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【間取り例付き】60坪のビルトインガレージのメリットや注意点とは

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【目次】

住宅内に駐車スペースを設けるビルトインガレージは、雨風の強い日や多くの荷物を家の中に運ぶ時に便利で、限られた土地でも効率的な間取りを実現できるなどの理由で人気があります。愛車を眺めたり趣味を楽しんだりできるのも嬉しい点です。

一方で、実際に建築する際にはガレージの広さと間取りのバランスに悩む方も多くいるでしょう。ここではビルトインガレージのメリットや設計時の注意点、60坪の間取りについて実例も交えながら紹介します。

60坪のビルトインガレージのある注文住宅の考え方とは

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一般的に車1台分のガレージは4〜5坪、2台分であれば8〜10坪必要とされています。60坪台の住宅にビルトインガレージを建てる場合、どのような間取りを実現できるのか、延床面積と敷地面積の場合で想定してみましょう。

延床面積60坪|ビルトインガレージの間取り

一般的に延べ床面積の平均は37坪なので、延べ床面積60坪の家はかなり大きいです。

延床面積が60坪もあれば、車2台分のガレージと5LDKほどの間取りが実現でき、ガレージと居住空間の両方を広々と設計できます。

子ども部屋や書斎などの居室はもちろん、スポーツやアウトドア用品、ストックしておきたい生活用品の収納に役立つ土間スペースを設けることも可能です。

収納以外にも、趣味を楽しめる6〜8帖ほどの個室を設けることもできるため、生活するうえでの利便性と快適さを兼ね備えた空間づくりが実現できます。

敷地面積60坪|ビルトインガレージの間取り

一般的に敷地面積の平均は76坪なので、延べ床面積60坪の家は少し小さいです。

敷地面積60坪の場合は、車2台分のガレージと家族5〜6人が余裕をもって暮らせる5LDKの間取りができます。

ガレージと住居スペースの間に、ウォークインまたはウォークスルー型の大容量クロークを設けると、外出や帰宅時の動線がスムーズになります。

居住空間も広々と使えるため、中庭や吹き抜けをつくったり、リビングからガレージを眺められる設計にしたり、遊びを取り入れた自由度の高い間取りを考えることもできるでしょう。

詳しくはこちらを参照ください。

注文住宅融資利用者 2022年住宅面積のデータ参考

60坪のビルトインガレージを建てるメリット

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60坪の面積があれば、延床面積でも敷地面積でも、間取りの工夫次第で車2台分のガレージをつくることができます。なかでも、愛車2台を並べてリビングから眺められるようなスタイルは、車好きの方に人気です。

1台だけ駐車して、残りの空間を掃除の作業スペースや、アウトドア用品・ガーデニング用品など趣味道具置き場にすることもできます。車以外にも、バイクや自転車、ベビーカー置き場だけではなく、将来的にご家族の車が増えた場合でも2台駐車できるため安心です。

もちろん、車1台分だけのビルトインガレージを設け、居住スペースを広く取った間取りもよいでしょう。限られた土地の広さでも駐車スペースを敷地内に確保できたり、車から家の中への荷物の移動も楽々行えたりと、ビルトインガレージには多くのメリットがあります。ライフスタイルにあわせて、うまく間取りに取り入れてみましょう。

ビルトインガレージのある家の間取りアイデア

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ビルトインガレージを間取りに取り入れる場合、居住空間とガレージの広さのバランスや間取りに悩まれる方も多いのではないでしょうか。ここではビルトインガレージをつくる際の間取りアイデアをご紹介します。

外出・帰宅時に便利な動線をつくる

ガレージから直接アクセスできる位置に土間や大容量の収納スペースを設けておくと、車での外出・帰宅時に便利な動線を実現できます。

土間とガレージをスムーズに行き来できるため、雨風の強い日や重い荷物、大きな荷物の出し入れが楽になるでしょう。また、収納スペースに直接、生活用品などのストック品を収納できるので、まとめ買いして帰宅した時でも多くの荷物を他の場所へ運ぶ必要がなくなり便利です。

ガレージと居住空間との動線をスムーズにするには、ウォークスルー型のシューズインクロークや衣類クローク、帰宅時にすぐ手洗いができるよう洗面台を近くに設置するのもおすすめです。

日当たりと風通しを確保する

ガレージは家の正面の日当たりがよい場所に設置することが多いです。そのため、ガレージの後ろにスペースが余る場合は、日当たりと風通しを考えた間取りにする必要があります。

