挙げられるため、遮音材や遮音カーペットを使用します。

遮音材を用いた施工の方法としては、フローリング材の裏側に数ミリの遮音材をはさむことで、音や振動による騒音を防ぐ「防音フローリング」というものがあります。施工も簡単床の厚みが増さないこともメリットですが、「ドスンドスン」という重低音騒音は防ぎきれない側面もあります。

重低音の音を響かせないようにするためには、「二重床」という施工を用いることがあります。これは、特殊な防音効果のある床材の上にフローリングなどの一般的な床材を敷き、さらに基礎のコンクリートとの間に空間をもたせて振動を吸収することで、より高い防音効果を発揮できるという施工方法です。一方で、工期やコストがかかる方法とも言えるでしょう。

もっとも気軽に行える床の防音対策としては、やはり遮音性能のあるカーペットやマットを敷く方法です。もちろんこれまで紹介した施工よりも防音効果自体は劣るものの、誰でも気軽に市販品でできるという手軽さが一番のメリットと言えます。

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防音に優れた建築素材・間取りの工夫

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防音性に優れる建築素材

防音施工を施すためには、さまざまな建築用の素材施工方法を、コストや<メリット・デメリットを鑑みながら検討します。以下では、代表的な防音性に優れた建築素材を紹介します。

  • グラスウール

グラスウールとは、ガラスを高温で溶かして繊維状に加工した素材のことを指します。「ウール」という名称は、見た目からとられたものであり、羊毛を使用した素材ではありません。

一般的に防音性の他にも断熱性耐久性にも優れる傾向があるため、グラスウールを壁面に採用することでさまざまなメリットが得られます。一方で、水分や湿気に弱く、グラスウールを用いた施工には専門的な知識や技術が必要という面もあります。

  • 吸音ウレタンフォーム(スポンジ)

ポリウレタン樹脂を原料としている建築素材で、防音対策として主に用いられています。柔軟性があり空気を多く含んでいることで、吸音ウレタンフォームに音のエネルギーが入り込むとこれを取り込み、反射させずに音の響きを抑制できる効果があります。

製品の厚みや密度によって異なるものの、硬い素材ではないため、曲面など複雑な形状の壁面にも採用することができます。

間取りでできる防音の工夫

また、間取りを工夫することで隣家からの生活音騒音を軽減できるケースもあります。

例えば、リビングやダイニング、寝室などが隣り合っている住居の場合、壁一枚隔てた空間から生活音が発せられているため、音が聞こえやすい構造と言えるでしょう。一方で、クローゼットなどの収納スペース水回りが隣との境界に設置するケースや、間に階段などの共有スペースを配置したコの字型の構造は、直接壁が接地している面が少なくなるため、音が届きにくい構造になります。

まとめ

騒音問題トラブルに発展しやすいこともあり、防音性のしっかりしている住居に住みたいと考える人は多いでしょう。一般的に鉄筋造の建造物はコンクリート造よりも防音性が低いと言われがちですが、「吸音」と「遮音」の双方の対策を実施し、高い防音性を維持することも可能です。

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