住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
オーナーさま専用サイト
お役立ちコラム
【目次】
スキップフロアは狭い土地や傾斜のある土地でも、おしゃれで明るく風通しの良い家づくりができると人気が高まっている間取りです。
今回は、これから家を建てる予定でスキップフロアが気になっている人に向けて、スキップフロアのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
スキップフロアのメリット・デメリットをしっかりと理解し、スキップフロアが理想の家づくりに役立つかどうかじっくり検討しましょう。
スキップフロアとは同じフロア内に、一部の床の高さを半階分ずらしてできる空間のことです。スキップフロアは、1.5階・2.5階・中二階・中三階と表現されることもあります。
ユニークな構造のスキップフロアにはさまざまなメリットがあります。
スキップフロアには、デッドスペースが有効活用できることや収納スペースが確保できるなど、嬉しいメリットが沢山あります。
ここではスキップフロアを採用する7つのメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。
スキップフロアを採用する最大のメリットは、デッドスペースを有効活用できることです。
スキップフロアであれば、廊下や階段をつくる際に必要となるスペースが不要となり、床面積を増やせます。狭い土地や傾斜があり広さを確保しづらい土地でも、スキップフロアを採用することで、限られた空間を有効活用できます。
スキップフロアとの段差を有効活用すれば、収納スペースを確保できるメリットもあります。
たとえば、本を沢山持っている家庭であれば、スキップフロアとの段差部分を本棚にして本を収納するのはいかがでしょうか。また物が多い家庭であれば、スキップフロアとの段差を利用して大型の収納空間にするのもおすすめです。
もしくはスキップフロア自体を収納スペースとして使うのもよいでしょう。
スキップフロアを取り入れると、各階とスキップフロアが一続きになります。そうすることで仕切りのない、開放感のある広々とした間取りが実現します。
そのため、別のフロアからも家族の存在を感じられ、家族とのコミュニケーションが取りやすいのもメリットです。
通常、部屋と部屋を区切るには部屋の数だけ壁を作る必要がありますが、壁があるとどうしても採光や通風が確保しづらくなります。
しかしスキップフロアは、壁ではなく段差で部屋を区切ります。そのため採光・通風をしっかり確保でき、明るく風通しの良い家づくりが叶います。
傾斜がある土地でもスキップフロアを活用して、土地が高くなったところを中2階にすることで、傾斜を活かした家づくりが可能です。
また住宅の1階部分に車を格納できるビルドインガレージのある家にもスキップフロアはおすすめです。ビルドインガレージの天井を低くし、その上にスキップフロアをつくると、空間を立体的に活用できます。
はっきりと空間を区切る壁と比較して、スキップフロアは空間を繋げたまま緩やかに区切ります。
そのため圧迫感のない、開放的な空間がつくれると人気です。またスキップフロアで床の高さを変えれば、空間が変化しながら繋がるユニークな間取りを実現します。
スキップフロアを上手に活用すると、デザイン性の高いおしゃれな内装がつくれます。
たとえば、スキップフロアの上段と下段の床材を異なるものにすると、違和感なく空間に変化をつけられます。スキップフロアは注目度が高いものの、実際に取り入れている人はまだまだ少ないので、人とは違う個性的な家づくりをしたい人に最適です。
メリットの多いスキップフロアですが、いくつかデメリットもあるので頭に入れておきましょう。
まず、スキップフロアを取り入れると段差が増えるため、ホコリがたまりやすく掃除が大変です。
また段差や階段が多く高齢者の方には負担に感じたり、小さなお子さまがいる場合は段差につまづいてケガをしたりする可能性もあります。
さらに、ただおしゃれな家にしたい、という気持ちだけでスキップフロアを取り入れてしまうと、生活しづらい間取りになりかねません。
デザイン性と生活のしやすさを兼ね備えたスキップフロアにするためには、スキップフロアの施工実績が高い会社を選ぶことが大切です。
スキップフロアはデザイン性の高さや、開放感のある家づくりを理想とする人に最適な間取りです。
しかし使いやすさも考慮したスキップフロアにするためには、経験・技術のある施工会社に依頼することが大切です。
スキップフロアを検討している人は、スキップフロアが得意な施工会社に依頼してじっくりと話し合いを重ね、自分の希望を伝えるように心がけましょう。