暗くなりがちなガレージの後ろは、日当たりを気にする必要のないトイレ、浴室、洗面台などの水回りや、物置きスペースを配置するのがおすすめです。湿気が気になる場合は、それぞれの空間に窓や換気扇をつけて風通しを確保しておくことも大切です。

また、外出時の身支度や帰宅後の手洗いに便利な洗面台はガレージと同じ1階につくり、日当たりが重要なリビングやバルコニーを2階にすると、ガレージと生活空間のバランスが取れた間取りにできるでしょう。

ガレージの隣に趣味室を設ける

土地に広さがある場合は、ガレージの隣に趣味室やリビングをつくり、愛車を眺められる設計にすると、暮らしをより一層充実させることができるでしょう。

愛車のお手入れ用品のほか、ゴルフや釣り、サーフィンなどの趣味用品を置くための趣味室がガレージに隣接していると、汚れや広さを気にせずにメンテナンスに集中できます。一人ソファで寛ぎながら、お気に入りのコレクションを眺められる空間にするのもおすすめです。さらに子どもと一緒にDIYをするなど、活用の幅が広いのも魅力です。

また、ガレージとの仕切りをガラス戸にし、リビングを隣に設けた間取りも人気があります。リビングからお気に入りの愛車やバイクの姿を堪能できる、優雅な日常を送れるでしょう。

【60坪】ビルトインガレージのある住まいの建築実例3選

重視するポイントによって様々な間取りが考えられますが、実際にはどのような住宅ができるのでしょうか。ここではパナソニック ホームズで手がけたビルトインガレージの建築事例を、敷地面積または延床面積が60坪前後のものに絞って3つ紹介します。

1階に車2台分のスペースを確保した、3階建て二世帯住宅

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敷地面積69坪のこちらのお宅は、世帯ごとに玄関やフロアを分けた完全分離タイプの二世帯住宅です。

1階部分は2台の車を並列で駐車できる広々としたビルトインガレージをつくり、構造の強さを活かしてワイドな開口と空間を実現しました。

ほかにも、ゲストルームとして使える和室とセカンドリビングを計画することで、それぞれの暮らしを尊重しています。エレベーターを設置し、親世帯が高齢になっても快適に交流できる間取りとなりました。

1階に2台分のスペースを確保したビルトインガレージの建築実例を見る

居間空間も広々とした2階建てビルトインガレージ

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延床面積約56坪の邸宅にあるビルトインガレージは、車2台収まる大きなサイズです。

ビルトインガレージは車好きのご主人のこだわりで、道路側と庭側の両方にシャッターを設けることで利便性の高い、堂々とした佇まいの外観になりました。ガレージは広々としたテラスとつながり、ご主人がここで愛車のお手入れをされることもあります。

アウトドアやスポーツのグッズまでしっかり収まる広さのシューズインクロークともつながり、行き来がスムーズな間取りを実現しました。

居間空間も広々とした2階建てビルトインガレージの建築実例を見る

ビルトインガレージをつくりながら居間空間も広々とした住まい

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「ガレージやバルコニーをつくりながら居住空間も広く」というご希望を実現した、敷地面積64坪、延床面積56坪の邸宅です。日が当たりにくい1階の採光を確保するために、シースルー階段や天窓・大開口窓を採用して、明るく開放的な空間を実現しています。

ガレージのシャッターは外観と同系色を選び、自然で落ち着きのある佇まいになっています。ガレージの大きさに余裕があるため、車庫以外にも様々な活用ができそうです。

ビルトインガレージをつくりながら居間空間も広々とした住まいの建築実例を見る

ビルトインガレージの間取りで気をつけるべき5つのポイント

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様々なスペースとして活用できるビルトインガレージは多くのメリットがある一方で、建ててから後悔することや、ご近所トラブルにつながるケースもあります。また、ビルトインガレージは建てた後ではリフォームが難しい場合もあるため、建てる前に注意すべきポイントをしっかり把握してから設計することが大切です。

ここではビルトインガレージをつくうえで気をつけるべきポイントを5つ紹介します。

新築時に計画する

新築時は予算が不足しているのでビルトインガレージを諦め、リフォーム時に後付けや増築をしようと考えている方は注意が必要です。新築時よりも費用が高くなったり、そもそもリフォーム時にビルトインガレージを相談できるハウスメーカーが限られたりと、ハードルが高くなります。

住宅の1階部分につくられるビルトインガレージの構造上、建築後ではリフォーム自体できないケースや間取りに制限が生じる場合もあり、新築時の計画がおすすめです。

新築時は予算の都合がつかず、ビルトインガレージを最初からつくることが厳しいという場合は、将来的なリフォーム計画を含めてハウスメーカーの方に相談したうえで設計しましょう。

