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資金計画のカギはライフプラン? マイホーム購入に必要な資金計画用語初級講座

住まい選びの基本を学ぶ お金のこと

住宅購入は住宅ローンを利用する方がほとんどですが、
どのように資金計画を立てればいいのか悩んだり、
聞き慣れない用語に大変さを感じる方も多いのではないでしょうか。
今回お届けする初級講座の第2弾では、資金計画で重要となるポイントや主な用語をご紹介。
マイホームを検討中の方におすすめですからお見逃しなく!

PROFILE

家パナ博士

家をつくるならこの人!で鳴らした、
マイホームの建て方・買い方、土地探しに
造詣が深い住まいづくりのプロ。

Aさん一家

マイホームを考え始めたばかりの
夫婦と子どもの3人家族。
住宅ローンを組むのはもちろん初めて
という初心者だけに、
資金計画についてもお手上げ状態。

住宅購入の資金計画は
ライフプランの
重要ポイント

マイホームを購入する時に、大きく関わってくるものの一つが資金計画。どこに住んで、どんな暮らしがしたいのかといった住まいづくりに不可欠となる重要な要素だと言えます。

その資金計画を考える上でカギとなるのがライフプラン。人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画を立てることを指します。

ライフプランは家族構成や収入状況、将来の計画など各家庭によって異なりますから、まずはいつ何が起こるかについて自分たちの将来像を描いてみることが大事です。

ライフプランを考える際、気を付けたいのは大きなお金がかかるライフイベントです。結婚・出産や住宅取得、子どもの進学など、多くの方に共通するイベントはいくつかありますが、中でもお金がかかるのが「住宅」「教育」「老後」の3つ。

これらにかかる資金はいわゆる人生の3大資金と言われ、計画的な準備が特に必要です。具体的な資金計画の前に、まずライフプランを考える。それが住宅購入では重要なポイントになります。

また住宅ローンを組む場合、いくらなら無理なく返せるのかという視点も大切。毎月の家計やライフプランに必要な貯蓄なども考慮したうえで、無理のない返済計画を立てることが重要です。

毎月一定額を返済する方法や最初は返済額が大きくてもだんだん減っていく方法など、ローンの種類や返済方法はいろいろありますから、ご家族の暮らしに適したものを選んで計画しましょう。

PICK UP

知っておくと役立つ
資金計画用語集

自己資金 【じこしきん】
自己資金イメージ図

自己資金とは、住宅を購入する際に住宅ローン以外に用意する現金のこと。一般的には一時金で支払う頭金と諸費用を合わせたものが自己資金と呼ばれています。

諸費用 【しょひよう】
諸費用イメージ

諸費用は、住宅の購入や新築の際に、土地・建物の購入代金や建築費用以外にかかる費用のことです。

主なものでは、住宅ローンの借入費用(保証料、事務手数料、団体信用生命保険料等)、不動産登記費用(登録免許税や司法書士への報酬等)、契約書に添付する印紙税をはじめ、引っ越し代や家電製品、家具、照明器具、カーテン等の購入費用などがあります。

全期間固定金利型 【ぜんきかんこていきんりがた】
固定金利型イメージ図

全期間固定金利型とは、返済期間中に金融情勢が変わっても、借入時に定められた金利が変わらないローンのこと。固定金利型には、将来の金利が段階的に定められている段階金利型もあります。

[ メリット ]

・ローン完済まで返済額が固定されるので、返済計画が立てやすい。

・金利上昇リスクを回避できるので、長期のローンを利用する場合は特に安心。

[ デメリット ]

・金利が比較的高い。

・金利が固定されているため、市中の金利が下がってもそのメリットを享受できない。

・繰り上げ返済をする場合、金融機関によっては違約金が必要になることもある。

変動金利型 【へんどうきんりがた】
変動金利型イメージ図

変動金利型とは市中の金利動向に応じて金利が変わるローンのこと。返済期間中は月・半年ごとに金利の見直しが行われ、借入から5年ごとに返済額が変わります。

※金融機関によっては、半年ごとのものやさまざまなタイプがあります。

[ メリット ]

・金利が比較的低い。

・低金利状態が続けば、総返済額が少なくなる。

・一部繰り上げ返済の手数料が全期間固定金利型、固定金利選択型と比べて安いところが多い。

[ デメリット ]

