住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
インテリアデザインは、同じプランでもインテリアによって全く違う空間にできるのが魅力です。ハウスメーカーの場合、住まいの性能や品質で選ばれる方が多いと思いますが、インテリア提案をきっかけに“素敵なお家にしたい、インテリアにこだわりたい”とお客さまに考えていただけるようになるのはうれしいですね。また展示場のインテリアコーディネートでは、トレンドなど新しいことにチャレンジできます。インテリア担当としては、お客さまの実案件と展示場両方に関わることができ、この仕事に携われる喜びを日々感じています。
私は何より居心地のいいデザインを大切にしています。手触りや質感で心地いいと思えるものであったり、自然光の入り方や照明で、空間をやわらかく演出するなどの心地よさです。トレンドは自分の引き出しとして持っておく必要はありますが、住まいは長く住むものですから、飽きることがないように追いかけすぎないように気を付けています。また、ご提案する際はお客さまにそれが押し付けにならないように、そのお客さまらしいデザインにしたいと意識しています。
ご希望をお伺いする時には、会話の端々の言葉から想像を膨らませて、お客さまの言葉にできない想いを汲み取れるように心がけています。なるべく写真や雑誌などのビジュアルを見ながら、イメージを共有するようにもしています。お客さまはご自身では考えつかないプラスαの提案を期待されています。それにお応えした提案が受け入れられ、形になっていくプロセスにとてもやりがいを感じます。
オブジェ的な1ヵ所をつくるより、細かいこだわりの積み重ねでデザイン全体をまとめあげていくのが私のやり方であり、得意とするところです。素材にこだわり、その質感や色、柄を組み合わせて、さり気なく後付けで個性を出すことを目指しています。頭の中で勝手に制約してしまう時もありますが、枠に捕われず新しいことにも挑戦していきたいと考えています。