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戸建てとは?集合住宅との違いから分かる魅力を解説

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【目次】

理想の住まいを考える際に、「戸建てと集合住宅、どちらが良いのだろう」と悩む方もいるのではないでしょうか。 「戸建てとは具体的にどんな家を指すのか」「アパートやマンションと何が違うのか」といった基本的な疑問をお持ちの方も少なくありません。 この記事では、戸建て住宅の定義を明確にしたうえで、集合住宅との違いをさまざまな角度から比較し、それぞれの魅力や特徴を詳しく解説していきます。

戸建ての定義と多様なスタイルについて

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戸建てにはどのような定義があり、どのような種類や特徴があるのでしょうか。 また、時折耳にする「二戸建て」との違いを知ることで、戸建ての全体像もより明確になるはずです。 この記事では、戸建てとは何かについてわかりやすく解説していきます。

戸建ての基本的な定義について

戸建てとは、一つの建物に単一の世帯(親子や夫婦など)が住む、独立した住宅のことを指します。 建築基準法による明確な定義はありませんが、隣家と壁を共有せず、長屋のように複数の世帯が一つの建物に暮らす形式ではない点が特徴です。

多くの戸建て住宅は、家主のこだわりを反映した間取りやデザインが採用されており、自由度が高い点も魅力です。 上下左右に他の世帯がいないため、生活音によるトラブルが起きにくいのも、戸建てならではの利点といえるでしょう。

また、戸建て住宅を建てるには、建物を建てるための土地を所有する必要があります。 建物の価値は年数とともに減少していく一方で、土地の価値は基本的に失われることがありません。 つまり、将来的に土地を資産として保有できる点も、戸建てならではの大きな特徴です。

戸建ての種類とそれぞれの特徴

戸建ての種類は、大きく分けて注文・建売(分譲)・規格の3パターンがあります。 家主となる施主の理想を詰め込んだのが、注文住宅タイプの戸建てです。 部屋の配置からコンセントの数まで、施工会社と打ち合わせしながら決めていきます。 個人の好みをダイレクトに反映させた作りになるため、愛着も湧くでしょう。

一方、建売(分譲)タイプの戸建ては、購入検討時の段階で完成した家を見て回り、気に入った一軒を買うのが基本的な流れです。 すでに完成しているため、購入後すぐに住めるといったメリットがあります。 規格住宅は、ある程度のベースプランは施工会社によって提示される家で、ちょうど注文住宅と建売の中間に位置する戸建てです。

検討の段階で建築途中であることも多く、窓の位置や数を施主の好みにカスタマイズできるケースがあります。

二戸建てとはどのような住宅か

二戸建てとは、一つの建物に二つの戸建てがセットになった家を意味します。 二世帯住宅と同じように思われますが、二戸建ての方がそれぞれの家の独立性が高いのがポイントです。 一般的に、二世帯住宅とは一つの建物の中に二つの世帯が住める完全同居型だけではなく、特徴に応じて次の2パターンがあります。

  • 完全分離型…一階に親世帯、二階に子世帯と、生活空間がまったく別になる間取り
  • 部分共有型…キッチンやお風呂など共有で使える設備を有する間取り

二戸建てはあくまでも一世帯が住まう一戸建てがセットになっているだけで、二世帯と比べて独立性が高いのが特徴です。

戸建てと集合住宅の違いを比較

戸建てと集合住宅には、さまざまな面で明確な違いがあります。 住まいとしてどちらを選ぶか検討している方や、住み心地・資産価値の違いを知りたい方は、それぞれの特徴を比較してみるのがおすすめです。 ここからは、戸建てと集合住宅の違いについて詳しく解説していきます。

戸建てとアパート・マンションの違い

戸建てとマンションやアパートの違いは、その建物に入居している世帯数や土地、建物の所有形態によって区別できます。 戸建ては、一棟の建物に一世帯だけが住み、土地と建物の両方を所有するのが一般的です。

一方、集合住宅であるマンションやアパートは、一つの建物に複数の世帯が暮らし、各世帯は専有部分のみを所有し、それ以外の部分は共用部分として扱われます。 そのため、戸建ては高い独立性を持ち、間取りの設計やリフォーム、増築など建物に手を加える自由度が高いのが特徴です。

