住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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2016年6月28日
パナホーム株式会社(本社:大阪府豊中市、社長:松下 龍二、以下、パナホーム)の100%子会社「パナホームマレーシア」(本社:マレーシア、社長:桑野 晴彦 以下、PHMY社)は、現地の大手開発事業者、Tropicanaグループ(以下、TP社)の100%子会社「Sapphire Index Sdn.Bhd」の開発するAMANプロジェクト「CHERIA RESIDENCES」での戸建建築請負に関して本日付で合意。TP社より7月に販売が開始される予定です。
TP社は、マレーシアの主要デベロッパーとして不動産開発とリゾート開発を中核事業に順調に売上を拡大。同国における不動産市場で圧倒的な地位を確立しています。同社の住まいづくりはリゾートをテーマとした豪華なライフスタイルの提案と資産の構築がコンセプトとなっています。
今回、パナホームがASEAN地域向けに開発したW-PC構法(ウォール・プレキャスト・コンクリート方式)による建設期間の短工期化や、優れた防水性、安定した施工品質などのJapan QualityをTP社に高く評価いただき、今回の契約締結に至りました。さらに、室内空気をきれいにする独自の換気システム「PURETECH(ピュアテック)」やパナソニックのセキュリティシステムなどの採用も決まり、パナホームがASEAN地域で展開するスケルトン+インフィル一体提供が、他社物件との差別化策として、現地デベロッパーにも浸透しつつあります。
今後、TP社との協業を通じ、富裕層に向けても満足いただける付加価値の高い住宅提供の推進を図り、さらなる事業拡大につなげていきます。
セミデタッチドハウス外観イメージ
街区イメージ図
PHMY社は、同構法での建設工事体制の強化と実績づくりを進めるとともに、海外で推進する「リビング デザイン パッケージ」の内装プラン提案を、AMANプロジェクトの顧客向けに行い、マレーシアの人々の憧れのくらしを実現します。
所在地 | コタクンミン セランゴール州 |
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開発規模 | 15.58ヘクタール |
建物 | 2階建セミデタッチドハウス |
戸数 | 272戸 |
専有面積 | 297m²~ |
着工開始 | 2016年7月(予定) |
販売開始 | 2016年7月(予定) |
完工予定 | 2019年 |
開発会社 | Sapphire Index Sdn.Bhd |
請負会社 | PanaHome Malaysia Sdn.Bhd |
AMAN完成予想イメージ
AMANプロジェクトは、TP社がマレーシアで開発する最大規模の街づくり事業です。2015年よりPhase1・2と他社による開発が始まっており、2029年までに約349ヘクタールの敷地に戸建、マンション、商業施設などの建設を予定。PHMY社は今回、建築を請負う「CHERIA RESIDENCES」(Phase3)の272戸だけでなく、今後開発が予定されるPhase4以降も視野に入れながら、協業体制を強化していく予定です。
パナホームは、創業者松下 幸之助の想いを引き継ぎ、「住まいは人間形成の場」という考えのもと、創業当初より50年以上にわたり、くらしを豊かにする設備や間取りを研究してきました。日本で培ったノウハウを元に、マレーシアの住宅向けに基本となる内装プランを「リビング デザイン パッケージ」として提案。
「CHERIA RESIDENCES」向けには、「安心・安全」、「健康・快適」、「省エネ」をコンセプトに、パナソニック製の最新のホームネットワークシステムやビデオインターコム、「PURETECH」換気システム、天井断熱などの採用が決定。躯体・設備・家電の一体提供により、住空間価値の向上を図ります。
安心・安全 | 健康・快適 | 省エネ | |
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ビデオインターコム 外出先からも来訪者を確認することができ、安心 | ホームネットワーク 外からの見守りで家と家族の安全を守ります | 換気システム 家全体きれいな空気で、家族の健康を守ります | 天井断熱 断熱材の採用により、天井と外壁部分の輻射熱を抑制。冷房負荷を削減※ |
※ パナホームのマレーシア試作棟での試験結果に基づく
会社名(英文) | PanaHome Malaysia Sdn. Bhd |
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会社名(和文) | パナホームマレーシア株式会社 |
本社 | No. 124, Jalan Ara, Bangsar, 59100 Kuala Lumpur, Malaysia |
社長 | 桑野 晴彦 |
資本金 | 9.53百万マレーシアリンギット(約2.86億円) (2015年10月現在。日本円は出資・増資時の実勢為替による累計金額) |
持株比率 | パナホーム株式会社100% |
主たる業務 | 住宅建築請負業 |
設立 | 2012年5月 |
会社名(英文) | Sapphire Index Sdn. Bhd |
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本社 | 3, Jalan ss20/27, 47400 Petaling Jaya, Selangor, Malaysia |
社長 | Dato' Yau Kok Seng |
資本金 | 25万マレーシアリンギット(約715万円) (2014年12月期。1RM=28.6円を適用) |
持株比率 | TROPICANA株式会社100% |
主たる業務 | 不動産デベロップメント |
設立 | 2013年1月 |
会社名 | パナホーム株式会社 |
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本社 | 大阪府豊中市新千里西町1-1-4 |
社長 | 松下 龍二 |
資本金 | 284億円(2016年3月31日現在) |
売上高 | 3,530億円(2016年3月期・連結) |
設立 | 1963年7月 |
会社名 | TROPICANA Corporation. Bhd |
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本社 | 3, Jalan ss20/27, 47400 Petaling Jaya, Selangor, Malaysia |
社長 | Dato' Yau Kok Seng |
資本金 | 30億マレーシアリンギット(約858億円)(2014年12月期。1RM=28.6円を適用) |
売上高 | 19.7億マレーシアリンギット(約563億円)(2014年12月期。1RM=28.6円を適用) |
設立 | 1992年6月 |
パナホームは、2015年から「W-PC構法」の試作棟の建設、検証を進め、2016年3月よりマレーシアでの住宅開発に採用されています。パナホームの「W-PC構法」は、日本の壁式プレキャストコンクリート構造をベースに、ASEAN地域に合わせて開発しました。
ASEAN地域での主要建設資材(コンクリートと鉄筋)で構成するプレキャストコンクリートを、鋼製型枠を使って大型のパネルを製造し、建設現場で組み立てます。レンガ壁を積み上げていくASEANの一般的な工法と比べ、約3ヶ月※の工期短縮を図ります。また、オンサイト工法を採用し、開発エリア内にパネル製造のための簡易ヤードを設け、輸送工程も削減。さらに、大型パネルの組み立ては溶接レスで作業者の技能によるばらつきを抑え、かつ天候にも左右されにくい接合方法を採用しています。これにより、オンサイトの工場生産による高品質なパネル製造と、建設現場での大型パネル組み立て工法で、Japan Qualityの住宅供給を行います。
※ パナホーム試算による
「W-PC構法」イメージ図