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【ペット(犬・猫)と暮らす家の間取りアイデア】飼い主も快適に暮らすには?

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【目次】

ペットを飼っている人は「犬と楽しく暮らすための間取りが知りたい」「猫が快適に暮らせる家にしたい」など、ペットにとって居心地が良い環境を考えることも多いでしょう。しかしペットと暮らす家は、家族の一員であるペットが快適に過ごせるだけではなく、飼い主にとっても心地良い空間であることが大切です。

本記事では、犬・猫それぞれの特徴に合わせた間取りアイデアや、ペットと飼い主が快適に暮らすための注意点を紹介します。

ペットと暮らす間取り例【犬編】

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犬は好奇心旺盛で、運動量が多い特徴があります。室内外での遊びを充実させるための工夫や、犬用グッズの収納スペースなどを間取りに取り入れましょう。

ここでは犬との生活をより快適にするためのヒントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ペット向けの間取りの特徴(1) 犬にも人にも優しい「回遊動線」

回遊動線は本来、人が快適に住むために設計された間取りですが、犬にとっても走り回りやすく快適に過ごせる構造になっています。愛犬が家族の後をついて歩いたり、家族が投げたおもちゃを取りに行ったりと、愛犬と家族が楽しくコミュニケーションを取れるのが魅力です。

回遊動線は効率的に家事ができるので、人にとっても暮らしやすい住まいになります。柱を減らしてリビングやダイニングの空間を広く確保する、アイランドキッチンを囲むようにLDKをつくるなど、人とペットに優しい回遊動線は家の各所に取り入れることができます。

ペット向けの間取りの特徴(2) 散歩の道具をしまえる「シューズインクローゼット」

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人の靴や傘などを収納するシューズインクローゼットに、ペット用品をしまうスペースをつくるのもおすすめです。散歩用のリードや病院用のキャリーケースなど、愛犬が外出するときに使うグッズは、玄関から近いスペースに収納できる方が使いやすいでしょう。

愛犬と家族が帰宅した際に、外で使った道具をシューズインクローゼットに入れて部屋に上がれば、室内を汚したり散らかしたりすることもありません。シューズインクローゼットを広めに確保し、家族のスポーツ用具やアウトドア用品などと一緒に愛犬グッズが収納できるスペースを確保しておきましょう。

ペット向けの間取りの特徴(3) 散歩後に足を洗える「足洗い場」

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愛犬の散歩が日課になっている場合は、散歩から帰ったときに足が洗える洗い場を、玄関や勝手口などの出入り口付近につくると便利です。特に大型犬は人が抱えて移動するのが難しいため、足やお腹、顔の周りなどを手軽に洗える洗い場スペースがあると重宝するでしょう。

洗面台を使って洗う場合は、犬の体勢を崩さない底が平らな洗面台をおすすめします。愛犬のサイズに合わせた洗い場をつくりましょう。

ペット向けの間取りの特徴(4) ドッグガーデン・ドッグラン

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大型犬や運動するのが好きな愛犬には、ドッグガーデンやドッグランをつくるとよいでしょう。リビングの開口部からつながるウッドデッキをつくる、あるいは、犬が自由に走り回れるような平坦で広い庭スペースを確保するのも効果的です。

庭を走り回った後に手足を洗ってすぐに室内に入れるように、ウッドデッキの近くには水栓を取り付けると便利でしょう。水栓のあるウッドデッキは、愛犬のシャンプースペースとしても活用できます。

愛犬を見守りながら家事ができるように、リビングやダイニングから見える場所にドッグランやドッグガーデンをつくるのもよいでしょう。

ペットと暮らす間取り例【猫編】

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猫は自由気ままで、自分好みの空間で過ごす特徴があります。猫がお気に入りの場所に移動しやすい工夫や、人との距離感が適度にとれる間取りにしましょう。

猫との暮らしをより快適にするためのアイデアを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ペット向けの間取りの特徴(1) インテリアのアクセントにもなるキャットウォーク・キャットタワー

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高いところを好む猫には、キャットウォークやキャットタワーを設けましょう。段違いになった棚を取り付ける、あるいは、外が見える高い窓や吹き抜けの上部などに愛猫が歩けるスペースをつくります。それほど幅を広く取る必要がないため、家のあちこちにキャットウォークをつくってあげてもよいかもしれません。愛猫も適度な運動ができ、家での暮らしを楽しめるでしょう。

市販のキャットタワーを置く場合は、壁側にスペースを設けておきましょう。キャットタワーから吹き抜けや高窓のキャットウォークまで上がれるようにすれば、さらにダイナミックに室内を移動できます。

キャットタワーはインテリアのアクセントにもなるため、つくる位置やデザインを工夫してみてください。

ペット向けの間取りの特徴(2) 外を眺められる、日当たりの良い窓

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室内から外の景色を見るのが好きな猫も多いでしょう。愛猫が外を眺められる窓は、日当たりの良い場所につくるのがおすすめです。暖かい日差しを浴びながら景色を楽しむことができ、愛猫も心地良く過ごせます。

また、愛猫が自分で好きな場所を選べるように、リビング以外の部屋にも窓を設けることが大切です。自由に移動して、お気に入りの場所で過ごすようになるでしょう。窓のサッシは、猫が座ったり寝そべったりできる程度の幅を確保しておくと、より過ごしやすいスペースになります。