シャッター選びに注意する

外観に影響するシャッターはデザイン性で選んでしまう方も多いかもしれませんが、経年劣化や開閉方式も考えて選ぶ必要があります。ビルトインガレージのシャッターは毎日開け閉めするものですし、シャッターの開閉音による家族や近所への影響も考慮しなければなりません。

シャッターの素材としては、スチール製のものはコストが低いですが、錆びやすく買い替え頻度が増え、結果的にコストが高くなってしまうかもしれません。アルミ製、ステンレス製のものは初期コストが高く見えますが、錆にくいという特徴があります。木製のシャッターはデザイン性が高く錆は発生しないものの、メンテナンスの手間がかかります。

また、シャッターの開閉方式には種類があるため、それぞれの特徴を把握して選びましょう。巻き上げを手動でおこなうシャッターはコストが低い一方で、開閉音が大きいのが難点です。

オーバースライダーや横引きを自動でできるものはコストが高いですが、開閉音が静かで、リモコンで簡単に操作できます。ただし、自動開閉式のシャッターは故障やメンテナンスを考慮する必要があります。オーバースライダー型は天井高や天井に照明がつけられないことも考えたうえで検討しましょう。

騒音対策を考える

ビルトインガレージは居住空間とつながっているため、車を出し入れする際やシャッターの開閉時には、その音や振動が生活に影響しないように注意することが大切です。

たとえば小さな子どもがいるご家庭では、エンジン音や振動で子どもが起きてしまうかもしれません。日々のシャッター音にご家族がストレスを感じるようでは困ります。

対策としては、ガレージと寝室を離す、または隣り合わせにしないような間取りを設計しましょう。ビルトインガレージを1階、リビングやキッチンは2階、寝室は3階といった間取りがおすすめです。

閑静な住宅街や近隣住宅と距離が近い場合には、早朝や深夜にシャッターの開閉をすることで騒音が発生してしまい、ご近所トラブルにつながってしまうケースもあります。シャッターの錆びや開閉方式が騒音の原因につながることがあるため、錆びにくい素材のものや、手動ではなく自動開閉式のシャッターを選ぶなどの対策を取りましょう。

必要設備を整えておく

ビルトインガレージは駐車するスペースを確保するだけではなく、そのスペースを活用するための必要設備についても設計段階から検討しておく必要があります。

・換気扇

ガレージ内はガソリンやオイル、タイヤの臭いで気分が悪くなったり、排気ガスが充満すると非常に危険です。換気扇の設置は必須と考えておきましょう。

・照明

昼間でも暗いガレージ内には照明が必要です。照明があると、真っ暗な夜間でも安心して駐車や荷物の出し入れをすることができます。照明を後付けしようとすると、設置場所や配線をうまく確保できないケースもあるため、設計時につけておきましょう。

・水道・シンク・排水口

ガレージ内で洗車や掃除をする時には水回り設備があると便利です。また、ガレージの床に排水口があると、雨風によりガレージ内に水たまりができてしまうことも避けられます。

・コンセント

将来的にEV(電気自動車)に乗り換える可能性を考慮する、あるいはガレージ内で電動工具などが使えるようにコンセントをつけておくのもおすすめです。

将来の車の買い替えや台数の変更の可能性を考える

住宅の土台となる1階部分に設けたビルトインガレージをあとから改築することは、費用面でも構造面でも容易ではありません。将来を見据えた設計が大切になります。

今はコンパクトな車を使用していても、将来家族が増えて大きな車に買い替えるタイミングがくるかもしれません。また、子どもが成長して車を追加購入するなど、車の台数が増えることも考えられます。設計時にハウスメーカーの方に相談しながら、十分な広さを予め確保するようにしましょう。

ライフスタイルに合わせた60坪のビルトインガレージのある暮らしを実現しよう

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60坪の土地にビルトインガレージをつくる場合は、間取り次第で車2台分のスペースを取ることができます。あわせて大容量収納を設け効率的な動線にしたり、愛車を眺められる趣味のスペースをつくったりなど、様々な間取りを検討できるでしょう。利便性だけでなく、車好きの方には愛車が身近にある嬉しい暮らしです。

一方、ビルトインガレージは建ててしまった後からでは改修が難しいケースもあるため注意が必要です。現在の暮らしとライフスタイルの変化を考慮しながら、ビルトインガレージ導入や広さを検討しましょう。

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