・金利の上昇に伴い、返済額が増えるリスクがある。

・大幅に金利が上がると未払い利息が発生し、元金が予定より減少しない、という状況に陥る危険性がある。

・完済までの返済額が不確定なので、返済計画が立てにくい。

固定金利選択型 【こていきんりせんたくがた】
固定金利選択型イメージ図

固定金利選択型とは、一定期間は金利が固定され、期間終了後は変動金利に移行するローンのこと。再び固定金利を選ぶこともできますが、どちらの場合も期間終了時点での金利で返済額が見直されます。

※金融機関によっては、選べない場合があります。

[ メリット ]

・選択した固定期間中は金利が一定。全期間固定金利型ほど金利が高くなく、変動金利型に比べて固定期間は金融情勢の影響を受けにくいのでリスクが少ない。

・固定期間が短いほど金利が低くなる。

[ デメリット ]

・期間終了後に金利が上がれば、返済額が増える。

・変動金利型のように増額率の上限はなし。

・固定金利選択時に手数料が必要であったり、固定金利期間中に繰り上げ返済を行う場合には、変動金利型に比較すると繰り上げ返済手数料が高いところが多い。

元利均等返済 【がんりきんとうへんさい】
地目イメージ図

元利均等返済とは、毎回の返済額を返済開始から終了まで一定にする返済方法。ローンの返済額は元金と利息を合計したものなので、返済額に占める元金と利息の割合は毎回変わります。返済開始初期は利息部分の割合が多いため元金はなかなか減りませんが、返済計画が立てやすいという特徴があります。

この方法では毎回の返済額が同じなので将来の見通しが立てやすい反面、「元金均等返済」に比べて元金の減りが遅く、利息の総額が高くなります。

元金均等返済 【がんきんきんとうへんさい】
地目イメージ図

元金均等返済とは、毎回の返済額の元金部分を一定にする住宅ローンの返済方法の1つ。この方法では、借入金額を返済回数で割った金額を毎回返済額の元金部分とし、毎回の借入金残高に対する利息分を上乗せして返済します。初期の返済額は多くなりますが、徐々に返済額が減少していきます。

返済開始当初から元金返済分が多いため、最初に頑張ればだんだん返済額も減って家計の負担がラクになります。また、返済期間・借入額・金利が同じ場合、「元利均等返済」と比べて利息の負担が少なく、総返済額が少ないというメリットがあります。

繰り上げ返済 【くりあげへんさい】

繰り上げ返済とは、住宅ローンの定期的な返済とは別に、返済途中で一定額以上のまとまった金額を繰り入れて、ローン残高の一部または全部を返済することを言います。本来返済予定だった期間の元金の一部を一括で返済するので、利息を減らすことができます。

繰り上げ返済の返済方法には、毎回の返済額を減らす「返済額軽減型」と返済期間を短縮する「期間短縮型」の2つがあります。ローンの条件が同じ場合、期間短縮型の方が利息を軽減する効果がより大きくなります。

借入可能額 【かりいれかのうがく】

金融機関からお金を借りることを借入と言いますが、住宅購入では住宅ローンをいくらまで借りることができるか、その見込額(限度額)のことを指して借入可能額と言います。借入可能額は年収によっても変わります。

住宅購入者は、家計や将来のライフプランを踏まえて毎月の返済額や返済期間を決め、家庭に合った借入可能額を考えることが重要です。

収入合算 【しゅうにゅうがっさん】

収入合算とは、住宅ローン申込者本人だけでは金融機関が定める収入基準に達しない場合に、配偶者や両親、子どもなど同居する親族1名の収入を合わせて収入金額を増やすことを指します。

住宅ローン控除 【じゅうたくろーんこうじょ】

住宅ローン控除とは、住宅ローンを借りて住宅を購入、新築、増改築した場合に、一定の条件を満たせば所得税が還付される制度のこと。適用を受けるには、確定申告を行う必要があります。

ボーナス併用払い 【ぼーなすへいようばらい】

ボーナス併用払いとは、住宅ローンの返済方法の1つで、毎月の返済とは別に、借入額の一定範囲の部分をボーナス月(年2回)にまとめて返済すること。ボーナス時増額返済、ボーナス併用返済とも言います。

ボーナス月の返済額を増やす分、毎月の返済額を抑えることができます。但し、ボーナスは変動するものなので、毎月の返済との割合には注意が必要です。

難しく考えがちな住宅購入の資金計画も、まずは将来的なライフプランを考えることから始まります。
そこから暮らしの夢を膨らませていくと、マイホームの購入もスムーズに進むのではないでしょうか。

わからないことがあれば、パナソニックホームズの展示場や分譲地へお気軽にご来場ください。
住まいづくりも、資金計画のご相談も、スタッフがしっかりお応えします。

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