住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
住宅購入を検討している方にとって、外壁材の種類や特徴、選び方、そして費用は気になるのではないでしょうか。外壁材には主にサイディング、モルタル、ALC、タイルなどがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、長期視点で最適な外壁を選択することが大切です。詳しく解説していきますので、外壁材選びの参考にしてください。
住宅の外壁材は、デザイン性だけでなく、耐久性やメンテナンス頻度にも影響します。代表的な4つの外壁材について、詳しく説明します。
サイディングは、多様なデザインと豊富なカラーバリエーションを理由に、住宅の外壁材として非常に人気があります。また、価格が比較的リーズナブルで、コストパフォーマンスにも優れています。
サイディングを選択する際には、素材の耐久性やメンテナンスの手間も考慮することが重要です。特に木製サイディングは自然な風合いが魅力ですが、定期的なメンテナンスをしなければなりません。一方、金属製や窯業系サイディングは耐久性が高く、メンテナンスの手間が少なくて済むため、長期的な費用対効果が期待できます。
モルタルは外壁材として広く利用され、その耐久性が大きな魅力です。施工が容易で、専門知識がなくても基本的な工事を行えるのが特徴です。また、デザインの自由度も高いので、好みに合わせてさまざまなデザインを選べます。
デメリットはひび割れが生じやすいことや、定期的なメンテナンスが必要な点です。また、他の外壁材に比べて初期費用がやや高めです。
ALC(軽量気泡コンクリート)も、外壁材として人気があります。ALCパネルはメンテナンスが楽で、掃除も簡単です。また、バリエーションが豊富で、デザインの選択肢が多いのが魅力です。さらに、比較的安価でコストパフォーマンスに優れており、費用を抑えたい方に向いています。
一方で、ALCは断熱性能が低いため、追加の断熱材が必要な場合があります。また、衝撃に対して弱い点も覚えておきましょう。
タイルは美しい外観と耐久性が魅力です。しかし、他の外壁と比較すると初期費用が高めです。
タイルを選ぶ際は、そのデザイン性や耐久性と共に長期視点のメンテナンス費用も考慮することが重要です。
外壁の種類ごとのメリット・デメリットを紹介しましたが、そもそも外壁は何を基準に選べばよいのでしょうか。ここでは、外壁の選び方のポイントを4つ解説していきます。
建材の費用だけでなく、施工費や将来のメンテナンスコストも考慮することが大切です。
比較的安価で人気があるのが、窯業系サイディングや金属サイディングです。
また、塗装や張り替えの頻度が少ない素材を選ぶことで、ランニングコストを抑えることが可能です。
耐久性を重視する場合は、耐久年数やメンテナンスの容易さに注目しましょう。
たとえば、タイルやレンガは非常に耐久性が高く、比較的メンテナンスの手間がかからないにもかかわらず、長期にわたり美しさを保ちます。一方、木材の場合は、定期的な塗装や防蟻処理が必要です。初期費用だけでなく、これらの維持費用も含めて検討する必要があります。
家の外壁は外観の印象を大きく左右します。モダンなデザインが好きな方は、ガラスやステンレスを用いた外壁に魅力を感じるかもしれません。
一方、和風デザインが好きな方には、焼杉や漆喰が適しています。伝統的な素材は自然な美しさを持ち、独自の風合いが魅力です。さらに、複数の外壁材を組み合わせることで、建物に立体感を与えることができます。
色の選択は外観の印象を大きく左右します。周囲の環境や気候、建物の用途に応じて最適な色を選ぶことが重要です。たとえば、日照が強い地域では、明るい色が熱を反射し、室内温度を抑える効果が期待できます。
また、色の組み合わせにより、建物の立体感や奥行きを演出できます。たとえば、ベースカラーを落ち着いたトーンにし、アクセントとして鮮やかな色を取り入れると、メリハリの効いた外観になります。
