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購入前に知っておこう! マイホーム購入計画に役立つ不動産用語初級講座

住まい選びの基本を学ぶ 土地について

不動産取引には難しい専門用語がつきもの。
特に初めてマイホーム購入を検討中の方には「?」と思うものや聞き慣れないものも多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する初級講座では、不動産用語の中でも代表的なものを取り上げ、
住まいづくりに詳しい家パナ博士が解説。
これから土地探しをされる方も、既に土地をお持ちの方もぜひご一読ください!

PROFILE

家パナ博士

家をつくるならこの人!で鳴らした、
マイホームの建て方・買い方、土地探しに
造詣が深い住まいづくりのプロ。

Aさん一家

そろそろ一戸建てを、とマイホームを
考え始めたばかりの夫婦と子どもの3人家族。
不動産についてはチンプンカンプンで、
専門用語にお手上げ状態。

買いたい人も建てたい人も、
知っておきたい
基本のコトバ

一戸建てに住みたい!とマイホーム購入を検討し始めてから、不動産を購入する際に必ず出てくる専門用語に、わかりにくいと感じる方や戸惑う方は意外と多くいるのでは?

何を指すのか、どんな意味なのか。また、どの用語が重要であるのかなど、わからなければマイホームの購入計画に影響が出ることもあるかもしれませんね。そんなことにならないためにも、チラシやWebサイトなどに載っている“物件概要”で必ず出てくるような基本的な用語は覚えておきましょう。

実は“物件概要”に掲載されている情報は、その土地や住まいに関する重要なものばかり。だからこそ用語を覚えて、しっかりチェックしておきたいものです。

一戸建てには土地の情報が重要ですから、まずは土地の素性についてわかる地目、用途地域といった用語は覚えましょう。どのぐらいの大きさの建物が建てられるのかがわかる建ぺい率や容積率も重要な用語です。これらは、注文住宅を建てる場合でも、分譲住宅を買う場合でも関わってきますから、しっかり覚えておきたいところ。

他にもいくつか覚えておくと、住まいづくり・住まい探しの情報集めや条件の見極めにきっと役に立つことでしょう。

PICK UP

知っておくと便利な
不動産用語集

地目 【ちもく】
地目イメージ

地目とは、不動産登記法に定められた土地の用途による区分のこと。地目を設定する際は土地の現況やその利用目的によって判断されます。住宅が建っている土地は「宅地」として分類されています。

現在の地目は23区分。宅地、田、畑、山林、雑種地、牧場、原野、塩田、鉱泉地、池沼、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、鉄道用地、学校用地に分けられています。

用途地域 【ようとちいき】

用途地域とは、都市計画法に基づいて、建築できる建物の用途を定めた地域区分のこと。

第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域、商業地域、準工業地域、工業地域、工業専用地域、田園住居地域の13種類があります。

建築できる建物の種類や用途、容積率、建ぺい率などの基準や規制が定められているため、周辺環境を知る目安にもなります。一般的に「住居」とつく区分が居住向きとされています

建築面積 【けんちくめんせき】

建築面積は、建築物の外壁または外壁に代わる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積(真上から見た状態の面積)のことを指します。

一般的な住宅では、1階部分の面積が概ね該当します。設計によって1階より2階の面積の方が大きいことがありますが、その場合は2階を地面に投影した面積が「建築面積」に該当します。

建ぺい率 【けんぺいりつ】
建ぺい率イメージ

建ぺい率とは、敷地面積(建物を建てる土地の面積)に対する建築面積(建物を真上から見た時の面積)の割合のこと。建築面積を敷地面積で割って算出します。

例えば建ぺい率が70%と指定された地域にある100㎡の敷地には、建築面積が70㎡までの建物が建築できます。

容積率 【ようせきりつ】
容積率イメージ

容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ面積(延床面積:建物の各階の床面積の合計)の割合を指し、延べ面積を敷地面積で割って算出します。

例えば容積率100%と指定された100㎡の敷地には、1階55㎡+2階45㎡など、合計100㎡の建物が建築できます。

道路幅員 【どうろふくいん】
道路幅員イメージ

道路幅員とは、道路の道幅のこと。建築基準法では、道路の側溝の外側を境界とみなして道路幅員を測り、幅4m以上の道路に2m以上接しなければならないという「接道義務」があります。この要件を満たしていない土地には、住宅を建てることはできません。

