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30坪の注文住宅は回遊動線のある間取りがおすすめ|メリット・デメリットや注意点を紹介

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【目次】

家事のしやすさや暮らしやすさを重視したい場合は、回遊動線を取り入れるのがおすすめです。本記事では、30坪前後で快適な暮らしを実現するための回遊動線のポイントについて、実例を交えながら詳しく紹介します。

回遊動線とは

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回遊動線とは、家の中をぐるっと回れる動線のことです。行き止まりがないため、各部屋へスムーズに行き来ができます。

回遊動線は「生活動線」「家事動線」の2つに分けられます。

生活動線は、朝起きてからの身支度や帰宅してからの行動における日常生活での動線、家事動線は、洗濯や掃除などの日常的な家事をする際の動線です。

回遊動線により、日々の生活の動線の無駄を減らすことができます。

回遊動線のある間取りのメリット

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間取りに回遊動線を取り入れるメリットについてご紹介します。

ショートカットで移動時間を短縮

回遊動線は室内の移動をショートカットできるため、効率良く部屋の行き来ができます。

たとえば、買い物から帰宅して玄関からすぐにキッチンへ移動できれば、買い物したものを運びやすくなるでしょう。また、裏口から浴室に直接行ける動線をつくることで、泥だらけで帰宅した子どもを浴室に直行させることができます。

一つひとつの移動にかかる時間を短縮することで、朝の忙しい時間帯の身支度や夕飯の支度なども無駄なく効率的にこなせるでしょう。

動線の混雑が起きにくい

回遊動線にすると各部屋に出入りする経路が増えて、家族が移動する際の渋滞が起こりにくくなります。

洗面所と洗濯機が同じ場所にある場合、朝の忙しいときに家族の朝の準備と洗濯が被ってしまうだけでもストレスです。さらに、重い洗濯物を朝の混み合っている空間から運びだすのは大変でしょう。出入口が分けられるだけでも、目的の場所にいきやすく混雑が軽減されます。

帰宅後も、すぐ手を洗いたい、汚れた体や衣類などを部屋にいく前にどうにかしたいなど、目的に合わせスムーズに動ける間取りにできれば、渋滞の緩和が期待できます。

家事効率が向上し負担を軽減することができる

キッチンとランドリールームの動線を確保することで、料理をしながら洗濯機を回したり、洗濯ものを干せるため、効率良く家事をこなせます。

効率の良い家事動線は家の出入り・洗濯・料理の3つをリンクさせて考えるのがポイントです。

たとえば、勝手口からバルコニーに出られるようにすることで洗濯物を干す際の移動を減らし、重い洗濯物を持ち運ぶ負担を減らすことができます。勝手口の近くにパントリーを設けることで、購入した食材をパントリーにしまう負担を軽減できます。

空間が広く感じられる

回遊動線により行き止まりが減ると、閉塞感がやわらぎ空間が開放的に感じられます。

また、洗面所やトイレといった水回りは渋滞が生じやすい場所ですが、そこに至る経路が複数あれば渋滞を緩和してストレスを減らすことができます。

ただし、ライフステージの変化により最適な動線も変化する可能性があります。。

新築の際は子どもが小さく、家族と一緒に過ごすことが前提の間取りのため、子育てしやすかったとしても、大きくなればプライベートな空間を求めるでしょう。そのため、現状だけではなく、将来についても意識しながら間取りを考えることがポイントです。

回遊動線を採用する際の注意点

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メリットの多い回遊動線ですが、採用する際注意すべき点もあります。

出入口が増えすぎる

回遊動線は、生活や家事を効率良くできますが、回遊動線をつくることを目的の間取りにしてしまうと、無駄な出入口をつくってしまう可能性があります。

出入口が増えると収納場所やプライベートな空間も減ってしまいます。生活の利便さばかりに目を向けてしまうと、実際に生活し始めるとそれほど必要がない出入口があることに気づき、後悔する可能性もあります。

