住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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心も体もリフレッシュできるサウナが家庭にあれば、いつでも利用できます。 家庭用サウナを設置すればいつでもととのうことができますが、デメリットが分からなければ設置するかどうか迷うでしょう。 本記事では、家庭用サウナを設置するデメリットや失敗しないための注意点、屋内と屋外どちらに設置するのがおすすめなのかを解説します。
家庭用サウナとは、自宅に設置するサウナであり、「ホームサウナ」とも呼ばれます。 ドライサウナやミストサウナなど楽しみ方も豊富で、サイズやデザインを選んでカスタマイズも可能です。 家にサウナを導入することで、暮らしの充実度がより高まるでしょう。
家庭用サウナとして導入できるサウナには、以下の2種類があります。
ここでは、それぞれのサウナを解説します。
ドライサウナとは、サウナストーンに水を掛けて、水蒸気を発生させるタイプです。 温度が高く湿度が低いのが特徴で、短期間で体の芯まで温まれます。 銭湯のサウナに近い楽しみ方が可能であり、自宅で気軽にととのうことができます。 一方で温度が高くなりやすいため、屋内に設置する場合は注意しましょう。
ミストサウナとは、ドライサウナとは逆で、温度を抑えつつ湿度を高めたタイプのサウナです。その名のとおり、サウナ室内をミスト(霧)で満たします。 温度は40℃程度とドライサウナと比べて低温ですが、湿度が高いため息苦しさを感じにくいです。 じんわりと体が温まるので、負担が少ないのがミストサウナの特徴です。
家庭に導入できるサウナには、以下の3つのタイプがあります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、覚えておきましょう。
屋内サウナとは住宅内に設置するサウナであり、浴室や脱衣所などに設置して使います。 屋内サウナには、さらに以下の2種類が存在します。 埋め込み型 家をリフォームしてサウナルームを増設するタイプ ボックス型 サウナユニットを購入して設置するタイプ 悪天候でもサウナを楽しめる点はメリットですが、サウナ部屋を造る場合は工事費がかかります。
屋外サウナとは、庭や駐車場などに設置するタイプであり、以下の2種類があります。 バレル型 円筒の形をした木製のサウナで、外見が樽(バレル)に似ている ログハウス型 木造のサウナ小屋 バレル型は1人で楽しむのに、ログハウス型は複数人で楽しむのに向いています。 サウナと水風呂を1カ所にまとめて設置できますが、雨や雪などの悪天候だと十分に楽しみづらい点に注意しましょう。
テントサウナとは、使うときだけサウナを設置して、使った後は片付けられるタイプです。 屋内・屋外サウナと比べて低コストで導入でき、かつ収納もできるため保管スペースを占領しないメリットがあります。 住宅のスペースに余裕がない人に向いていますが、設営と撤収の手間がかかる点は覚えておきましょう。
ここでは、家庭用サウナを設置する3つのメリットを解説します。
家庭用サウナがあれば、いつでも自由にサウナに入れます。 銭湯のサウナを利用する場合は、銭湯に出かける手間がかかります。 一方で家庭用サウナは自宅内、あるいは自宅の敷地内にサウナがあるため、移動の手間がかかりません。 例えば朝起きた後に入る、仕事から帰ってきた後に入るなどの楽しみ方ができます。
家庭用サウナはプライベート空間であるため、自分好みの空間にカスタマイズが可能です。 例えば、友達と楽しめるようにサウナ室を大きくしたり、温度が上がりすぎないようにミストサウナにしたりできます。 銭湯など公共のサウナを使っているときに、「本を読みながら過ごしたい」「横になって過ごしたい」と思うことが多い方にもおすすめです。
家庭用サウナはプライベート空間であるため、一緒に利用している友達や家族同士で盛り上がっても迷惑になりません。 リラックスしながら家族や友人と過ごす、コミュニケーションの場としても利用できます。 もともとフィンランドでは、サウナは交流の場として親しまれています。 家庭用サウナをつくったら、友達を呼んで一緒にととのってみましょう。
メリットの多い家庭用サウナですが、一方でデメリットもあるため、導入する前に確認しておきましょう。
家庭用サウナは種類によっても異なりますが、ある程度の設置費用がかかります。 特に、住宅内に埋め込むような工事を行うと、300万円程度かかることも。テントサウナでも30万円程度はかかります。 住宅内に埋め込みの場合、リフォームで後付けするよりも、注文住宅の設計段階で組み込んでおくとサウナの設置費用も含めて住宅ローンを利用できるので費用を抑えやすくなります。
家庭用サウナを設置するには、スペースを確保しなくてはいけません。 マンションやアパートなどスペースが限られている場合は、設置場所が大きな課題となります。 一戸建ての場合は、空いている部屋やスペースに設置するか、庭や駐車場に屋外サウナを設置するかのどちらかになるでしょう。
家庭用サウナは使用中だけではなく、日頃からメンテナンスを行わなければいけません。 特に、ロウリュを入れるとサウナ内の湿度が高くなることから、カビが発生しやすくなるので、換気を行ったり乾燥させたりしなくてはいけません。 手入れが好きな人はメンテナンスが苦にならないかもしれませんが、後片付けが苦手な人は留意しておきましょう。