私道負担 【しどうふたん】

私道負担とは、不動産取引の対象となっている土地の一部に私道の敷地が含まれている場合、その私道敷地部分を所有することを指します。

私道部分には建物を建てることはできず、建ぺい率や容積率からも除外されるため、土地の利用に際して大きな制約を受けます。

セットバック 【せっとばっく】
セットバックイメージ

セットバックとは、敷地の前面道路の幅員が4m未満の場合、建物を建築する時に道路の中心線から2mの位置まで敷地を後退させること。

セットバック部分は所有地であっても建ぺい率や容積率を算出する際の敷地面積には含まれないため、建物を建てることができません。

諸費用 【しょひよう】
諸費用イメージ

諸費用は、住宅の購入や新築の際に、土地・建物の購入代金や建築費用以外にかかる費用のことです。

主なものでは、住宅ローンの借入費用(保証料、事務手数料、団体信用生命保険料等)、不動産登記費用(登録免許税や司法書士への報酬等)、契約書に添付する印紙税をはじめ、引っ越し代や家電製品、家具、照明器具、カーテン等の購入費用などがあります。

建築工事請負契約 【けんちくこうじうけおいけいやく】

建築工事請負契約とは、家の新築や増改築、リフォームなどをする際に、施工会社と結ぶ工事・建築に関する契約のことを指します。

契約書には、建築やリフォームの内容、発注者が支払う代金の金額、その支払方法、工事着工の時期、工事完了の時期、引き渡しの時期などが記載されます。

通常、「建築工事請負契約書」のほか「工事請負契約約款」「見積書」「設計図書」の4種類の書類が交付されます。

建築確認 【けんちくかくにん】

建築確認とは、建築物を建てる際、工事の前に建築計画が法令で定められた建築基準に適合しているという行政の確認を受けること。

建築確認に合格して「確認済証」が交付されないと工事を始めることができません

竣工検査 【しゅんこうけんさ】
竣工検査イメージ

竣工検査とは、工事の終了時に、完成した建物に不具合がないかを確認する検査のこと。

壁や床などに傷はないか、設備機器は正常に動くかなど、施主と工事責任者が一緒に施工状態をチェックします。

万一、施工不良や不具合が発見された場合は施工会社が再度工事を行い、仕上がりを確認した後、施主へと引き渡されます。

引き渡し 【ひきわたし】
引き渡しイメージ

引き渡しとは、土地や建物の所有権を売主から買主へ移転することを指します。

新築住宅の場合、残代金の支払いとその確認(決済)が済み次第、住宅の鍵の受け渡し、各種登記の実行、登記済証の交付などが行われます。

検査済証 【けんさずみしょう】

検査済証は、建築工事完了時の完了検査において、その建物が建築基準法に適合しているかどうかを検査して合格した時に交付される書類です。

検査済証の交付を受けるまでは、その建物を使用することはできません。

分譲住宅や土地の購入を
検討中の方は
この用語もチェック!

取引態様 【とりひきたいよう】

取引態様とは、不動産会社などの宅地建物取引業者が土地・建物の取引を行う場合の立場を示したもので、「売主」「代理」「媒介(仲介)」があります。

「売主」は所有している物件や建築した物件を販売する立場で、売主から委託され、代理権を得た不動産会社等が売主に代わって販売するのが「代理」。売主と買主の間に立って売買の仲立ちをするのが「媒介(仲介)」となります。

Point

「媒介(仲介)」の場合は仲介手数料が発生しますので、住宅や土地を購入する時は、しっかりと取引態様を確認しましょう。

土地の権利形態 【とちのけんりけいたい】

権利形態は、契約によってどのような権利が発生するかを表したもので、土地に関するものでは、その土地を所有できる「所有権」と、土地を借りる権利を得られる「借地権」があります。

Point

所有権は、土地や建物などの不動産等、特定の物を自由に使用・収益・処分することができる権利であり、新築分譲住宅を購入する場合、あるいは土地を購入して注文住宅を建築する場合、その購入者が所有権を持ちます

建築条件付き土地 【けんちくじょうけんつきとち】

建築条件付き土地とは、あらかじめ「住宅を建築する施工会社が決まっている」土地のことを指し、一定期間内に指定の施工会社と建築工事請負契約を結ぶことを条件に分譲・販売されています。

住宅を建築して土地付きで分譲・販売する建売住宅に対し、建築条件付き土地の場合は「売建」と言われています。

物件概要の重要性と、代表的な不動産用語についてご紹介しましたが、いかがでしたか。

目立たない情報こそ実は重要な不動産取引。
パナソニック ホームズには、住まいづくりのプロであり、不動産取引も安心して任せられるスタッフが揃っていますので、
マイホームを検討中の方はお気軽にご相談ください。

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