住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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2009年12月
パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:上田 勉)は、戸建住宅のラインナップを一新し、新商品 NEW『エルソラーナ』シリーズとして、2010年1月2日から新発売いたします。
近年の住宅市場では、少子高齢化や景気低迷の影響を受け、2009年度の新設住宅着工戸数が100万戸を切り、80万戸前後になると予想されています。一方で、契約者年齢の構成比推移を見ると、30歳代の割合は、2000年度に32.6%であったものが2007年度には42.5%となり、約10ポイント増加しています。[(社)住宅生産団体連合会「顧客実態調査」より]
こうした中、国の住宅政策は、2006年施行の「住生活基本法」や本年6月施行の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」など、量から質へ、そしてストック重視へと転換してきています。
このような情勢を踏まえ、これからの住まいには、長く快適に住み続けることができ、高い資産価値が維持できる優れた品質や、環境にやさしく省エネルギーなくらしの実現とともに、値ごろ感のある価格が求められています。
今回新発売するNEW『エルソラーナ』シリーズでは、ライフステージのターゲット別に3タイプをラインナップ。中でも、『エルソラーナS』は、標準本体価格を1800万円台からに設定し、ボリュームゾーンである30歳代の顧客層の拡大を図る商品として取り揃えました。
建物の優れた気密・断熱性能や、ソーラー発電システム、オール電化仕様の標準装備等により、業界トップレベルの環境性能を実現。CO2排出量を削減するとともに、光熱費ゼロのくらしも実現できます。 また、優れた耐震性や劣化対策、省エネルギー性能等により、「長期優良住宅」の認定基準に標準仕様で適合。建物の優れた基本品質や性能により、長く住むことができると共に資産価値の維持も実現でき、LCC(ライフサイクルコスト)の低減も図ります。
住宅政策の転換や顧客層の変化により、「若くして家を建て、長く住む(住み継ぐ)」というニーズが高まりつつあります。一方、長く快適に住み続けるためには、ライフステージの変化に合わせて空間を変えたいという、相反するニーズに応えていくことが求められます。
こうした環境のもと、建てる時のニーズに合わせて固定的な間取りを提案する従来型の設計思想からの脱皮が必要となっていました。今回、居室をつくり込まず、空間にフレキシブルな可変性を持たせることでライフステージの変化に対応できる設計思想を、新たに「先読み設計」として構築し、新商品に採用しています。「先読み設計」の構築にあたっては、「家族空間理論」「テリトリー形成理論」*を提唱する静岡大学名誉教授 外山 知徳(とやま とものり)氏の監修協力を得ています。
*:「家族空間理論」とは、住まいは家族空間であり、住まい方が変わると家族関係が変わるという考え方。「テリトリー形成理論」とは、自立する力(自分で自分の居場所を作る力)や健全な家族関係を育むためには、それぞれの発達段階に応じた家族空間が必要、という考え方を提示しています。
ライフステージと共に育つ住まい
〜“建てる時”も“建ててから”もずっとフィット〜
NEW『エルソラーナ』シリーズは、優れた構造躯体の断熱性能をベースに、CO2排出量の削減や省エネルギーに貢献する設備・仕様を標準装備。建物全体で業界トップレベルの環境性能を実現します。また、パナソニックグループが推進する環境配慮製品「グリーンプロダクツ」の認定を取得し、エコアイディアのくらしを提案します。
地球のために CO2排出量:年間 約3.5t削減<スギの木約250本分の植樹に相当> |
くらしのために 光熱費:年間 約31.5万円節約 |
※新省エネルギー基準レベルの一般住宅(電気・ガス併用)との比較による当社の独自試算。
NEW『エルソラーナ』シリーズは、優れた耐震性や省エネルギー性能、建物の劣化対策等により、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の認定基準を標準仕様でクリア。認定取得により、さまざまな税制上の優遇措置を受けることができます。
なお、パナホームは60年のメンテナンスサポートを実施。新築引渡し後2年間の定期点検期間の終了後も、5年ごとに60年目までの長期わたって、リフレッシュ点検の案内を差し上げ、住まいの点検やお手入れのアドバイス、メンテナンスやリフォームの提案を行います。このほか、将来的な住み替えのニーズに対しても、一般社団法人「移住・住みかえ支援機構」によるマイホーム借り上げ制度など、住まいを売却することなく資産として有効活用できるメニューを用意しています。
「先読み設計」は、空間の使い方を限定しない自由な間取りの考え方で、住まいの空間を無理なく無駄なく活用でき、生涯快適に住みこなせる新しい発想。住まいを「家族空間」としてとらえ、家族が集う1階は多彩な「たまり場」を持つ「マルチ・ファミリーゾーン」に、2階は、子どもの成長や家族構成の変化に合わせて開放的に使ったり仕切ったりできる「フリー・パーソナルゾーン」として提案します。ライフステージの変化に対しては、可動間仕切収納による間取りの変更や空間の用途変更により、大規模な工事を伴わずに対応することができます。
家族が集う1階は、「マルチ・ファミリーゾーン」としてオープン空間にしています。リビングやダイニング・キッチン、プラスα空間のそれぞれを、家族が落ち着ける「たまり場」とし、緩やかにつなぐことで、豊かなコミュニケーションを育み、ライフステージの変化にも対応できる多様な空間提案を行います。 また、リビング階段を「マルチ・ファミリーゾーン」に設けることで、家族のコミュニケーションを促進する提案としています。