集合住宅は、管理規約で制限を受けることが多いものの、大家や管理会社が維持管理を行うため、建物の管理に手間をかけずに済む利点があります。

騒音・生活音とプライバシーの確保

戸建て住宅に住めば、よほどのことがない限り騒音トラブルとは無縁です。 戸建てには独立性があり、プライバシーは確保されるでしょう。 天井や壁、床を他の世帯と共有しないため、生活音が伝わりづらいのも特徴です。 つまり、戸建ては生活音から自分たちの生活リズムがそれとなく悟られてしまうのを防げます。

部屋の利用用途や働き方にも、戸建てとアパート・マンションの違いは出てくるでしょう。 「赤ちゃんが生まれて寝室を分けたい」「リモートワークができるスペースが欲しい」といった要望を叶えやすいのは戸建てです。

維持費とランニングコストの比較

戸建てもアパート・マンションも、家の維持管理費はかかってきます。 重要なのは、維持管理をする際の費用の負担割合とタイミングの見極めです。 集合住宅は、毎月の家賃とは別に共益管理費や修繕積立費がかかります。 ランニングコストはかかりますが、基本的に管理会社や大家さんが修繕・管理計画を立ててくれるでしょう。

一方、戸建てはマンションやアパートにあるような毎月の維持費はかかりません。 そのため、自宅の建物の管理はすべて自分たちで行う必要があります。 毎月の共益管理費や修繕積立費の支払いこそ不要ですが、修繕工事を行う際の費用はすべて自己負担で切り盛りしなければなりません。

戸建てのメリット・デメリット

戸建てには、その特徴から言えるメリットとデメリットがあります。 すべての設計を自分たちで自由にできるからこそ、責任を持たなければなりません。 ここからは、戸建てのメリットとデメリットについて解説します。

戸建てのメリット

戸建てにおける最大の魅力は、土地と建物がすべて自分の裁量で自由にできる点です。 間取りや建材などあらゆるカスタマイズがしやすいのはもちろん、自分にとって必要な設備だけを揃えられるでしょう。

また、他の家と接していないため、生活音がトラブルに発展する可能性は低くなります。 小さなお子さんがいる場合でも安心でき、生活音でプライバシーが筒抜けになるのを防ぐことが可能です。 戸建ては庭や駐車スペースを確保できる物件も多く、ペットや家庭菜園などの楽しみも広がります。 すべて自分の裁量で決められるため、理想の家にできるでしょう。

戸建てのデメリット

戸建ては、自由度が高いからこそ、自分にのしかかる責任も重くなります。 例えば、家のメンテナンスは修繕費を積み立て、改修工事のプランまですべてを調整して考える必要があります。

また、立地も広さと価格のバランスから、郊外に建てられるケースが大半です。 駅が近くなるほど土地の値段が上がる傾向にあるからです。 集合住宅ではエントランスのオートロックや防犯カメラなど、セキュリティ設備が備えられていることが一般的です。 一方で、戸建て住宅の場合は防犯設備を自分で選び、必要に応じて対策をする必要があります。 住まいの安全を守るためには、住宅の形態にかかわらず、日頃から防犯意識を持つことが大切です。

戸建ての課題について

戸建てに住む際の課題は、計画的な管理が求められる点にあります。 建物は年月の経過とともに傷みや不具合が生じやすくなるため、長く快適に暮らすには適切なタイミングでの修繕やリフォームが必要になります。 また、家族構成やライフステージの変化に合わせて、住まいの使い方を見直すことが大切です。

将来を見据えてリフォームや間取りの調整などを計画しておくことで、長く快適に暮らし続けることができます。 戸建て住宅は資産としての側面もあるため、いずれ活用方法に迷ったときには、専門家に相談しながら選択肢を検討していくとよいでしょう。

集合住宅(マンション・アパート)のメリット・デメリット

集合住宅におけるメリットとは、利便性や管理体制を一任できる点にあるでしょう。 ただし、複数の住戸が一つの建物に同居するため、プライバシーへの配慮や自由度に制約があるのは否めません。 戸建てと比較しながら、集合住宅のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

集合住宅(マンション・アパート)のメリット

集合住宅が持つ最大のメリットは、立地の良さによる利便性です。 集合住宅は、多くの物件が駅の近くにあり、戸建てよりも便利な場所に建っています。 通勤や通学に便利なのはもちろん、将来的に売却する際も、そうした立地の良さは十分魅力となるでしょう。 また、集合住宅には大家さんや管理会社の管理が行き届いているのも大きな利点です。

