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吹き抜けの家は寒い?メリット・デメリットや後悔しないためのポイントを紹介!

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【目次】

明るく開放感あるれる吹き抜けは、おしゃれな雰囲気も手伝って人気のある空間です

しかし、吹き抜けはメリットばかりではなくデメリットもあります。

本記事では吹き抜けのメリット・デメリットを解説します。デメリットを解決できるポイントも紹介しているので、吹き抜けのある間取りを検討している方はぜひ参考にしてください。

吹き抜けのメリット

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吹き抜けの主なメリットは以下の3つです。

  • 空間が広く感じられる
  • 採光を確保しやすい
  • 家族間のコミュニケーションがとりやすい

ひとつずつ紹介します。

空間が広く感じられる

吹き抜けの最大のメリットは、空間が広く感じられ開放感が味わえる点です。

大きな吹き抜けでなくても、部屋や間取りの一部を吹き抜けにすることで狭い空間も広く感じられます

建築条件を満たすために、リビングや玄関を小さくしなければならない場合があるかもしれません。そんな場合は、吹き抜けを設けることで圧迫感を和らげることができます

採光を確保しやすい

吹き抜けのない部屋に比べ、吹き抜けのある部屋は採光を確保しやすい点も大きなメリットです。

吹き抜けにすることで外周と隣接する壁が増えるので、その分窓を大きくとることができます。特に吹き抜けの上部に大きな窓や複数の窓を設置すると、たっぷり光を取り入れることができます。住宅密集地では周りに建物があることで、十分な採光を確保できない場合がありますが、吹き抜けを設けることで光を取り入れることができます

家族間のコミュニケーションがとりやすい

吹き抜けを階段下やリビングなどに設置すると、家族を身近に感じられコミュニケーションがとりやすくなります。

たとえば吹き抜けのあるリビングであれば、2階にいる子ども達の様子が分かりやすくなります。

一方吹き抜けがない住宅の場合は、2階の様子がわからずコミュニケーションがとりにくいため、間取りによっては顔を合わせる機会が少なくなってしまうかもしれません

特にリビング階段の吹き抜けの場合、家族が顔を合わせる機会が多くなり、リビングからお子さんに向けて「ご飯ができたよ」「時間だよ」などの声掛けもすぐにできます。

また、吹き抜けの広々とした空間をつくればその分、人が多くても居心地が良く集まりやすい空間をつくれるのも良い点です。

コミュニケーションがとりやすく声が掛けやすい半面、音が響きやすいといったデメリットがあるので、家族の過ごし方によって吹き抜けを採用するか判断するとよいでしょう。

冬は寒くなりやすい?吹き抜けのデメリット

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吹き抜けにはメリットだけでなくデメリットもあります。

  • 冷暖房効率が低くなりやすい
  • 構造次第で暑さ・寒さを感じやすい
  • 音が家全体に伝わりやすい

順番にみていきましょう。

冷暖房効率が低くなりやすい

吹き抜けにするデメリットのひとつとして、冷暖房効率が低くなりやすい点が挙げられます。通常の天井高に比べ2階部分もつながることで、単純に空調する空間が2倍になるからです。

空気の性質として冷えた空気は下へ、暖かい空気は上に行きます。そのため冬は暖房しても暖かい空気が吹き抜けの上の方にたまってしまうので、下の方は寒く感じられる場合があります。

また、エアコンの能力が不足しているため、十分空調できない場合があります。6帖の吹き抜けだからといって6帖用のエアコンでは能力不足で、上下階合わせて12畳分の空間を空調する能力が必要になります。能力の高いエアコンを使えば、その分光熱費も高くなります。

構造次第で暑さ・寒さを感じやすい

吹き抜けは構造次第で、暑さや寒さを感じやすいといわれています。吹き抜けでは光をたっぷり取り入れるために大きな窓を設けるのが一般的ですが、高性能のガラスやサッシを採用しないと外気温の影響を受けやすくなります。また、窓の方位も大きく関わってきます。