住宅の外壁材選びは見た目だけでなく、耐久性やメンテナンス性、初期費用とランニングコストを考慮して選ぶことが大切です。
窯業系サイディングは1平方メートルあたり約4,000円~6,000円が一般的な価格帯です。これに施工費用を加えると、一般的な一戸建て住宅では外壁全体で約100万円~200万円程度必要でしょう。
メンテナンスに関しては、10年~15年ごとに再塗装が必要になります。特にジョイント部分のコーキング材の劣化には注意しましょう。
金属サイディングの価格は1平方メートルあたり約6,000円~10,000円が一般的で、施工費用を含めると、一戸建ての外壁全体の費用は約150万円~300万円が相場です。
耐久性が高いため、金属サイディングは窯業系サイディングに比べてメンテナンスの頻度が少ないとされ、一般的には15年~20年ごとに塗り替えが推奨されています。
モルタル外壁の費用は、1平方メートルあたり約5,000円~8,000円が一般的です。一戸建ての外壁全体を施工する場合、施工費を含めて約130万円~250万円程度が相場です。
メンテナンスに関しては、ひび割れが発生しやすいため、定期的な点検と補修が必要です。また表面塗装も劣化しやすいため、10年~15年ごとに再塗装が必要です。
タイル外壁の費用は1平方メートルあたり約1万円~1万5千円が一般的です。施工費用を加味すると、一戸建て住宅の外壁全体で約200万円~400万円程度の費用が必要になります。
タイル自体は基本的にメンテナンスフリーですが、目地部分の劣化には注意が必要です。10年~15年ごとに目地部分の補修をおこなうことで、タイルの美しさと耐久性を長期間維持できます。
ALC外壁の価格は1平方メートルあたり約8,000円~12,000円が一般的です。施工費を加えると、一戸建て全体の外壁費用は約150万円~300万円程度かかります。
ALC外壁は費用対効果が高く、長期間にわたって一定の性能を発揮しますが、定期的なメンテナンスが欠かせません。断熱性能が高いものの耐久性はあまり高くないため、10年~15年ごとに再塗装を行うことが推奨されています。
家づくりを進めている、またはこれからおこなう人にとって、外壁材がうまく見分けられない方もいるかもしれません。ここではサイディング、モルタル、ALCの見分け方を紹介します。
サイディングは住宅の外壁材として広く普及しており、金属サイディング、窯業系サイディング、木質サイディング、樹脂サイディングの4種類に分かれます。
サイディングは均一なパネルが連続して並び、継ぎ目が明確に見えるのが特徴です。また、金属サイディングは冷たく、窯業系サイディングは少しざらつきがあります。木質サイディングは木の温もりを感じられ、樹脂サイディングは滑らかです。
モルタルはセメントと砂を水で混ぜてつくる外壁材で、主に塗り壁として使用されます。独特の質感と風合いが魅力で、日本の伝統的な建築や洋風建築にも広く採用されています。
モルタルの外観は広い面積に塗られるため、継ぎ目がほとんどなく、一体感のある仕上がりが特徴です。表面はザラザラとした質感があり、不規則な模様やテクスチャが独特の風合いを生み出します。塗り方や加工次第で、より独特の凹凸感を楽しむことも可能です。
ALCはプレキャストパネルとして加工されており、表面に特徴的な模様やテクスチャがついています。パネルの継ぎ目が見えることが多く、これがALCの一つの見分け方です。
手触りについては、ALCの表面は滑らかで軽くザラザラした感触があります。手で触ると冷たさを感じるのが特徴です。
住宅購入を検討している方にとって、外壁材の選び方は非常に重要です。外壁材にはサイディング、タイル、木材などがあり、それぞれ特徴と費用が異なります。
たとえば、サイディングは比較的安価でメンテナンスが容易ですが、耐久性に劣ります。タイルは高級感があり耐久性に優れますが、初期費用が高くなります。木材は自然な風合いが魅力ですが、定期的なメンテナンスが必要です。費用や機能、デザインのバランスを考え、自分に合った外壁材を選びましょう。