1953年創業の株式会社弓木電設社さまは、電気工事・水道工事・家電販売を三本柱に、埼玉県白岡市を中心とした地域密着型企業として発展して来られました。創業65周年を迎えた2018年に、工事部の営業拠点である社屋の建て替えを実現された二代目の社長にお話を伺いました。

「新社屋の建築で一番こだわったのは外観です。金額の大きい工事を受注する上でも、“この会社に任せて安心”と信頼していただけるような外観にしたいと考えました。家電販売や電気工事でパナソニックと長いおつきあいがある関係で、パナソニック ホームズの建物についてはよく知っています。特に光触媒タイルの外観は重厚感があり、築年数が経ってもきれいな状態が維持できることから、迷わずお願いすることに決めました」。2018年末に完成した新社屋は、重厚感とのびやかさを備えた外観デザインが特長。2階壁面には社名にLEDを組み込んだ電光看板を設置し、夜間のPR効果を高めています。

建物内は、1階に来客用エントランスと応接室、大空間のオフィスを配置。エントランスホール正面の壁には英字社名入りのタイルのオブジェを埋め込み、表情豊かな空間に仕上げました。応接室から階段に向かう動線上には来客用の洗面・トイレとキッチンを設置。お客さまを迎える空間はシックなインテリア、オフィス空間は明るく清潔感のあるインテリアでメリハリをつけています。2階には技術講習会などにも利用される大会議室と、経営幹部向けの中会議室、商談に利用される社長室を配置しました。

弓木電設社さまは女性が働きやすい職場づくりに注力され、その取り組みは県発行の『埼玉版女性活躍推進ハンドブック』で紹介されるほど。新社屋の設計やインテリアにも女性スタッフの意見を積極的に取り入れています。こうして会社の新しい“顔”が誕生し、弓木社長は「いずれ次世代に事業をバトンタッチしていく基礎ができたかなと思います」と、未来を見据えてお話しくださいました。