屋内サウナを設置した場合は、サウナを利用した後に建物内の温度が高くなります。 断熱材を設置することである程度緩和されるので、屋内サウナを設置する際は断熱材を適切に施工できる業者を選ぶことがポイントです。
サウナを利用した後は水風呂に入る人が多いですが、家庭用サウナでは水風呂の確保が難しくなります。 浴槽に水を張る方法はありますが、その間は同居人がお風呂に入れません。 また、特に夏場は、銭湯に設置してあるような冷たい水風呂にするのは難しいでしょう。 水温を下げる装置を設置したり、氷を入れたりする方法もありますが、コストや手間を考慮する必要があります。
家庭用サウナに使うストーブは、銭湯などに設置されているものよりもパワーが弱いため、温度が高くなるのに時間がかかります。 一般的にサウナが利用できるまで、30~50分程度かかると考えておきましょう。 朝起きた後に入りたい場合は、起きてすぐに準備をしなければいけません。 サウナの準備をしている間に水風呂の用意も並行して行ったり、サウナの準備ができるまではほかの用事を済ませたりするのがおすすめです。
家庭用サウナは銭湯の利用料金はかかりませんが、電気代がかかります。 ドライサウナとミストサウナでは、ドライサウナのほうが電気代が高くなる傾向があります。 地域や契約している電気料金のプランによって異なりますが、ドライサウナは45分で120円程度、ミストサウナは45分で30円程度が目安だと考えておきましょう。 さらに水風呂を用意すると、水道料金にも注意しなくてはいけません。
家庭用サウナを使うと湿度が高くなり、カビが生えやすくなります。 カビを放置すると、アレルギーなどの健康リスクや、住宅の建材に悪影響を及ぼすリスクがあります。 カビは温度と湿度が高い環境が好みで、汗や皮脂などの栄養源となるものがあればさらに発生しやすくなりますが、屋内サウナはこれらの条件を満たしやすいです。 そのため、換気を行って乾燥させる対策が必要です。
家庭用サウナで失敗しないためには、以下の5点に注意しましょう。
家庭用サウナで失敗しないためには、法規制に対応しなくてはいけません。 日本の消防法や電気用品安全法では、電気製品を安全に使うためにPSE認証の取得が義務付けられています。 漏電や火災などのリスクを防ぐために、PSE認証を受けたものを選んでください。 認証を受けたストーブは最大温度の制限など、安全性に配慮されています。
家庭用サウナを使うとカビが発生しやすくなるため、定期的なメンテナンスが必要となります。 サウナを使用した後は必ず、換気と乾燥を行ってください。 定期的な掃除も必要で、毎日使うのであれば週に1回、そうでなくても月に1回は掃除しましょう。 また、年に1回はサウナストーンの点検と交換、電気の安全確認も行ってください。
家庭用サウナのランニングコストを把握するのも重要です。 ドライサウナを1回45分使用して120円かかると計算した場合、毎日使用すると1カ月に3,600円かかります。 地域や電気料金プラン、サウナストーブの出力によっては費用が高くなり、場合によっては5,000円以上になるケースも考えられます。
家庭用サウナの搬入方法には、すでに組み立てられたものを搬入する方法と、建材を搬入して設置場所で組み立てて設置する方法の2種類があります。 すでに組み立てられたものを搬入する場合は玄関に入るのか、玄関から設置場所まで運べるのかを確認しなければいけません。 2階以上に設置する場合は、宙づりにして上から搬入するケースもあります。
リフレッシュしたいのか、体を温めたいのかで選ぶべきサウナが異なるため、事前に確認しておいてください。 高温になるドライサウナは、リフレッシュが主な目的です。 ミストサウナは40℃程度で、湿度が高いため、美肌目的で行う人も多くいます。
家庭用サウナは屋内で使うものと、屋外で使うものの2種類があります。 考え方や状況によって、屋内がおすすめの場合と屋外がおすすめの場合があるため、事前に検討をしておきましょう。
屋内サウナがおすすめなのは、以下の3つのケースです。
屋内型サウナは雨の日や寒い冬でも楽しめるため、天候に左右されずに楽しめます。 また、市街地で屋外型サウナを使うと、周囲からクレームが来たり、通行人の目線が気になったりするおそれがあります。 屋内型であれば、そういったリスクはありません。 利用していない部屋があれば、その部屋をサウナとして利用できるため、屋内型サウナがおすすめです。
屋外に置くのがおすすめなのは、以下の3つのケースです。
自宅に広い庭があり、サウナを建てていても自治体の建ぺい率制限や防火地域制限に引っかからない場合は、屋外サウナを検討してみましょう。 また、天気がよい日にだけ楽しめればいいという人は、屋外サウナのほうが湿気や室温上昇のリスクを抑えられます。
家庭用サウナは、設置費用が高い、電気代がかかる、カビが生えるなどのデメリットがあります。 使った後は乾燥と換気を忘れず、ランニングコストも把握しておきましょう。 一方で、家庭用サウナを設置すると気軽にサウナを楽しむことができ、友人や家族とのコミュニケーションの場としても活用できるのがメリットです。
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