生活スタイルをしっかり振り返りながら、回遊動線を考えましょう。

居住スペースが削られる

回遊導線の視点からキッチンを考えたとき、人気が高いのが「アイランドキッチン」です。

アイランドキッチンは壁から離して設置するため、他のタイプに比べて広いスペースが必要です。そのため、スペースに余裕がない場合は、他のスペースが狭くなる可能性があります。

また、回遊動線により通り抜けを良くすることで壁面が減り、収納する棚やクローゼットなどの設置ができなくなる可能性があります。

収納スペースの確保がしにくくなるため、居住スペースに収納棚を設置してしまうと、居住スペースが収納で削られてしまう場合もあるでしょう。そのため、収納や家具の配置についてもあらかじめ考えておくことがポイントです。

壁が少なく構造が弱くなる

間口が広く壁が少ないと、建物の構造としては弱くなります。

建築物は、地震や風などの横からの力に耐えられる壁である耐力壁は、階ごとに所定の量の設置が義務付けられています。

回遊動線を採用する場合でも、建築基準法で定めた耐震等級をクリアする間取りにしなければなりません。回遊動線を採用する際には、耐震等級とのバランスも考えましょう。

回遊動線の取り入れる際のポイント

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回遊動線を考える際に大切なポイントは、前もって間取りのシミュレーションをすることです。ここでは回遊動線においての注意点を含めて詳しくご紹介します。

間取り図をシミュレーションする

回遊動線を取り入れる場合、家族の行動をシミュレーションすることが大切です。シミュレーションしなかったばかりに、実際に生活を始めてみると、思いのほか使いづらく後悔してしまうことも少なくありません。

家事のシミュレーションだけでなく、家族一人ひとりの日常の動きもチェックしておきましょう。

実績の多いメーカーに依頼する

回遊動線の採用には、無駄な通路や家族の生活に合わない動線が生まれてしまうなど、思わぬ落とし穴があります。そのため、実績の多いメーカーに相談しながら進めていけると安心です。

実績あるメーカーに相談することにより、デメリットとならないような回遊動線はもちろんのこと、家族が生活しやすく、家事の負担も減るような提案が期待できます。

30坪前後の回遊動線の間取り実例

ゆとりのある配置にしたアイランドキッチンによって、家事動線がスムーズになり、自然に家族がお手伝いしたくなるキッチンを実現させています。

回遊動線を採用した、30〜40坪台の注文住宅の実例をいくつか見ていきましょう。

アイランドキッチンで回遊動線を実現した住まい

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こちらの住まいは、アイランドキッチンを採用して家事がスムーズにできるような回遊動線を実現しています。

キッチンの背面には大きなカップボードを設置したことで、食器を取り出しやすい位置に収納しながらすっきりとした余裕のある見た目を保っています。リビングとは対照的な、シックな色使いにしたことにより、落ち着いた印象のキッチンとなっています。

アイランドキッチンで回遊動線を実現した住まいの建築実例を見る

回遊できるキッチンで料理のお手伝いがはかどる住まい

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こちらの住まいもアイランドキッチンを採用し、回遊動線を実現した実例です。

ゆとりをもって回遊できる広さがあるため、キッチンで家族が渋滞することなく、家事動線がスムーズです。そのため、家族一緒にキッチンに立つことも可能となり、自然にお手伝いしてもらえそうなところもポイントです。

お手伝いがはかどる回遊動線がある建築実例を見る

回遊動線の間取りで快適な暮らしを実現しよう

回遊動線を取り入れた間取りは、開放的で日常生活や家事を効率的にできるため、非常に利便性が高いでしょう。

しかし、耐震面においての基準や居住スペースを狭くしてしまう可能性があるなど、注意すべき点もいくつかあります。

回遊動線を実現させる際には、家の出入り・洗濯・料理の3つをリンクさせて考えるだけではなく、家族の日常をシミュレーションすることがポイントです。回遊動線をうまく取り入れて、快適な暮らしを実現する家づくりを進めていきましょう。

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