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壁掛けテレビの配線をスッキリ隠す方法と収納アイデア!おしゃれなリビングを実現

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【目次】

リビングをスッキリ見せるために壁掛けテレビを選んだのに、コードがむき出しで「結局ごちゃごちゃして見える……」と後悔する人は少なくありません。壁掛けテレビは存在感が大きく、配線の処理をどうするかによって美しさや快適さが大きく変わってきます。

たとえば新築やリフォームの計画段階であれば、壁裏配線や専用の収納スペースを組み込むことが、見た目や使い勝手を向上させる方法として有効です。本記事では、壁掛けテレビの配線に関するよくある悩みからDIYでできる隠し方の工夫、設計段階で取り入れたい収納アイデアまで、幅広く解説します。

壁掛けテレビでよくある配線の悩み

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壁掛けテレビを実際に設置してみると「こんなはずじゃなかった……」と後悔する声も聞かれます。ここでは、多くのご家庭で共通する代表的な配線の悩みを紹介します。

コードがむき出しで見た目が悪い

壁掛けにしたのにコードが垂れ下がっていると、せっかくのおしゃれな雰囲気も台無しです。配線が視界に入るだけで生活感が強調され、リビング全体の印象も損なわれてしまいます。美しい空間を目指すなら、まず解決したい最重要ポイントです。

レコーダーやゲーム機など周辺機器の置き場所に困る

テレビ本体は壁掛けでスッキリしても、レコーダーやゲーム機を床やラックに置いたままだと、結局コードが散乱してしまいます。テレビ周りをスッキリと見せるためには、テレビ本体だけでなく機器配置や収納もセットで考えましょう。周辺機器が視界に入ると乱雑な印象を与えやすいので注意が必要です。

掃除がしにくく、ホコリがたまりやすい

配線が露出しているとホコリが溜まりやすく、掃除のたびに手間がかかります。見た目や衛生面だけでなく、ホコリと配線が絡むことで火災発生リスクも高まります。特に床にケーブルが集中している場合は、危険性が増すため注意しましょう。

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配線を扱う前に知っておきたい安全ポイント5選

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壁掛けテレビの配線隠しをする際は、見た目だけでなく安全面への配慮も欠かせません。ここでは、施工前やDIY作業の際に押さえておきたい5つの安全対策を紹介します。

掃除や整理をしてから作業する

ホコリが溜まった状態での作業は、トラッキング火災の原因になりやすく危険です。トラッキング火災とは、コンセントに溜まったホコリが湿気を帯びることで電気が流れ、発熱し出火する現象です。安全に作業を進めるためにも、事前に掃除機をかけるなど、配線まわりの整理整頓を行ってから始めましょう。同時にケーブルの劣化や破損もチェックしておくと、より安心です。

コードを束ねる際は発熱や消費電力に注意する

見た目を整えようとコードをまとめすぎると熱がこもりやすくなり、火災リスクが高まります。特に消費電力の大きいテレビやゲーム機、AV機器を使う場合は、コードに負担をかけないよう、延長コードの使用を控えて束ねずに済むような配線にすることが重要です。ケーブルを複数に分けてゆとりを持ってつなぐように意識すれば、見た目も安全性も両立できます。

タコ足配線の容量を必ずチェックする

延長コードや電源タップには定格容量があり、それを超えて機器を接続すると、ブレーカーが落ちるだけでなく、火災につながる恐れもあります。接続する機器の消費電力を把握したうえで、容量内に収めましょう。同時に使う機器の数が多い場合は、専用の電源回路を増設することも有効な対策です。

配線の上に物を置かない

コードの上に家具や荷物を置くと被膜が傷み、ショートや発火の原因になります。配線ルートを確保し、コードの上に重いものがかからないようにしましょう。床に這わせる場合は、コード保護モールを使用すると安全です。あわせて、熱がこもらないように通気性を意識した配置を心がけましょう。

複雑な工事は専門業者に任せる

壁の中に配線を通す「隠蔽配線」は美観性に優れているものの、施工するには専門の知識と電気工事士の資格が必要です。資格を持たない人が作業すると違法になるだけでなく、火災の危険も高まります。安全かつ確実に仕上げたいなら、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。配線の長さやルート選定、断線リスクへの配慮など、仕上がりの美しさやトラブル防止の面でもプロの判断は大きな安心につながります。

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新築・リフォームで取り入れたい配線隠しの方法5選

壁掛けテレビの設置を計画するなら、見た目の美しさと使い勝手の両立を目指した配線計画が不可欠です。ここでは、施工時に検討しておきたい方法や、後からでも取り入れやすい配線隠しのアイデアを5つ紹介します。

テレビ背面に専用コンセントを設ける

テレビの裏に専用コンセントを設けるだけでも、コードが露出しにくくなり見た目が整います。延長コードを使わずに済むため、安全性を高められる点もメリットです。新築時の打ち合わせでは、テレビのサイズや設置位置を伝えたうえで、専用コンセントの設置を相談しておきましょう。

壁の裏に配線を通す(隠蔽配線)

壁内部にコードを通す隠蔽配線は、最も美観に優れた手法です。コードがまったく見えなくなるため、配線が原因で空間に生活感が出る心配がありません。新築やリフォームなら施工段階で対応でき、リビング全体の見た目も機能性も大きく向上します。空配管を設けておくと将来の機器追加にも対応できるので、なるべく早い段階で施工会社に相談しましょう。

