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都市部の土地活用の選択肢を拡げる店舗・事務所併用住宅
『Vieuno PRO(ビューノ・プロ)』で事業用建物(非住宅)分野を強化
当社初5階建て店舗・事務所専用実例 「はせがわ酒店」リニューアルオープン

2015年11月13日

パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:藤井 康照)は、重量鉄骨ラーメン構造の『Vieuno PRO(ビューノ・プロ)』を2015年4月に発売し、事業用建物(非住宅)分野へ参入しております。このたび、同商品を採用した当社初の実例物件「株式会社はせがわ酒店」(本社:東京都千代田区、社長:長谷川 浩一)の麻布十番店(東京都港区)が2015年11月2日にリニューアルオープンしました。当社は今後さらに、事業用建物(非住宅)分野での事業を強化します。

『Vieuno PRO』は、柱・梁などの架構体の強さを活かして、店舗や事務所などのテナント用途に適した間取りや天井高を実現します。今回、同商品の当社初の実例となる「はせがわ酒店」麻布十番店は、店舗・事務所専用の5階建て建物で、同商品の特長を活かし、約6ヶ月間の最速施工※1や、工業化住宅最小※2の15cmモジュールによる狭小地対応技術、重量物の平面配置を自在にするデッキ+コンクリート床などを採用しています。さらに、外壁部分には建物のデザイン性と機能性を兼ね備えたシェードスクリーンの採用により、人通りの多い商店街においても、人目をひく魅力的な外観デザインを実現しています。

当社は、1977年に店舗併用型3階建て住宅を発売して以降、ビル建築の構造・機能を住宅に応用展開した都市型住宅として2011年に『Vieuno(ビューノ)』を発売。2014年には工業化住宅初※3の7階建て住宅を発売し、2015年4月に日本初※4の6階建て『Vieuno PRO』モデルハウスを新宿展示場(東京都新宿区)にオープンするなど、都市部の限られた敷地を有効活用できる多層階住宅市場を開拓してきました。近年、増加傾向の店舗・事務所専用、または併用住宅の需要に対して、工業化住宅として培った短工期や狭小地施工などの優位性を活かし、事業用建物(非住宅)分野への事業強化を図りながら、『Vieuno PRO』での初年度150棟の受注を目指します。

「はせがわ酒店」麻布十番店(5階建て)外観

■背景

2013年の消費税増税後、新設住宅着工戸数は約88万戸(2014年度)と冷え込みが続き、少子高齢化などの影響もあり、今後も減少傾向は続くと予測されます。一方、2015年1月の相続税改正を受けて、地価の高い都市部に土地や住宅を所有している方に対して相続税が課税される可能性が以前より高まり、課税対象額の減額を見込んで、賃貸や店舗・事務所併用住宅での資産活用を検討される方が増えています。

また、在来工法(RC構造)の工事費は東日本大震災後の復興工事の増加や、東京オリンピックに向けた工事増加に伴い、上昇傾向です。

こうした中、当社は『Vieuno』のもつ工業化住宅の強み〔(1)高い品質 (2)安定した建設コスト (3)着工から完工までが短工期〕を生かし、多層階住宅の受注を順調に伸ばしています。2015年4月に『Vieuno PRO』を発売して以来、店舗・事務所併用住宅および店舗・事務所専用建物の受注は都市部を中心に全国的に広がりをみせています。

■『Vieuno PRO』店舗・事務所専用としての主な特長

1.工業化住宅としての最速施工が可能
基礎着工から完成まで、店舗内装工事を含めて約6ヶ月の短工期を実現
さらに、工業化住宅ならではの高い品質を維持

店舗などの建て替えにおいては、工期の短さは経営面に直結する重要な要素です。仮店舗の負担額や近隣への配慮を鑑みると、最速施工によるメリットは大きなものとなります。今回、『Vieuno PRO』を採用いただいた「はせがわ酒店」麻布十番店は、工期約5ヶ月で引き渡しが完了し、その後、店舗内装工事(約1ヶ月)を経て、約6ヶ月でリニューアルオープンとなりました。

