住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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2018年3月27日
パナホーム株式会社は、サッカーJ1クラブ・ガンバ大阪アカデミー※の選手寮『青翔寮』(大阪府吹田市)を建築請負していましたが、このたび、3月16日(金)に竣工いたしました。
『青翔寮』は、全寮制でサッカーのトッププロを目指す「ユース」と「ジュニアユース」の選手が生活します。同寮は、スタジアム・練習場から至近距離にあることや、共同生活に相応しい間取り・設備を備え、サッカーに集中できる住環境とサッカー中心の生活環境を創出し、プロとしての心身・技術を効率的に学ぶことができます。また、寮監が常駐し、生活面の指導も行い、「人間力の育成」をすることで、プロに相応しい選手を育てることを目指しています。
当社が、Jリーグクラブの施設建築を請負うのは、ガンバ大阪のクラブハウス(大阪府吹田市・1997年竣工)、大宮アルディージャのクラブハウス(埼玉県さいたま市・2012年竣工)に続いて3例目となります。
ガンバ大阪アカデミー 『青翔寮』 外観
当社は、『青翔寮』の提案にあたり、50余年に渡る住宅事業で培ったノウハウ・技術を活用するとともに、松下幸之助創業者が唱えた『住まいは人間形成の道場』の考え方に基づき、アカデミー選手が一同に集える場として計画しました。アカデミーの選手には、『青翔寮』の住環境で、「豊かな人間形成」、「世界に通じるクリエイティブ選手の育成」、「フェアプレー精神の順守」の3つの理念を、身に付けてもらうことを目指しています。
また一方で、プロとしてのハングリー精神を培うため、間取り・設備・仕様の全てを快適に作り上げるのではなく、シンプルな構成としています。
なお、建物は、制震鉄骨軸組構造のパナホームとし、主要な建材・電材・住宅設備はパナソニック製品を採用しています。
「人と人との関わりを大切にできることがチームワークに繋がる」思想のもと、共同生活による心の成長を育成するために、ジュニアユースおよびユース(1年生)選手は2人部屋としています。また、プロデビューが近いユース(2・3年生)は個室としています。
室内は、2段ベッドを備えてスペースの効率化を図り、ゆとりある収納スペースも確保しています。学習机は、ルームメイトと相談しながらできるよう横並びにしています。
2人部屋
監督・コーチの宿泊やアカデミー生の病気の際の看護室としてゲストルームを2部屋設置しています。
食堂は、明るく快適な空間にしています。前方には、ワイドなホワイトボードを設けて、チームミーティングのスペースとしても活用できるようにしています。
食堂は、テラスと一体で計画することにより、開放感が味わえる空間としました。
シンプルでモダンな空間とした浴室は、温冷交代浴に対応できるよう、2つの浴槽を設置しています。
名称 | ガンバ大阪アカデミー 『青翔寮』 |
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所在地 | 大阪府吹田市 |
敷地面積 | 2,001.50㎡(605.45坪) |
延床面積 | 1,163.83㎡(352.58坪) |
構造 | 制震鉄骨軸組構造・地上2階建
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着工 | 2017年4月1日 |
竣工 | 2018年3月16日 |
入寮 | 2018年3月22日 |
設計・施工 | パナホーム株式会社 大阪支社 |
※園児(年長)と小学校1~6年生による「ジュニア」、中学生による「ジュニアユース」、高校生による「ユース」という3つのカテゴリーで構成。選手の成長とそれぞれの年代に必要な指導を行うべく、経験豊富な指導者を配置。トッププロを頂点に据え、ジュニアからユースまで一貫指導体制のなかで、活躍できる選手の育成に力を注いでいます。