壁に埋め込み収納をつくって機器ごと隠す

壁の一部に埋め込み式の棚を設置し、周辺機器をまとめて収納すると配線が見えず空間がスッキリします。ゲーム機やレコーダーを置く場所にもなり、見た目と使い勝手の両方を改善することができます。特に壁掛けテレビとセットでデザインすると、テレビ周辺を一体感のある空間に仕上げられ、生活感を抑えられます。

フロートカウンターや家具と組み合わせて収納する

テレビ下に浮いたようなデザインのフロートカウンターを設置すれば、配線や機器をまとめて隠せます。床が空いているので掃除もしやすく、ロボット掃除機が通れるように設計することも可能です。素材や色に配慮して選定するとインテリア全体の統一感を高められ、リビングのデザイン性を高める要素としても役立ちます。

モールやカバーを使ったDIYで簡単に隠す

配線カバーやモールを使えば、壁に穴を開けずに配線を隠せます。壁と同系色のデザインを選べば違和感がなく、インテリアにも自然に馴染みます。手軽にできる割に見た目の効果が大きく、つまずき防止にも有効なので戸建て・賃貸を問わず人気のDIY手法です。近年はデザイン性の高いカバーや木目調のモールも増えており、部屋の雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。

ただし、安全性を高めるためにも、モール内のコードは束ねすぎないよう注意しましょう。

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家づくりの打ち合わせで役立つ!配線計画のポイント4選

壁掛けテレビの配線計画は、設計段階での打ち合わせ内容によって快適さも大きく変わってきます。ここでは、施工会社との打ち合わせで押さえておきたい4つのポイントを紹介します。

設置するテレビのサイズ・位置を具体的に決める

テレビのサイズや設置位置を事前に決めないで進めると、コンセントの位置が合わず、延長コードの使用を余儀なくされるかもしれません。そのため、テレビの設置計画は視聴距離や家具配置も踏まえたうえであらかじめ決めておくのが得策です。日差しの入り方まで考えながら位置を決めれば、視聴時の快適性も高められます。

相談は間取り設計の初期段階で行う

配線やコンセントの調整は、できるだけ早い段階で相談するのが鉄則です。設計が進むと修正も難しくなり、対応にあたってコストが上乗せされるかもしれません。特に壁内部の配管や追加コンセントは、間取り設計の初期から計画に盛り込んでおくと安心です。加えて、LAN配線やネット機器の配置も同時に検討しておくと、将来の在宅ワークやオンライン会議、動画視聴にも対応しやすくなります。

壁紙やクロスはテレビと調和する色を選ぶ

黒いフレームのテレビには濃い色のクロス、インテリア重視なら木目調やナチュラル系など、壁紙の色を工夫するだけでも配線の存在感を抑えられます。アクセントクロスを活用すれば、テレビを空間になじませつつ、おしゃれな印象に仕上げることが可能です。空間の統一感を演出したい方は、派手すぎる色は避け、落ち着いたトーンを選ぶとよいでしょう。

将来の買い替えや機器追加に備えて余裕を持たせる

テレビの大型化や周辺機器の追加に対応できるよう、配線スペースやコンセントは多めに計画しておくと安心です。LANポートやUSBポートなどの多機能コンセントを採用すれば、将来の機器追加や買い替えにも柔軟に対応できます。今だけでなく、未来の暮らしを想定した余裕ある設計が快適さを長く保つ秘訣です。

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【建築実例】配線を隠しておしゃれなリビングを実現した住まい

実際の住まいを見ると、配線隠しの工夫やインテリアとの調和の取り方について具体的にイメージしやすくなります。ここでは、壁掛けテレビを美しく見せる工夫を取り入れたリビングを、パナソニック ホームズの建築実例より紹介します。

ホテルライクに仕上げた白基調のスタイリッシュなリビング

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壁掛けテレビがスタイリッシュに見えるかどうかを左右するのが、配線処理の仕方です。この住まいでは、壁にテレビを埋め込むように設置し、配線を壁裏に通す設計を採用しました。テレビまわりのコードが一切見えないため、ホテルのラウンジのような上質なリビングの雰囲気になっています。

壁面とテレビが自然に調和し、インテリアの一部として引き立つデザインになっている点も魅力です。さらに、白を基調とした内装と大きな窓から差し込む自然光が、より一層の開放感を演出しています。

ホテルライクに仕上げた白基調のスタイリッシュなリビングの建築実例を見る

木目調の大容量収納で叶える落ち着きのあるリビング

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ウォールナット調の壁面収納にテレビを組み込み、配線や周辺機器はすべて収納内部に収める設計を採用した住まいです。テレビまわりには一切のコードが見えず、スッキリとした印象を与えています。インテリアの一部として自然になじむ落ち着きのある木目調を採用し、リビングに温もりと重厚感をプラスしました。

さらに、吹き抜けから差し込む光と調和し、明るさと落ち着きを両立させています。生活感を出さないリビングを実現したい方にとって参考になる好例です。

木目調の大容量収納で叶える落ち着きのあるリビングの建築実例を見る

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配線計画でリビングの完成度が変わる!

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壁掛けテレビの配線処理は、方法次第でリビングの印象を大きく変えます。モールやカバーを使ったDIYなら手軽に導入でき、家具や収納と組み合わせる方法はインテリア性を高めやすいのが特徴です。

さらに、新築やリフォーム時には壁裏配線を取り入れることで、スッキリとした仕上がりを実現できます。計画の段階で「どの方法を選ぶか」「将来の機器追加にどう備えるか」を意識しておくことが、長く快適に暮らせるリビングづくりにつながります。

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