住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
リビングにプライベート空間をつくりたいとき、子どもの成長に合わせて部屋を分けたいときに便利なのが「仕切り」です。 リフォームに比べて費用を抑えられ、手軽に空間を分けられるのがメリットです。
この記事では、おしゃれで簡単にできる満足度の高い仕切りアイデアを紹介するとともに、仕切り・間取りを考える際のポイントを解説します。 ライフスタイルの変化に応じて部屋を増やしたい、間取りを変えたいときの参考にしてください。
部屋を増やしたいときは、仕切りを活用すると簡単に空間を分けられます。 ここでは、ご自宅の間取りや目的に合わせて選べる仕切りのアイテムを6つご紹介します。
パーテーションには、簡易的な壁や仕切りとして使いやすく、キャスターで移動ができるもののほか、レールで設置できるものなどがあります。 移動や設置が簡単で、レイアウトの変更がしやすい点が特徴です。
デザイン性にも富んでおり、布やガラス、木材を使ったナチュラルテイストや、障子を取り入れた和風タイプなど、好みや部屋のイメージに合わせて選べます。 防音性能は高くありませんが、テレワークや来客時の目隠しに向いているアイテムです。
アコーディオンのように折りたたみができる仕切りカーテンは、軽くて設置が簡単な上、省スペースで使えるのが特徴です。 カーテンレールがあれば簡単に取り付けられ、使わないときは折りたためば邪魔にならない点がメリットです。 防音や遮光機能を備えたものも多く、カーテンレールがあれば手軽に取り付けられます。
複数のパネルを組み合わせて作られるパネルドアは、木製や金属製、ガラスをはめ込んだタイプなど、素材やデザインが多彩でインテリアに合わせて選びやすいのが特徴です。 耐久性や防音性に優れている上、簡易的な仕切りよりも高級感があり、部屋のアクセントとしても活躍します。 また、引き戸や折れ戸などさまざまな開閉方式があり、用途や空間に合わせて選べるため、和室・洋室問わず使いやすい点も魅力です。
パーテーションでは味気ないけれど、子ども部屋やワークスペースのようにプライバシーを守りつつお互いの存在も感じたい場合は、シェルフ(収納本棚)がおすすめです。 オープンタイプなら中身が見やすく取り出しやすいため、本だけでなく趣味の雑貨を飾って空間を演出できます。 また、木製や金属、プラスチックなどインテリアに合わせて素材を選べるほか、高さや幅も自由に調整できるため、使い勝手も抜群です。
巻き上げタイプのロールスクリーンは、布などを使用したスクリーンを巻き上げたり下ろしたりして開口部を調整するカーテンです。 窓に取り付けるほか、大きいサイズは部屋の仕切りに活用できます。 省スペースでの取り付けに向いており、使わないときは巻き上げるだけのため、部屋を広く使いたいときには簡単に収納できます。
窓の目隠しや日差し対策に使われていますが、部屋の仕切りとしても優秀で、遮光・遮熱・UVカットなど機能性に優れたタイプもあります。 デザインやカラーが豊富なため、インテリアとしても利用できます。
仕切りでは圧迫感があり、殺風景で面白みが感じられないのであれば、家具や観葉植物を使った仕切りはいかがでしょうか。 フェイクグリーンと呼ばれる人工観葉植物であれば、大きなグリーンを仕切りに使ったり、パーテーションにフェイクグリーンを使ったりするのもおすすめです。
自宅にある家具を仕切りに使う場合、例えばソファーなら座る向きを変えるだけで見える範囲が異なるため、視界を遮りたい場所を背中向きにするだけで作業が完了します。 仕切りを購入する費用を節約できる上、思いついたときにすぐに設置できるアイテムです。
リビングのようにスペースが広い部屋は、仕切りを使うことで生活動線がスッキリすることもあります。 ここでは、仕切りを使ってリビングをおしゃれな部屋にするアイデアを紹介します。
アコーディオンカーテンは厚手のレザー(生地)を使用しているため、周囲の視界を遮り、必要に応じてプライベート空間をつくり出せます。 突っ張り棒を使えば、必要な場所に簡単に設置でき、不要になればすぐに外せるため手間もかかりません。 家族がいるほうが落ち着くタイプの子どもは、宿題をリビングでやるご家庭も多いです。
手軽に設置できるアコーディオンカーテンは、リビングに個室風のスペースをつくるのに便利で、お互いに存在を感じながら過ごせるなどのメリットもあります。 在宅ワークやオンライン会議にも適しており、リビングの一角をアコーディオンカーテンで仕切っておくと、家族共用のプライベート空間として誰でも好きなときに使えます。
棚やチェスト、シェルフなどを仕切りに使って収納の定位置をつくれば、利便性の高い仕切りになります。狭い部屋でも、仕切りが収納を兼ねているので部屋がスッキリしやすいです。 引き出し付きの棚は隠す収納、シェルフは見せる収納にするなど、収納を使い分けましょう。 仕切りに使用する家具のインテリア性を高めれば、リビングをおしゃれで快適な空間に演出できます。
子どもが多い場合には、成長に合わせて仕切りをうまく活用し、個々の空間をつくってはいかがでしょうか。 性別や年齢に合わせ、子どもと話し合いながら仕切りを使いましょう。 この場合、仕切りには取り外しが簡単なカーテンが向いています。部屋でどう過ごすのかを考え、柄や色は好みに合わせて選ぶことが大切です。
小学生まではポップなデザインや明るい色、中学生になれば落ち着いたデザインと色にするなど、居心地のよさも選ぶ際の基準にします。
