神奈川県の中央に位置する大和市に2014年6月、サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）『みどりの風 大和』がオープンしました。
専用のキッチンやサニタリー設備を備えた落ち着いたインテリアの個室に加え、明るくアットホームな雰囲気の共用ダイニングやリビングなどを設けた高齢者のための住まいです。

経営母体は、約40年にわたり地域の医療・介護に取り組んできた大和成和病院。運営を担当するエバーグリーン株式会社 代表取締役のHさまは「国の政策として早期退院が勧められていますが、退院しても自宅療養に対応できないケースも増えています。そうした状況からサ高住の必要性を強く感じました」と話されます。

運営にあたっては、病院と連携した医療サポート体制、相談員による24時間対応、グループ内の介護施設で経験を積んだベテランをスタッフに配置するなど、高齢者が安心して暮らせる環境を整備。併設のデイサービスには天然鉱石からミネラル成分を抽出した人工温泉が設置され、入居者やデイサービス利用者、近隣の方々から人気を集めています。

オーナーさまは、隣接する土地に大型のファミリー向け賃貸住宅『西鶴間ＫＩガーデン』をお建ていただいたKさま。ご相談を受けたパナホームが、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の開設候補地を探しておられた大和成和病院をご紹介。「所有地を地域貢献のために活用したい」というオーナーさまの想いと、地域の高齢化への対応を重視する大和成和病院の想いがマッチして、今回のプロジェクトが実現しました。

エバーグリーン株式会社H代表は「最高の立地で充実した内容の提案をいただきました。開設までの調整や建設工事もとてもスムーズでした」と振り返られます。

「安心して運営を任せられ、長期間安定して借りていただける事業主を紹介してもらい、とても満足しています。サ高住の入居者の方と、賃貸住宅に住む若い世代や子ども達が、同じイベントなどで交流できたら素晴らしいですね。その時は私がつくった自慢の野菜を提供させてもらいます」とお話しくださったオーナーさま。複合的な土地活用の実現で、オーナーライフの夢が大きくふくらみました。