東京ゼロエミ住宅

東京ゼロエミ（住宅）とは、「断熱性の確保」と「設備の効率化」により
省エネ性能等をより一層向上させた東京都が定める住宅基準のこと。
暮らす人の快適性向上や健康の維持、光熱費の削減、
また建物の耐久性向上にもつながるため、
基準を満たす住宅には東京都から補助金が交付されます。

策定の背景

温暖化ではなくもはや地球“沸騰”化とも呼ばれるほど、世界各地での気候危機は深刻化しています。
まずは温暖化原因の一つとされるCO₂削減の具体的な取り組みを進めていくことが急務です。
東京都は、世界有数の大都市の責務として、平均気温の上昇を1.5℃に抑えることを追求し、
2050年までにCO₂排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言。
その実現に向けたビジョンと具体的な取組・ロードマップをまとめたものが「ゼロエミッション東京戦略」です。

『燃費』の良い住まいへ

「ゼロエミッション東京」実現には、各家庭からの排出量を減らせるよう、住宅の『燃費』を上げることが必要です。
高断熱な壁や窓、高効率エアコンの採用など、省エネ性能が高い住宅にすることで、
電気・ガスの消費量を抑え、光熱費を削減できます。
環境性能の高いゼロエミ住宅であれば、設備・建築費の増加額を超える経済的メリットが得られ、
さらに太陽光発電による創エネでエネルギー消費量の収支が実質ゼロとなり、住宅の『燃費』が飛躍的に高まります。