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注文住宅でこだわりのポイントは?失敗しないための考え方も解説

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【目次】

憧れの注文住宅で何十年先も快適な暮らしができるようにと、デザインや間取りにこだわった家づくりがしたい人も多いでしょう。家づくりで失敗や後悔をしないためには、注意点を理解したうえで設計を進めることが重要です。

そこで本記事では、注文住宅を建てる際にこだわるべきポイントや、失敗を回避するための注意点などを解説します。こだわりが詰まった住まいの建築実例も紹介しますので、家づくりを検討している人はぜひ参考にしてください。

注文住宅の内観でこだわりたい間取り・部屋のアイデア

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まずは、注文住宅の内観でこだわると良いポイントをいくつか紹介します。ご自身の家族構成や生活スタイルをイメージしつつ、採用したい間取りや居室のアイデアを見つけて設計に盛り込みましょう。

間取り・生活動線

生活動線や家事動線は、シンプルで短いほどストレスを感じにくい快適な暮らしができます。

たとえば洗面室からファミリークローゼットを通ってリビング、玄関へとアクセスできる間取りにすれば、朝の忙しい時間帯の家族の混雑を減らすことができます。

家事動線については、水回りをまとめたり洗濯物を干す場所を洗濯室の近くに配置したりすることで、効率良く家事を進められるでしょう。行き止まりがなく、室内をぐるりと移動できる回遊動線を採用するのもひとつのアイデアです。

家族が実際に生活する様子をイメージしながら、家族の混雑や長距離移動が生じにくい間取りを検討してください。

リビング

リビングは家族が集まって長い時間を過ごす場所であり、こだわる部分によって印象が大きく変化する空間です。たとえば、庭やバルコニーをひと続きに配置することで開放感のある広々とした空間を演出できます。

リビングの一角に和室や小上がりスペースを設けて可動式間仕切りを取り付ければ、用途に合わせてさまざまな使い方ができるでしょう。おしゃれで開放的な空間づくりに有効な吹き抜けは、冷暖房効率の低下が懸念されますが、断熱性の高い住まいを設計することである程度解消できます。

こだわりのリビングを設計するためには、デメリットがあるからといって断念せず、工夫を凝らして理想の間取りやデザインの実現を図ることがポイントです。

キッチン

キッチンを設計する際は、まず「対面型」と「独立型」のどちらにするかを検討しましょう。

対面型キッチンは作業をしながらリビングを見渡せますが、空間全体に料理のニオイが広がったり来客時は人目に触れやすかったりすることがデメリットです。独立型キッチンは作業に集中できる一方で、作業中は家族とコミュニケーションが取りにくいという難点を抱えています。

家族と会話を楽しみながら料理をしたい人には対面型キッチン、ご自身のペースで進めたい人には独立型キッチンが適しているでしょう。

レイアウトについても「アイランド型」「ペニンシュラ型」「L字型」などがあり、それぞれ特徴が異なります。主にキッチンを使用する家族の考えや希望を取り入れつつ、作業がしやすい理想のキッチンをプランニングしましょう。

収納

収納スペースを設置する際のポイントは、収納したいアイテムに適した大きさと配置を検討することです。利便性だけでなく、来客からの見え方や扉の有無などデザイン性も考慮しましょう。

代表的な収納として「シューズインクローゼット」「ファミリークローゼット」「パントリー」「階段下・床下収納」などが挙げられます。

シューズインクローゼットはベビーカーやアウトドア用品などの大型アイテムを室内で保管したい人におすすめです。家族の衣類を一か所にまとめて収納できるファミリークローゼットは、家事動線の効率化を図りたい人に適しているでしょう。キッチン周りをすっきりとさせたい人にはパントリーが適しており、玄関や勝手口の近くに配置することで家事動線の向上も期待できます。

