住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
平屋にビルトインガレージを設けることで、日常生活での負担を軽減したり、楽しく過ごせる特別な空間をつくることができます。
本記事では、平屋にビルトインガレージを設置する場合の予算や、メリット・デメリットについて解説しています。
ビルトインガレージのメリットを紹介します。
リビングなどの室内からショールームのように愛車を眺められるのは、ビルトインガレージの醍醐味のひとつといえるでしょう。雨の日でも思う存分メンテナンスに没頭できるのも魅力です。
単なる駐車スペースとしてだけでなく、愛車の横で趣味を楽しむ空間にするのもおすすめです。ガレージのスペースに余裕がある場合は、ガレージの中に小さな部屋をつくって、趣味のグッズを所狭しと並べた空間にテーブルとソファーを置けば、愛車を眺めながら、ひたすら自分の好きなものと向き合えるスペースが完成します。
傘をさしながらの車の乗り降りや、荷物の積み下ろしは大変です。赤ちゃんやお年寄りがいっしょの場合はさらに大変です。ビルトインガレージなら、雨の日でも車でのお出かけが苦になりません。大きな買い物や大量の買い物をしても、ラクに運びこむことができます。
ビルトインガレージは魅力的な空間ですが、採用する場合は注意が必要すべき点もあります。以下解説していきます。
ビルトインガレージは排気ガスが充満しやすいため、換気のための窓や換気扇を設置したり、間取りの工夫によって排気ガスがこもらないようにしましょう。余裕があれば、しっかり換気できる排気ダクトの設置がおすすめです。
設計の際に換気扇の位置をしっかり決めておくと、配線を目立たせずコンセントやスイッチも使用しやすい位置に設置できます。
ビルトインガレージ内でしっかりと換気ができなければ、排気ガスが居住スペースに入り込む危険性もあります。ビルトインガレージで過ごす時間が長くなるのであれば、排気ガスの排出がしっかりできるように設備を整えましょう。
ビルトインガレージは屋外のガレージに比べて、車の音や振動が居住空間に伝わりやすくなるので、寝室はガレージから離して配置するなど、間取りの工夫が必要です。また、シャッターの開閉音についても、自宅だけでなく近隣にも迷惑がかかることがあるので、できるだけ静音性の高いシャッターを選ぶようにしましょう。
また、ガレージの換気対策に加えて、ガレージと居住空間の間の気密性の確保も必要です。リビングなどからガレージの愛車を眺められるようにする場合は、排気ガスの侵入を防ぐのはもちろんのこと、外気の侵入による冷暖房効率の低下を防ぐため、気密性の高いガラス戸の採用なども検討しましょう。
平屋は、一般的に2階建より建築費用が高くなる傾向があります。さらに、1階部分にガレージと十分な居住空間を確保しようとすると、建物が大きくなり、その分建築費用もアップします。もちろん、それに見合った広さの土地も必要になります。
平屋の建築費用を少しでも抑えたい場合は、建物の形を正方形やI字型のようなシンプルな構造にしたり、屋根の形を勾配の少なめな片流れ屋根にしたり、設備のグレードを抑えたりしましょう。
平屋にビルトインガレージがあると、雨の日や大きな買い物をした際には、屋内まで車を乗り入れられるため大変便利です。特に、赤ちゃんやお年寄り連れの場合は、外出時の負担が軽くなるでしょう。
また、ビルトインガレージは便利なだけではありません。好きな車やバイクを室内から思う存分眺めながら生活できたり、趣味の空間や家族との憩いのスペースとして利用できたりなど、工夫次第で特別なオリジナリティ溢れる空間づくりが可能です。
日常生活においての負担が減るだけではなく、楽しみや癒しが増える空間となるビルトインガレージの設置は大いに検討する価値があるでしょう。