住まいづくり・住まい探しの情報ガイド




幼い頃から、建築に携わる父の背中を見て育ちました。ものづくりが好きで、絵を描くことや手を動かすことに夢中だった私にとって、「人の暮らしを形づくる」という建築の世界は自然と惹きつけられるものでした。大人になり、安藤忠雄さんの作品と思想に触れたことで、“シンプルで本質的なデザイン”への憧れと確信が生まれ、今の自分の原点となっています。
家づくりの始まりは、必ず暮らしの話を伺うことから。好きなもの、趣味、お子さまのこと、休日の過ごし方。何気ない会話の中には、その方が心地よく暮らすためのヒントが必ず隠されています。私はその断片を丁寧に拾い集め、お客さまご自身も気づいていない“好き”や“心地よさ”を一緒に見つけながら、音楽を奏でるように調和のある家づくりを大切にしています。

住まいとは、お客さまの人生そのものを包む場所。だからこそ、デザイナーの独りよがりではなく、住まい手が心から落ち着ける空間であることが最も大切だと考えています。設計中は悩むことや試行錯誤も多いですが、形になった瞬間にお客さまの笑顔を見られたとき、「この仕事を選んでよかった」と強く感じます。
良い住まいをつくるために、私は常に美しいものに触れる時間を大切にしています。演劇、文学、音楽、そして旅先での建築。光の入り方、陰影の深さ、素材の質感。街歩きの中で出会う小さな発見が、新しいアイディアへとつながることも少なくありません。また、後輩を育てることも私にとって大切な役割。建築を通して、お客さまにも、地域にも、社会にも貢献できる––そんなデザイナーでありたいと思っています。