デッドスペースになりやすい階段下や床下も、工夫を凝らすことで収納スペースとして活用できるでしょう。

浴室・洗面所

多くの家庭が採用している「ユニットバス」は、壁の色や浴槽のタイプなどを好みで選ぶことができます。

浴室・バスタブの広さやデザインにこだわりたい人には「造作風呂」が向いていますが、建築コストが高額になりやすいという難点があります。また、素材やデザインにこだわりすぎると、日々の掃除がしにくくなる可能性があるため注意が必要です。

配置については脱衣所と洗面所を分けることによって、入浴中の家族がいる際も洗面所を気兼ねなく利用できるでしょう。

トイレ

トイレは、間取りや用途から適切な数と配置を検討することがポイントです。

トイレが2つ以上あれば混雑を避けることができ、おしゃれで独立した手洗い場のある来客用とシンプルなデザインの家族用に分けて利用することも可能です。2階建て・3階建て住宅の場合は、各フロアに設置するのもひとつの選択肢でしょう。

高齢あるいは車いすを使う家族がいる場合は、手すりのある広めのトイレを設計することで快適に利用できます。新築の段階でバリアフリー化しておけば、将来的にリフォームをすることなく住み続けられるのも利点のひとつです。

寝室・子ども部屋

寝室は、道路から極力離れた場所に配置するのがおすすめです。

生活音が出やすいリビングやトイレからも離すことで、生活スタイルが異なる家族に影響されることなく静かに過ごせるでしょう。

子ども部屋については、将来的に子どもが増える可能性がある場合、間仕切りで区切ることのできる大空間を設けるという選択肢があります。リフォームがしやすいように、新築の段階で窓やドアを2つ以上設けておきましょう。

階段

2階建て・3階建て住宅の場合は、階段の位置やデザイン、素材などにこだわることでデザイン性と快適性を兼ね備えた住まいを実現できます。

たとえば、リビングに階段を設置する「リビング階段」は、スケルトン階段やらせん階段を採用することでリビング全体がおしゃれな雰囲気になります。家族が顔を合わせる機会が増えるため、コミュニケーションが活発化するのもメリットです。

また、階段の途中に「スキップフロア(中二階)」を設けるという方法もあります。空間が段差でゆるやかに区切られているため、家族の気配を感じながら過ごせるのが大きな魅力です。

キッズスペースやリモートワーク用の書斎など、さまざまな用途に活用できるでしょう。

玄関

玄関にも広さやドアの開閉方向、土間の有無など、こだわることのできるポイントが複数あります。

玄関横のクロークを広めに設計したり土間を設けたりすれば、ベビーカーなどの大型アイテムを保管する場所として活用できるでしょう。玄関ドアの開き方については、開き戸と引き戸とで来客に与える印象が異なります。

玄関は住まいの第一印象を決める重要な場所であるため、家族の生活スタイルだけでなく来客からの見え方も考慮しながらプランニングを進めましょう。

注文住宅で間取り・部屋以外にもこだわりたい部分

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注文住宅を設計する際は、間取りや居室以外にもこだわることのできる部分があります。後悔のない家づくりをするために、以下のポイントを押さえて設計を進めましょう。

採光・窓

明るく居心地の良い住まいを手に入れるためには、自然光を効率良く取り込むための工夫を凝らすことが重要です。

建物の立地や方角、季節ごとの日当たりなどを考慮しつつ、適切な大きさの窓を適所に配置してください。日当たりの悪さが懸念される場合は、窓を高位置に取り付けて採光の確保を図りましょう。

照明器具

照明器具には、天井に照明を埋め込む「ダウンライト」や天井から吊り下げる「ペンダントライト」、複数の照明を自由に配置できる「ダクトレール」などさまざまなタイプがあります。それぞれ特徴や空間に与える印象が異なることを理解したうえで、理想の空間イメージに適した照明器具を採用しましょう。