スクリーンは付属のひもやチェーンを操作するだけで部屋を好みの広さに変えられる上、一般的なカーテンのように、まとめたり畳んだりする手間もかかりません。 床の汚れが気になったときでも、取り付けたままいつでも掃除できるのもメリットです。 ウォッシャブル生地を選べば自宅で洗濯できるため、常に清潔に保てるでしょう。
DIYでの取り付けには工具や技量が必要ですが、取り外して洗濯できるタイプは、好みの生地への変更も可能です。 お手入れをするタイミングで生地を取り換えて、模様替えを楽しみましょう。
パーテーションにはキャスター付きのほか、びょうぶのように折りたためるタイプもあり、利用目的に応じた使い分けができます。 キャスター付きであれば、子どもでも高齢者でも使いたい場所に移動させて、自分好みの場所をすぐにつくり出せます。
広範囲を仕切りたいときは、複数枚を連結できるタイプがおすすめです。 移動できるパーテーションは便利な反面、天井や床に固定されておらず、地震の揺れなどで移動したり倒れたりして、室内に傷がつくリスクがある点に注意しましょう。
部屋の仕切りにパーテーションやロールスクリーンを使うと便利ですが、リフォーム工事をすると部屋をしっかりと区切れます。 リフォーム工事をして部屋を仕切ると、床から天井まで壁ができるため、防音性を高められるのがメリットです。 アコーディオンカーテンやパネルでは視界を遮る効果はありますが、防音性は低いです。
その点リフォームなら、防音性を高めることで「部屋を仕切ったのはいいものの、音が漏れてきて集中できない」といった問題を解決できます。 常に仕切りを置いているような家庭は、リフォームによる間取り変更を検討しましょう。
リフォームによる仕切りの増設は、新しい部屋をつくれるのがメリットです。 簡易的な仕切りを使うと、直感的に間取りをつくれるため、部屋のサイズをはっきり決めたくないときには有効です。 しかし、防音などは思ったほどの効果が得られず、満足のいく結果にならないこともあるでしょう。 ここでは、リフォームして仕切りをつくるメリットについて解説します。
リフォームにより部屋をつくると、周囲の音や視線を遮るため、プライバシーを確保できる点がメリットです。 家族でも、生活リズムや気持ちの問題で「部屋をしっかりと区切りたい」と考える方は多いです。 自分の居場所を家の中で確保するのは、集中力アップやリラックス効果の向上など、さまざまな意味があります。
夫婦でも一人になりたい時間はあるでしょうし、仕事や趣味に没頭できるような部屋が必要なケースもあります。 介護される高齢者でも、一人になって落ち着きたい時間もあるでしょう。 自分の居場所を家の中で確保するには、リフォームによる仕切りが最善の策です。
パーテーションやロールスクリーンなどの簡単な仕切りには、防音性をあまり期待できません。 仕事や勉強に集中したいために、自分のスペースが欲しいと考えている方にとっては、簡単な仕切りでは不十分な場合も多いです。
家族の話声や生活音が聞こえてくると、あまり集中できず、「仕切った意味がない」と思うこともあるでしょう。 リフォームして壁をつくると、防音性は非常に高まります。壁に防音材を入れれば、より防音効果を感じられるでしょう。
仕切りの追加や間取り変更は、自分たちのライフスタイルにマッチした動線を意識し、ライフステージに応じた変化を想定して考えましょう。 ここでは、失敗しない、仕切り・間取りを考えるポイントについて解説します。
間取りの変更によって部屋をつくる場合、目的に合った広さを確保できるかがポイントです。 子ども向けの場合は6畳が理想ですが、空間を有効活用できるロフトベッドを利用すると4.5畳でも狭くはありません。 大人が使うワークスペースや書斎に必要な広さは、3畳が目安です。 オープンスペースの場合は1畳あればパソコン操作はできますが、リフォームによるクローズスペースのときは収納力も求められます。
一方、仕切ることで元々の部屋は狭くなるため、リビングや個室など、元の部屋の役割に応じた広さを確保する視点も忘れないようにしましょう。
仕切りで新たな部屋をつくる場合、目的に応じた収納量を確保できないときもあります。 収納家具を仕切りに利用すると空間を区切りやすく、収納量の確保にもつながります。 注意したいのは、収納量が多くなるほど自由に利用できる空間が狭くなる点です。 また、天井に届くほど高い家具は圧迫感につながるほか、地震の際には倒れたり、収納しているものが落ちてきたりする危険性が高まります。
収納家具を仕切りに導入する前に必要な収納量を検討し、設置や利用方法を工夫して安全・安心に暮らせるようにしましょう。 「今使うもの」と「後で使うもの」を明確に分けるためにも、引き出し収納やクローゼット収納を利用しましょう。
間取りは自分たちが生活しやすいように考えるものですが、頭の中のイメージを平面図に書き起こすのは大変な作業です。 どこをどうしたいのか、玄関やリビング、キッチンの位置をどのように配置するかは実例を参考にするとよいでしょう。
パナソニック ホームズの公式サイトでは、注文住宅リフォームの実例を多数紹介しています。 人気の高いデザインも多く、複数のデザインを比較し考えると住みやすく快適な間取りが分かります。
コストをかけずに部屋を増やしたい場合は、仕切りの活用が便利です。 部屋の雰囲気や用途によって適した仕切りは異なるため、目的に合わせて慎重に選びましょう。 しかし、簡易的な仕切りだけで防音の問題などを解決するのは困難です。
注文住宅に仕切りを組み込みたい方はもちろん、今ある住まいの間取りをリフォームで変更したい方にも、パナソニック ホームズが最適なご提案をいたします。 お客様の住まいにぴったりの仕切りアイデアをご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。