2階は、空間を開放的に使ったり、仕切ったり、柔軟な住まい方と将来の変化に対応できる「フリー・パーソナルゾーン」として設計します。 [ライフステージ変化への対応イメージ]
<乳児期〜幼児期>
親のそばでテリトリー(居場所)の拠点形成
子どもが小さな時期は、親子一緒の寝室に。2階ホールは、ホームライブラリーやギャラリーとして楽しく活用できます。
<学童期(低学年)>
自分のテリトリー形成準備
子どもが低学年の時期は、2階ホールを間仕切って夫婦の寝室に。きょうだいの子ども室は、可動間仕切収納で半個室としてレイアウトできます。
<学童期(高学年)以降>
プライバシーのある自分のテリトリー形成
子どもが高学年以降の時期は、可動間仕切収納で完全な2室に。予めドアを2ヶ所に設置しているため、それぞれの動線も確保できます。
NEW『エルソラーナ』シリーズでは、ライフステージのターゲット別に『エルソラーナS』『エルソラーナF』『エルソラーナE』の3タイプをラインナップ。全タイプの外壁には、光触媒タイル仕様とNTC外装材仕様を用意しています。
『エルソラーナS』は、“若い家族の自由でシンプルな家”。新婚〜育児期の30歳代の一次取得者層をメインターゲットにしています。
外観は、総2階のキュービックなシルエットが基本。シンプルでありながら個性あるイメージをつくります。
間取りは、「先読み設計」により、小さい子どもを中心とした家族それぞれの居場所や、子どもの成長で変わっていくくらしに配慮して提案。子育てに役立つ空間提案も随所で行います。
リビング階段の下に設ける「こどもリビング」は、小さな子どもの好奇心を満たす秘密基地。育児用品やおもちゃを収納するだけでなく、キチンと片付ける学習の場にもなります。 また、踊り場の「こどもギャラリー」は、絵や工作等、子どもの作品を展示することで、家族のコミュニケーションが豊かになる空間として活用できます。
商品名 | 『エルソラーナS』 |
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発売日 | 2010年1月2日 |
構造 | 大型パネル構造 および 軽量鉄骨 柱・梁ラーメン構造 |
プラン | フリープラン(推奨20プラン) |
販売地域 | 北海道を除く全国 |
販売目標 | 初年度2,200棟 |
『エルソラーナF』は、“家族の成長に応えて変化する家”。子どもが学童期〜独立期のライフステージ層をメインターゲットにしています。
外観は、総2階をベースとして、バルコニーやサブスペースでシルエットに変化を持たせ、上質感を創出します。間取りは子どもの成長に柔軟に対応できるほか、成長にあわせてアレンジできる効率的な収納スペース等、「先読み設計」で、きめ細かな提案を行います。
商品名 | 『エルソラーナF』 |
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発売日 | 2010年1月2日 |
構造 | 大型パネル構造 および 軽量鉄骨 柱・梁ラーメン構造 |
プラン | フリープラン |
販売地域 | 北海道を除く全国 |
販売目標 | 初年度2,600棟 |
『エルソラーナE』は、“夫婦ふたりのくらしを楽しむ家”。子どもが独立して夫婦ふたりでくらすライフステージ層をメインターゲットにしています。
平屋や1.5階建、子世帯との同居を想定した2階建等、住む人に合わせて多彩に提案。外観は、屋根形状や外壁に変化を持たせて邸宅感を創出します。
間取りは、お互いの気配を感じつつ、居場所に配慮した空間を設け、くらしを楽しむゆとりが持てる提案を行います。また、子や孫、友人のもてなしを考えたオープンなリビングや多目的に使える和室も提案します。
商品名 | 『エルソラーナE』 |
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発売日 | 2010年1月2日 |
構造 | 大型パネル構造 および 軽量鉄骨 柱・梁ラーメン構造 |
プラン | フリープラン |
販売地域 | 北海道を除く全国 |
販売目標 | 初年度1,300棟 |
新商品NEW『エルソラーナ』シリーズの発売に合わせ、商品コンセプトやお客さまに対するパナホームの姿勢を訴求する新しいブランドメッセージ「ずっとフィット・パナホーム」を、2010年1月から打ち出していきます。
メッセージは、新春に全国で実施するマスコミ宣伝をはじめ、全国各地の展示場等で開催する「ずっとフィット・パナホームフェア」で、会場演出や販促ツール等で幅広くPRを図ります。
なお、パナホーム・ホームページでは、12月25日(金)より、NEW『エルソラーナ』シリーズのスペシャルサイトを公開予定。「ずっとフィット・パナホームフェア」の開催情報につきましてもご覧いただけます。
http://www.panahome.jp/el-solana/
1942年 | 東京生まれ。 |
1965年 | 武蔵工業大学建築学科を卒業後、 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士・一級建築士。 |
1971年 | 東京大学生産技術研究所助手。 |
1977年 | フンボルト財団奨学研究員として2年間ドイツに留学の後、 アメリカ合衆国のインディアナ大学で研究。 |
1981年 | 静岡大学教育学部に赴任、助教授をへて1987年教授。 |
2007年 | 3月に定年退職し、現在、静岡大学名誉教授、株式会社ナカノ工房一級建築士事務所顧問。 |
1990年〜 | 静岡家庭裁判所家事調停委員、静岡県インテリアコーディネーター協会顧問を務める。 |
著書 『住まいの家族学』(丸善、1985年) 『現代のエスプリNo.210 子ども部屋』(至文堂、1985年) 『家族の絆をつくる家』(平凡社、2007年)など |
※算出した数値は目安であり、それを保証するものではありません。また、試算には設備機器の初期費用(機器および工事費)は含まれません。
標準仕様とされている内容は当社推奨のものであり、お客様のご要望・建築地域・販売会社その他の要因により、採用・搭載されない場合があります。