また、人が近付くと点灯する「センサーライト」や、明るさ・色合いを調整できる「調光機能付き照明」などの機能性に富んだ照明器具を採用するのもひとつのアイデアです。照明は空間の快適性を左右する重要なポイントであるため、慎重に検討しましょう。

風通し

風通しの良い住まいを設計するためには、居住地域の気候や立地条件などから風の通り道を把握することがポイントです。対角線上に窓を設置したり、換気扇・シーリングファンを取り付けたりして空気の循環を促しましょう。

コンセントの配置

コンセントの配置を検討する際は、家具・家電の配置や電子機器の充電場所などをイメージすることが重要です。

居室だけでなく、パントリーや収納スペースの中に家具・家電を配置する可能性も考慮したうえで慎重に検討してください。庭やガレージを設ける場合は、屋外にもコンセントを配置しておくとよいでしょう。

壁紙や床材などのインテリア

壁紙や床材などにこだわることで、デザイン性の高いおしゃれな住まいを実現できます。

「寝室は落ち着いた色合いにまとめる」など居室の役割を考慮しつつ「ナチュラルテイスト」「カリフォルニア風」といった、理想の内装イメージに合う壁紙・床材を選択しましょう。

また、日々の暮らしを快適にするためには、デザイン性だけでなく機能性にも着目することがポイントです。たとえば、キッチンまわりやトイレには掃除がしやすい素材、ペットを飼っている家庭は傷がつきにくい素材のものを採用するとよいでしょう。

注文住宅の外観でこだわりたい部分

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ここからは、住まいの外観や屋外のスペースを設計する際のポイントを紹介します。デザインや素材、設備などを工夫して、こだわりの注文住宅を手に入れましょう。

外観のデザイン

壁・屋根のデザインや素材は、住まいのイメージを大きく左右します。

周囲の建物や環境、内装のデザインと調和しやすい外観をデザインしましょう。壁・屋根は日光や雨風にさらされる部分であるため、メンテナンス面もあわせて考慮してください。

庭やバルコニー・玄関ポーチ

家族が多い家庭は、庭やバルコニーを広めに設計することで快適な屋外空間を実現できます。人数分の洗濯物を干したり、家族全員が集まってくつろいだりできるのは広い屋外空間の大きな魅力です。

玄関ポーチは広さやドアのデザインだけでなく、照明器具や防犯設備にもこだわることでデザイン性と防犯性を兼ね備えた住まいが完成するでしょう。

注文住宅では構造や設備にもこだわりたい

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ここまで住まいの内観や外観について紹介しましたが、構造や設備にもこだわると良いポイントがあります。目に見えない部分にもさまざまな工夫を凝らして、快適に過ごせる注文住宅をプランニングしてください。

構造・耐震性

主な建物の構造として「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」の3つがあり、それぞれ特徴が異なります。

木造住宅には主に木材が使用されており、ほかの部材に比べて軽量でしなりやすいことから高い耐震性が期待できます。鉄骨造住宅は比較的少ない数の壁や柱で建物の強度を維持でき、部材の規格も柔軟に対応しやすいことから自由度の高い間取りを実現できるのが特徴です。鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで固める鉄筋コンクリート造も、自由度の高い間取りを実現しやすく、遮音性・耐火性・耐震性に優れています。

それぞれのメリットとデメリットを理解したうえで、最適な構造を選択しましょう。

暑さ寒さへの対策

住まいの断熱性と気密性を高めることによって、夏場や冬場も外気温に左右されることなく快適に生活できます。日差しの影響を受けないように、軒を深くしたり窓にひさしを設置したりするのも有効な暑さ対策といえるでしょう。

家の中の設備

住まいの快適性を高めるために、床暖房や浴室乾燥、食洗機などを採用するのも選択肢のひとつです。いずれも後付けしにくいため新築時に設置するのがおすすめですが、安易に採用すると「住んでみたら使わなかった」という事態を招く可能性があります。居住地域の気候や家族の生活スタイルを考慮しつつ、必要性を慎重に検討しましょう。

こだわりの注文住宅で失敗しないためには?