ペット向けの間取りの特徴(3) 自分の居場所を確保できる「狭めのスペース」

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家族とペットが快適に暮らせる住まいをつくるなら、愛猫のためのプライベート空間があるとよいでしょう。猫は基本的に、自由気ままな単独行動を好む動物です。家族と一緒にいるのが好きな猫でも、静かなスペースでくつろぎたい時はあります。

ペットが自分の居場所を確保できるよう、ほどよく囲われたスペースを部屋の一角に用意しましょう。静かで囲われた場所は猫が安心できるため、キャットハウス置き場にするのもよいかもしれません。スペースの活用方法として、上部に猫のエサやおもちゃ、トイレ砂などのペット用品置き場を設けると、収納が確保でき世話もしやすくなるでしょう。

ペットと暮らす家の注意点

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人とペットでは体格や習性、過ごし方が大きく異なるため、人だけが過ごしやすくペットにとっては過ごしにくい間取りにならないように気を付ける必要があります。ここでは、人とペット両者にとって心地良い空間にするために大切なポイントを紹介します。

歩きやすい床材を使う

滑りやすい床材はペットの関節に負担がかかるため、滑りにくいものを選びましょう。フローリングにワックスがけをすると、ペットが歩くときに滑ってしまい、ケガを追うリスクがあります。床材をフローリングにする場合は、コルク材を使用しているものや、ペット用のコーティングをしてあるものなどがおすすめです。ある程度グリップ感がある素材のものを取り入れてください。

タイルカーペットは滑りにくく、汚れたときに部分的な交換ができるというメリットがあります。最近では小型犬の足腰を考えてつくられた専用のフローリングや、犬用のコルクシートなどもあるため、詳しい担当者に聞きながら選ぶのもよいでしょう。

ペットが過ごしやすい温度・空調

ペットと暮らすなら、年間を通してペットが過ごしやすい温度を保つことも大切です。真夏や真冬の気温はペットにとっても大きな負担になります。飼い主や家族が出かけている間も、ペットが快適な温度で過ごせるような空調管理を心がけましょう。

また、換気も重要です。締め切った室内では、ハウスダストやダニなどが繁殖しやすい状態になります。換気も常に充分におこなえるよう心がけましょう。全館空調や24時間換気システムなど、初期費用だけではなくランニングコストも考えて最適な設備を取り入れてください。

ニオイ対策をする

犬や猫を飼うと、ニオイが気になります。常に部屋を清潔に保つようにしていても、食べこぼしや排泄物などのニオイが染み付いてしまうことがあります。ペットと一緒に住むときにはニオイ対策もおこないましょう。

最近の床材や壁材はニオイを吸着する、あるいは撥水性が高く拭き取りが容易な素材が使用されているなど、ニオイ対策がされているものもあります。詳しい担当者に聞きながら、素材を検討してみてください。

危ない場所にはペットフェンスを設置する

留守の間や就寝中など、常にペットの行動を把握しておくのは困難ですが、ペットの安全は守る必要があります。

ペットが危険な場所へ立ち入らないように、火を使うキッチンやペットが脱走しそうな箇所、侵入してほしくないところにはペットフェンスを設置しましょう。

また、対面キッチンを採用している場合は、登られないように調味料や調理器具を置くなどして対策をしましょう。

ペットドアを設置する

ペットが各部屋を自由に行き来できるようなペットドアを設置してもよいでしょう。

犬は好奇心旺盛で、猫は自由気ままな性質があります。移動したいときに思うように行動できない時は、ドアをひっかいたり扉の取手に飛びついたりするかもしれません。

ドアの下方にペットが通れるサイズのペットドアを付けておけば、ペットの気分によって各部屋をいつでも出入りできます。飼い主も夜安心して眠れるうえ、ペットがドアを傷つけるリスクも減るでしょう。

また、ドアではなく引き戸にするのもおすすめです。引き戸はふだん開け放していても邪魔にならず、ペットが気軽に移動できる出入り口の役目を果たします。

トイレは家族から見えない場所に設置する

ペットのトイレは、家族から見えない場所に設置しましょう。

家族の視線のない場所にトイレを置くことで、ペットのプライバシーが守られ、安心して排泄できます。洗面所や少し奥行きのある場所にトイレを設置して周囲の壁や床に防水加工をすれば、ペットだけではなく家族も快適に過ごせるでしょう。

階段は緩やかにするか、スロープを設置する

犬を飼う場合、室内の階段は緩やかにするかスロープを設けましょう。

緩やかな階段は、愛犬が昇降する時の足腰への衝撃を和らげ、負担を減らせます。また、スロープにしておけばペットが年老いてからも歩きやすいでしょう。

ペットも人も「住み良い」間取りを意識して

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ペットと快適に暮らすためには、ペットの種類や性格に合わせた空間づくりと、飼い主も快適に過ごせる動線を考えることが重要です。

犬の場合は、広いリビングで自由に走り回れる空間や、散歩後の足洗い場、ペットドアなど、動きやすさを考えた間取りがおすすめです。

猫の場合は、高い場所に設置したキャットウォークや日当たりの良い窓辺のキャットタワーなど、自由気ままな猫の習性を満たす空間をつくってあげましょう。

愛犬・愛猫との幸せな暮らしを実現するために、上記のポイントを参考にしてペットに優しい間取りを検討してみてはいかがでしょうか。

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