吹き抜けを検討する場合は、ZEH基準などに対応した気密性や断熱性の高い家にすることをおすすめします

音が家全体に伝わりやすい

吹き抜けの場合、音が家全体に伝わりやすいことも覚えておきましょう。吹き抜けは壁が少ない分、音が伝わりやすく些細な音も響くのです。

1階での会話、トイレやお風呂、キッチンの水の音、リビングのテレビの音なども、2階へ響きます。寝室や子供部屋にいても音が気になって寝付けなかったりするかもしれません。

特に一人ひとりの生活リズムが異なる家庭では、音に注意をしないとお互いがストレスを感じる可能性があります。

また間取りによっては、音だけでなくニオイも2階に広がりやすくなります。キッチンのニオイが2階まで広がることもあるので、音やニオイに敏感な家族がいる場合は、よく相談をしてから吹き抜けにした方がよいでしょう。

吹き抜けの家を建てる際に知っておきたいポイント!対策を紹介

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吹き抜けのデメリットに対する対策を紹介します。

  • シーリングファンを設置して寒さ・暑さ対策をする
  • 窓の位置と種類を検討する

ひとつずつ見ていきましょう。

シーリングファンで寒さ・暑さ対策

吹き抜けの寒暖差対策としては、シーリングファンがおすすめです。シーリングファンとは、部屋の空気を循環させ室温を均一にする住宅設備です。

吹き抜けの天井部にシーリングファンを取り付けることで、暖かい空気を下に戻してくれるため冷暖房効率も高くなります。シーリングファンの手入れが難しい場合は、サーキュレーターなどを取り入れるのもよいでしょう。シーリングファンは、おしゃれでデザイン性が高いものが多数販売されています。

予算に余裕があれば、全館空調もおすすめです。吹き抜けだけでなく、家全体の温度差が少ない快適な住まいを実現できます。

窓の位置と種類も重要

吹き抜けに設置する窓の位置や種類を、どのようにするか検討しましょう。

窓の位置や種類を検討しないで吹き抜けを採用すると、居心地の悪い空間になってしまったり、寒さや暑さに悩んだりするからです。窓は家の断熱性に直結します。夏場に暑くなる原因も、冬場に熱が逃げる原因も全て窓が上位にあります。

夏場は部屋に暑さをとりこまないようLOW-E複層ガラスを採用すると、より効果的です。LOW-E複層ガラスとは、LOW-E膜でコーティングされている複層ガラスのことで、冬場は熱を逃がさず夏場は暑さを取り込まないといったメリットがあります。

そのほか、設置する場所にあわせて、断熱タイプのガラスか遮熱タイプのガラスを選ぶようにしましょう。

また窓のサイズや位置も重要です。窓の位置によっては直射日光で室温を高くしたり、西日でまぶしく不快な空間になってしまったりするからです。

より最適な心地良い空間にするためにも太陽の角度や季節によっての採光がどのようになるかシミュレーションをして、最適な位置に最適な窓を取り付けるようにしましょう。

そのほか、窓からの熱や冷気を取り込まないよう、電動カーテンやハニカムシェードなどの使用も検討するとより快適で居心地の良い空間に仕上がります。

ポイントを押さえて吹き抜けのある家づくりをしよう

心地良い自然光と開放感を生む吹き抜けは、注文住宅のなかでも人気です。一方広い空間が生まれる吹き抜けは、エアコンの効きが通常より悪く冷暖房効率が低くなりやすいといったデメリットもあるため、採用するか悩んでいる方もいるでしょう。

吹き抜けを検討している方は、シーリングファンやサーキュレーターなどで部屋の空気を循環させ冷暖房効率をあげるのがおすすめです。また、吹き抜け上部の窓の種類を断熱性能があり遮熱するタイプにすることで、より快適な空間になります。

吹き抜けがあれば毎日心地良い自然光を浴び、家族団らんをしやすい空間をつくれます。ぜひ吹き抜けを検討し、毎日の日々に彩りを添えてください。

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