2.商店街などの敷地特性に対応する狭小地対応技術
限られた敷地に最大限の店舗面積を確保し、スペースを有効活用

15cmモジュールイメージ図 店舗が立ち並ぶ商店街などは、一般的には狭い敷地であることが多い傾向です。限られた敷地を最大限に有効活用するために、工業化住宅最小の15cmモジュールで、縦や横にサイズを調整できる『Vieuno PRO』は、変形敷地などの対応が可能。
 また、敷地条件により隣地との隙間が狭い場合などに、無足場工法を使用することで、さらに、敷地を有効活用することもできます。

3.店舗や事務所用途として、厳しい加重条件に適合するデッキ+コンクリート床をご用意

床タイプ別比較図 店舗や事務所として使用する場合、『Vieuno PRO』では、用途に応じてデッキ+コンクリート床を採用することで、住居用の床材(ALC床)の約1.6倍の積載荷重に耐えられ、遮音性能も発揮します。
 デッキ+コンクリート床を支えるのは頑強な架構体の『Vieuno』ならではの特長です。
 「はせがわ酒店」でも各フロアにデッキ+コンクリート床を採用し、ALC床に比べ、約2.5倍の荷重合計にも耐えることが可能です。

4.大開口のビル用サッシを採用

「はせがわ酒店」麻布十番店 2F店舗 店舗の印象を左右するデザイン性は非常に重要な要素です。
 デザイン性を高めるために、『Vieuno PRO』は、大開口サッシなど、バリエーションの多いビル用サッシへの標準対応が可能。
 「はせがわ酒店」の2階部分には、大開口のビル用サッシを採用し、明るい店舗を実現しています。

5.優れた外観デザインを可能にするシェードスクリーン

「はせがわ酒店」麻布十番店 外観 ライトアップされたシェードスクリーン 店舗デザイン向に開発されたシェードスクリーンは、視線を遮り、光と風を通す機能を有しています。
 「はせがわ酒店」の外壁部分には、シェードスクリーンを採用し、都会的な雰囲気を醸し出すとともに、外観デザインのアクセントにもなっています。

6.交通振動を緩和する制振装置を標準装備

TMD制振装置 3階建て以上の鉄骨住宅の場合、自動車・鉄道や工場等の外的な要因により、振動を感じやすくなります。
 『Vieuno PRO』は、建物の揺れと逆方向におもりを揺らすことで、揺れを日常生活に支障のないレベルに低減する「TMD制振装置」※5あるいは、センサーと動力の動きにより、さらに制振効果の高い「AMD制振装置」※5を標準採用(建築場所などの諸条件により「AMD制振装置」を採用)。
 交通量の多い都市部の店舗・事務所エリアにおいて、交通振動の緩和を図ります。

7.冷媒管を屋内配管とする新システムを開発

「はせがわ酒店」麻布十番店 屋上に設置されたエアコン室外機 エアコン用の冷媒管を屋内に配置する新システムを開発しました(システム内、冷媒管引込みBOXは当社特許)。
 新システムの利用により、外観をすっきりとさせることが可能で、冷媒管の寿命延長やメンテナンスを容易にできるなどのメリットがあります。
 「はせがわ酒店」でも同システムを採用しています。

■建物概要

名称株式会社はせがわ酒店 麻布十番店
所在地東京都港区麻布十番2−3−3
構造重量鉄骨ラーメン構造 5階建て(屋上付き)
建築用途1階 店舗
2階 店舗
3階 倉庫
4階 事務所
5階 事務所
面積 延床面積 263.54m² (79.68坪)
建築面積 52.02m² (15.73坪)
敷地面積 72.09m² (21.80坪)
工期約6ヶ月(店舗内装工事約1ヶ月含む)
オープン日2015年11月2日
  1. ※ 1:工業化住宅(5階建て・事業用建物)において。2015年11月時点・パナホーム調べ
  2. ※ 2:工業化住宅業界において。2015年3月時点・パナホーム調べ
  3. ※ 3:2015年3月時点・パナホーム調べ
  4. ※ 4:2015年4月時点・パナホーム調べ
  5. ※ 5:TMD…Tuned Mass-Damper、AMD…Active Mass-Damper

標準仕様とされている内容は当社推奨のものであり、お客様のご要望・建築地域・販売会社その他の要因により、採用・搭載されない場合があります。



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