趣のある佇まいを生かしながらLDKを中心とした間取りに一新。

築80年の旧家にお住まいのSさま。水まわりを中心とした部分リフォームを検討されていましたが、息子さまの「古いものを生かして、徹底的にリフォームすべき」との思いを受けて、全面リフォームを決断されました。
プランニングは、リフォームの匠・石田京子さんとのコラボレーションで進行。まずは老朽化していた建物の耐震補強をしっかりと施しました。暗くて寒かったキッチンは家の中心に移動し、明るく機能的なLDKに。将来も安心してお住まいいただけるように段差をできるだけなくし、水まわりのスペースも広々と確保。梁や柱など昔ながらの風情を生かしつつ、快適に一新されました。「当初はなぜ古い家を改装までして住まないといけないのか、新築の方がいいなと思っていましたが、思い出を残したままいいリフォームができたので今はとても幸せです」とご満足されています。

息子さまのご提案で、キッチンを家の中心に移動。「最初は人が集まる所にキッチンなんて、と思いましたが、ダイニングでくつろぐ時間が心地よくて」と奥さま。

古いもののよさを生かし、シックな黒を基調としたLD。内装イメージに合わせた家具は、息子さまがタイで買い付けてこられたもの。照明の形や配置にもこだわられました。

住まいの中心に設けたオープンなキッチン

ホワイトを基調とした、明るくモダンな洗面室。シックなLDKとは対照的に仕上げました。

ご主人がこだわられたバスタブは、お湯をライトで照らせる仕様に。給湯器はエコキュートを採用。

ゆったりとしたスペースを確保。息子さまのこだわりで、コーナーに鏡を付けてモダンに仕上げました。

脱衣室から出入りできるウッドデッキを新たに設けられました。お風呂上がりに気持ちよく涼めるスペースです。

梁をあらわしにした、味わいのある玄関

収納が少なく、「人が集まるときは日用品を移動させていた」というSさま。玄関の段差を生かした引き出しを確保されるなど、随所に収納を設けられました。

屋根の葺き替えやタイルの張り替えを行い、より風格のある佇まいに仕上がりました。全体的な意匠を壊さないように、外まわりから耐震改修を実施。

あかりの灯った夕景が美しい外観

リフォームのきっかけ

●築80年が経つ旧家で、建物が老朽化していた。
●土間続きのキッチンは、夏は暑く、冬は寒かった。
●トイレが外にあるなど不便で使いづらい間取り。

リフォームポイント

●安心してくらせるよう耐震補強をしっかりと行いました。
●土間続きで夏は暑く、冬は寒かったキッチンを、家の中心に移動してオープンな間取りに。
●旧家のよさを生かすために、梁をあらわしにして柱や建具を再利用。
●モダンながら味わいのあるハイセンスな空間を実現。

間取り

エリア

愛知県

ご家族構成

ご主人・奥さま・長男

構造

古民家

工事面積

136.37m²（41.25坪)

築年数

80年

リフォーム費用

2,650万円

オーナーさまの声

当初は建て替えも検討していましたが、息子がパナソニックリフォームとリフォームの匠・石田京子さんの手掛けた実例のデザイン性にほれ込んで、パナソニックリフォームさんに依頼しました。遠方に住む息子とこまめにやり取りしていただいて、スムーズに進めていただきました。今では、思い出を残して快適な住まいになったと、本当に喜んでいます。

担当者の声

古民家のいい部分を残したかったので、リフォームのよさをご説明しながらお話を進めました。息子さまが遠方にお住まいでしたので、何度も出向いてお話をさせていただき、ご両親のご要望もこまめにお伺いしました。完成後の出来映えには大変満足しています。（武山）
築80年の旧家なので耐震補強をしっかりとして安全性を確保し、ご夫妻が将来も安心してくらせるようにバリアフリーに配慮しました。古い梁や柱のよさを生かしたいという息子さまのこだわりを実現するために、梁をあらわしにし、新しい建具は空間になじむデザインにするなど、細かな部分まで気を配りました。（石田さん）