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空き巣が嫌がる家とは?特徴と防犯対策10選で安全な暮らしを守ろう

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【目次】

「自分の家は空き巣に狙われやすいのではないか?」と気になったことはありませんか。実は、空き巣が好む家には共通点があり、その逆を押さえることで「空き巣が嫌がる家」に近づけられます。

本記事では、空き巣の行動パターンや警察庁のデータをもとに、狙われやすい家の特徴をわかりやすく解説します。防犯性を高める住宅設備・日常習慣・設計の工夫を「10の対策」として紹介しますので、参考にしてください。

空き巣はどんな家を狙う?

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安全な家をつくるための第一歩は「空き巣が狙いやすい家の特徴」を理解することです。ここでは、警察庁の統計や実際の事例をもとに、被害が起きやすい住宅の傾向を整理して解説します。

空き巣被害が多いのは「一戸建て住宅」

令和5年〜6年の警察庁の統計によると、住宅を対象とした侵入窃盗のうち、約30%が一戸建てで発生しています。特に玄関や窓からの侵入が多く、ガラス破りや無施錠のまま侵入されるケースも少なくありません。なかでも1階部分は狙われやすいため、注意が必要です。

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

侵入手口と侵入口の特徴は?

被害が最も多いのは「無施錠」です。鍵をかけ忘れたことが大きなリスクとなり、防犯意識の低さが狙われる要因になっています。侵入口は窓が圧倒的に多く、1階の窓ガラスが特に狙われやすい点を押さえておきましょう。

狙われやすい時間帯は?

犯行が多発するのは日中(10時〜16時頃)です。共働き世帯など、日中家を空けることが多いと見抜かれると狙われやすくなります。郵便物の滞留や干しっぱなしの洗濯物、閉じていないカーテンといった「不在を示すサイン」は、空き巣のターゲットになりやすいので注意が必要です。

出典:警察庁「犯罪統計書 令和3年の犯罪」

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空き巣が嫌がる家の7つの共通点

空き巣は「侵入に時間がかかる」「人目につきやすい」「逃げにくい」環境を避ける傾向があります。こうした条件を備えた住まいは防犯性が高く、空き巣に狙われにくいといえます。空き巣が敬遠する家に共通する、7つの特徴を見ていきましょう。

侵入に時間がかかる玄関・窓がある

空き巣の多くは、侵入に5分以上かかると犯行を諦めるといわれています。ツーロックやディンプルキー、補助錠、防犯フィルムを組み合わせて使えば、突破に時間がかかり心理的なプレッシャーを与えることができます。

死角が少なく、人目につきやすい立地にある

高い塀や密集した植栽は死角になりやすく、侵入者が身を隠しやすくなります。一方、道路や近隣から見通しの良い外構、適切に配置された照明がある住まいは、不審な行動が目立ちやすいことから敬遠されがちです。

人感センサーや防犯カメラなどの機器が設置されている

センサーライトや防犯カメラなど「監視されている」と感じさせる設備は、空き巣にとって大きな脅威です。録画機能やアラーム付きのタイプなど、威嚇効果を備えた機器があればさらに安心といえるでしょう。

夜間でも不審者を目立たせる照明を設置している

空き巣は暗い場所を好むため、玄関や庭まわりに十分な照明がある家は狙われにくくなります。特に人感センサー付きライトは、突然の点灯で侵入者に強いプレッシャーを与えられるでしょう。

留守がバレない工夫がなされている

郵便物がポストに溜まっている、洗濯物が外に長時間放置されている住まいは「留守」と判断されやすくなります。ちょっとした日常の配慮が、空き巣に隙を見せないポイントです。

近所付き合いがあり、地域で目が光っている

普段から近所との交流がある地域は、不審者が動きづらい環境です。「常に誰かに見られている」という状況は、空き巣が嫌がる要因のひとつです。

犬を飼っている

犬は「在宅している」という印象を与え、吠えることで周囲に異変を知らせる役割も果たします。小型犬であっても予測できないリスクとなり、空き巣にとっては侵入を敬遠する理由になります。

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今すぐできる!空き巣が嫌がる家にするための防犯対策10選

空き巣に「入りにくい」「見つかりやすい」「リスクが高い」と感じさせられるか否かは、住む人の意識や行動次第です。大がかりなリフォームや設備投資をしなくても、今日から取り入れられる習慣やちょっとした工夫で防犯効果は高まります。ここでは、誰でも実践しやすい10の対策を紹介します。

玄関ドアをダブルロック+ディンプルキーにする

空き巣の侵入手口で多いのが、玄関ドアからの侵入です。鍵を1つから2つに増やす「ダブルロック」にするだけで、侵入に要する時間が延びます。さらに、ピッキングに強いディンプルキーを採用すれば、防犯性は一段と高まります。

窓に補助錠・防犯フィルム・格子を設置する

1階の窓は特に侵入されやすいため、補助錠を付けて二重ロック化しましょう。ガラスには防犯フィルムを貼り、割られても突破しにくくするのが効果的です。さらに格子や二重窓を採用すると、侵入にかかる時間が増えて心理的な抑止力につながります。

センサーライトやカメラを目立つ位置に設置する

人が近づくと点灯するセンサーライトや、録画機能付きの防犯カメラは「監視されている」と感じさせる効果があります。あえて玄関や通路などの目立つ場所に設置し、防犯意識の高さをアピールしましょう。

郵便物・洗濯物をこまめに管理する

ポストに郵便物がたまる、洗濯物が干しっぱなしになると「留守宅」と見抜かれます。外出時は郵便局の一時停止サービスを活用する、洗濯物を室内に取り込むなど、日常的な工夫で留守を悟られないようにしましょう。