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続いては、注文住宅を設計する際の注意点をいくつか紹介します。住み始めてから後悔することがないように、以下のポイントを意識しつつこだわりの注文住宅をプランニングしましょう。

現在の住まいで解決したいことをまとめる

まずは現在の住まいで困っていることや改善したい点について、家族で話し合って内容をまとめてください。

たとえば「収納が不足している」「日当たりが悪い」といった問題がある場合は、収納スペースの積極的な確保や工夫を凝らした居室の配置によって解決を図ることができます。家族にとって快適で暮らしやすい住まいを具体的にイメージできれば、こだわりたい部分もおのずと見えてくるでしょう。

自分たちの生活スタイルを改めて考える

家族一人ひとりの起床時間や就寝時間、留守にする時間帯などを改めて確認することも重要なポイントです。人気のデザインや間取りにばかり目を向けるのではなく、家族の好みや生活スタイルに合わせた家づくりを心がけてください。

たとえば残業や夜勤をともなう家族がいる場合は、車のエンジン音や生活音の影響を受けないよう、居室の配置に工夫を凝らしたり防音対策を施したりするとよいでしょう。

こだわりたいところに優先順位をつける

敷地の広さや予算の問題などから、家づくりに対する希望をすべて叶えられないことがあります。こだわりたい部分について家族で話し合い事前に優先順位をつけておくことで、全てのこだわりを叶えられなくとも、満足度の高いマイホームを手に入れられるでしょう。

コストを検討しながら家づくりを進める

理想を実現することにばかり目を向けていると、大幅な予算オーバーにつながる可能性があります。壁紙や床材の素材やデザインひとつがコストに影響することを理解し、見積もりを確認しつつ予算に合わせた家づくりを心がけましょう。

こだわりが詰まった注文住宅の建築実例3選

最後に、こだわりが詰まった魅力的な注文住宅の建築実例を紹介します。こだわりのポイントや写真から見つけたヒントを、ぜひ家づくりに活かしてください。

家事の動線がスムーズで暮らしやすい家

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まず紹介するのは、スムーズな家事動線にこだわった平屋の建築実例です。

玄関ホールから洗面室、家事室へとつながり、LDKへと回遊できる動線が確保されています。来客時には引き戸を閉めて目隠しができ、生活感を出すことなく生活動線に優れた住まいを実現しています。

家事の動線がスムーズで暮らしやすい家の建築実例を見る

家にいながら自然を感じられるリビング

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こちらは、自然に囲まれた別荘地に建てられた2階建て住宅の建築実例です。

LDKは約50帖の大空間で、眺めを自由気ままに堪能できるようにと、あえてテレビを置いていないのがポイントです。上質な照明や家具、暖炉などのインテリアにもこだわった、デザイン性の高いおしゃれな住まいが完成しています。

家にいながら自然を感じられるリビングのある建築実例を見る

自然素材を取り入れたこだわりの家

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こちらの2階建て住宅には自然素材がふんだんに取り入れられており、ぬくもりのある住まいが完成しています。住宅密集地でも明るい空間を実現できるようにと、大きな室内窓やシースルー階段を採用している点もこだわりのポイントです。

自然素材を取り入れたこだわりの家の建築実例を見る

こだわりの注文住宅で充実した暮らしを送ろう

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後悔のない家づくりをするためには、家族のこだわりをふんだんに盛り込むことがポイントです。

ただし、各部屋に気を付けるべきポイントや設備、外観、構造など、こだわるポイントは多くあります。注文住宅で失敗しないためには、現在の住まいで不便なことやライフスタイルをあらためて見直したうえで、予算内になるよう優先度をつけて検討していくことが重要です。

本記事で紹介した注意点や建築実例なども参考にしつつ、満足して長く住み続けられる注文住宅をプランニングしましょう。

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