個人では設置が難しい監視カメラやオートロックなどの設備も、集合住宅であればあらかじめ設置されています。 定期的な清掃や設備点検が行われているため、手間なしで住めるでしょう。

集合住宅(マンション・アパート)のデメリット

集合住宅は、壁や床を一枚隔てた場所に他世帯が住んでいるため、騒音トラブルに気を付けなくてはなりません。 少しの生活音でさえ、誰かが生活していることに気づかされます。 内装についても間取りはもちろん壁紙なども基本的には決められたものに従い、自由に変更はできません。

壁や床に傷をつけてはならないといった観点から、簡単なDIYで壁に穴を開ける行為も制限されます。 さらに、毎月の家賃とは別に共益管理費と修繕積立費を支払い続けなければならない点もデメリットです。

集合住宅(マンション・アパート)の課題について

集合住宅の課題は、他の住民たちと意見を合わせながら上手くやっていかなければならない点です。 例えば、建物の老朽化に伴い大規模修繕が必要となった場合、住民全員に同意してもらう必要があります。

集合住宅に管理組合がないと、建物に不具合があっても何一つ修繕されないケースがあるので注意が必要です。 集合住宅の資産価値を低下させないためにも、長期的な視点で運営してくれる管理会社があるかどうかもポイントです。

戸建て住宅の魅力とは

戸建て住宅には高い設計の自由度のほかに、どのような魅力があるのでしょうか。 自分のこだわりを実現できる、戸建ての魅力についておさらいします。

自由度の高い設計と空間の確保のしやすさ

戸建ての大きな魅力は、間取りや内装、外観のデザインまですべてを自由に決められる点が挙げられます。 「こんな家に住みたかった」という理想をそのまま形にできるでしょう。 注文住宅なら、必要な収納量やスペース、求められる住空間を追求できるため、家族構成や自分の考え方に合った家が建てられます。

隣り合う家や上階や階下に位置する家に対してもプライバシーを守りやすいので、安心して暮らせるでしょう。 戸建ては自由な設計で空間を確保し、必要な設備や間取りを備えられるため、理想の住まいを叶えられます。

プライベートな空間を確保しやすい点

戸建てなら、プライベートな空間を確保しやすい点も大きな魅力です。 都会の密集した住宅街の場合は、手を伸ばせば隣の家の壁に触れてしまうかもしれません。 ただし、住宅が密集した立地であっても、壁一枚しか挟めない集合住宅と比べ、戸建てはプライベートな空間を守りやすくなります。

生活をしていると、足音や扉を開け閉めする音など、ちょっとした物音でも周囲に響いてしまいます。生活音によるトラブルが起きにくいのは、戸建てならではの安心感と言えるでしょう。見渡す限り自由に設計した戸建てで、家族だけで過ごせる贅沢を味わえるのは戸建ての醍醐味です。

庭や屋外スペースの活用が気軽に行える

戸建て住宅では、庭や屋外スペースがセットになることが多く、それらを活用した暮らし方も楽しめます。例えば、ウッドデッキを設置したり、駐車場を広々と設けたりするのもおすすめです。 軒先に洗濯物を干すスペースを確保すれば、室内がすっきり片付くうえ、洗濯物も早く乾きやすくなります。 戸建ては日常的に開放感を味わいたい、外の空間を有効活用したいと考える人にぴったりです。

また、家族構成次第では屋外のスペースが憩いの場にもなります。 ビニールプールでお子さん様が遊んだり、ペットが自由に走り回れるスペースを作ったりするのも戸建てならではの楽しみ方です。 庭に物置を置けば、趣味のアウトドア用品の収納もできます。 戸建ては、自分たちの必要性に応じてさまざまなにカスタマイズできるのが大きな強みです。

まとめ

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戸建て住宅とは、法律による細かな取り決めこそないものの、一つの建物に一世帯が住む独立した家であるという定義があります。 戸建てと集合住宅とでは、同じように修繕管理費がかかってきますが、その管理も自分で対応するか、管理会社に委託するかの違いがあります。 戸建ては何でも自由にできる反面、自分で責任を負わなければならないことも多いため、事前に検証しておくと良いでしょう。

パナソニック ホームズでは、戸建て住宅に関するご相談を幅広く承っています。 注文住宅をご検討中の方はもちろん、今のお住まいをより快適にするためのリフォームをご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください。

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