庭や外構を整えて死角をなくす

大型の物置や茂った植栽は、空き巣にとって格好の隠れ場所です。定期的に手入れを行い、道路や隣家から庭の様子が見通せるようにしておくと安心です。

防犯砂利で足音を響かせる

踏むと大きな音がする防犯砂利は、侵入者にとって大きなストレスになります。裏庭や通路、窓の下などの侵入経路となりやすい場所に敷いておくと、侵入を躊躇させられるでしょう。

定期的に不審なマーキングをチェックする

空き巣は下見の際に、ポストや門柱に小さな印を残すことがあります。こうした「マーキング」を放置すると標的にされる恐れがあるため、玄関まわりを定期的に点検し、不審なものがあればすぐに消去しましょう。

不在時も在宅に見せる工夫を施す

長期外出の際は、タイマー付き照明を利用して夜に明かりをつけたり、ラジオや音楽を流したりして生活感を演出すると有効です。空き巣に「人がいるかもしれない」と思わせることが重要です。

防犯を意識した植栽・フェンスを設ける

植栽を採用する際は「低く・透ける」を意識する必要があります。トゲのある低木や、視線が通るスリットフェンスであれば、美観を保ちながらも侵入を防止できます。外からの見通しを確保しつつ、外構全体で防犯力を高めましょう。

声かけや見守りを通じて地域活動に参加する

日常的なあいさつや立ち話、防犯パトロールは「地域の目」を強めます。住民同士が顔見知りの環境は、空き巣にとって非常に入りづらい条件となります。

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本格的な防犯をしたいならホームセキュリティも検討しよう

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本格的な防犯を考えるなら、ホームセキュリティの導入も選択肢に入れてみましょう。最大のメリットは「侵入前の抑止力」と「異常時の迅速な対応」です。センサーやカメラで不審な動きを検知し、異常時には警備員が駆けつける体制が整っているため、空き巣に「この家は厄介だ」と思わせる効果があります。

さらに火災やガス漏れに対応するプランもあり、防犯だけでない安心感を得られるのも魅力です。

空き巣は「セキュリティ会社のステッカー」を見て避けるって本当?

下見を行う空き巣にとって、契約済みを示すステッカーやプレートは「この家は守られている」という強い印象を与える要素です。侵入に時間もリスクもかかるため、敬遠する傾向があるといわれています。実際に契約していることと併せて掲示すれば、防犯効果はさらに高まります。

費用と効果のバランスを考えるポイント

ホームセキュリティには、センサーやカメラの設置にかかる初期費用と、月額数千円〜の利用料が必要です。外出が多く、留守時間が長い家庭ほど導入の優先度は高いですが、在宅時間が長く地域の目も行き届く環境なら、ほかの防犯対策で十分な場合もあります。まずは見守りカメラやスマホ連動のライトといった小規模な設備から始め、必要に応じて本格的な契約を検討するのがいいでしょう。

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空き巣に狙われにくい家にするための設計と間取りの工夫4選

防犯性の高い家づくりは、後から設備を追加するだけでなく、建築段階から意識しておくことが大切です。ここでは、設計や間取りで実践できる防犯の工夫を4つ紹介します。

外からの視線が通る窓配置にする

道路や隣家から適度に視線が届く庭や窓は、侵入者にとって隠れにくい環境となり、抑止力につながります。リビングや庭の窓を人通りの多い道路側に配置する、フェンスや植栽は「隠す」のではなく「見通しの良さ」を意識したデザインにすると効果的です。

勝手口や裏口の設計に注意する

裏口や勝手口は死角になりやすく、空き巣に狙われやすい場所です。建築段階で人通りから完全に隠れない位置に設ける、外部から見える位置にセンサーライトやカメラを設置するなど、死角を極力つくらないよう気を付けましょう。

玄関から室内が丸見えにならないようにする

玄関を開けたときにリビングまで丸見えだと、不在かどうかを外から推測されやすくなります。玄関と居室の間に仕切りや壁を設ける、視線を遮るデザインガラスを採用するなどの工夫で、防犯性だけでなくプライバシーの保護にもつながります。

大開口部の防犯リスク対策も忘れずに行う

デザイン性の高い大きな窓は開放感が魅力ですが、侵入のリスクも高くなるため注意が必要です。強化ガラスや防犯フィルムを採用するほか、補助錠や開閉センサーを取り入れると安心です。窓の位置を高めに設定するなど、構造面から侵入しにくい工夫も取り入れるとよいでしょう。

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空き巣対策に関するよくある質問

空き巣対策は、建物や間取りの工夫に加えて、防犯設備や時間帯を意識した取り組みも欠かせません。ここでは、防犯カメラや昼間の対策について、多く寄せられる疑問に答えます。

防犯カメラってダミーでも効果はありますか?

ダミーカメラでも「監視されている」という心理的な圧力を与える効果はあります。ただし録画機能がないため、慣れた空き巣には見抜かれる可能性が高いでしょう。可能であれば、録画やスマホとの連動が可能なカメラと併用するのがおすすめです。

夜間だけではなく昼間の防犯対策も必要ですか?

昼間の対策も必要です。警察庁の統計では、空き巣が最も侵入しやすい時間帯は日中(10時~16時頃)とされています。昼間も施錠を徹底し、郵便物や洗濯物を放置しないなどの「不在を悟らせない工夫」を凝らすことが重要です。

出典:警察庁「犯罪統計書 令和3年の犯罪」

安心な暮らしを守るカギは“日常の工夫・設備・地域のつながり”

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防犯性の高い住まいは、最新の機器だけで成り立つわけではありません。日常の習慣や家族の意識、地域とのつながりも欠かせない要素です。小さな工夫を積み重ねることで、防犯力は確実に高まります。まずは施錠の徹底や郵便物の管理など、身近でできることから実践してみましょう。

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