住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
注文住宅は完成までに多くのステップがあり、ステップが進むにつれて色々とこだわりたい部分が出てきて、ステップの途中で滞ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、事前に全体の流れを理解できていれば、どこで何をすべきかが分かりスムーズに進めることができます。
そこで本記事では、注文住宅を建てる際の流れや費用を払うタイミング、必要な期間を解説します。また、先に知っておきたい注意点も紹介しますので、余裕を持って準備を進めましょう。

注文住宅を建てるには、7つの工程が必要です。
1.情報収集・イメージ固め・資金計画
2.住宅会社選び・土地探し
3.間取りと設備仕様の検討・見積もり比較・住宅ローン事前審査
4.工事請負契約の締結・住宅ローン本審査
5.詳細設計の打ち合せ・着工
6.建築工事
7.竣工検査・完成・引き渡し
以下詳しく見ていきましょう。
まずは、建てたい住宅のイメージを明確にするところからはじめましょう。
最初はインターネットで調べたり、住宅展示場や実例見学会に足を運んだり、資料を請求したり、家族と話し合ったりしてイメージを固めていきましょう。
家族の希望や居住地域に求める条件を洗い出し、優先順位を決めておくと考えやすくなります。現在の住環境で不満に思っている部分から、考えてみるのもおすすめです。
次に、現在の貯蓄額や親などからの援助を含めた準備可能な自己資金、返済可能なローン金額を把握したうえで資金計画をたてましょう。一般的に住宅建築にかかる費用は、自己資金に住宅ローンなどの融資を加えて支払います。どのくらいの借入金額が必要か、よくシミュレーションして予算配分を決めましょう。
土地の購入も検討している場合は、住宅と土地の費用配分も事前に決めておくとよいでしょう。
ここで大切なのは「いくら返せるか」から逆算して、建てられる家の総額を把握することです。また、無理のない返済のためには自己資金は総予算の2割以上が目安と言われています。
建てたい住宅のイメージや予算が固まってきたら、土地探しと建築を依頼する住宅会社の検討に移ります。
土地探しは、インターネットなどで希望するエリアの相場価格を調べつつ、実際に現地を下見して周辺環境を確認しましょう。不動産会社へ相談して、より詳細な情報やアドバイスをもらうのもおすすめです。
住宅会社選びは、各社のホームページを参考にしながら、住宅展示場を見学したり、完成見学会などに参加して、外観や室内の仕上がりを実際に見ておくと、完成したマイホームをイメージしやすいでしょう。展示場やイベント会場での接客対応も住宅会社選びの判断基準のひとつになります。
気になる会社をピックアップできたら資料請求をしたり、さらに住宅展示場に足を運ぶなどして、各社のこだわりや特長などをしっかり比較検討しましょう。
土地探しから注文住宅の建築まで一貫して対応してくれる会社もあるため、その場合は土地探しと住宅会社の選定を並行して進めるとよいでしょう。
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住宅会社を数社に絞り込んだ後は、各社との打ち合わせを進めます。
打ち合わせの際は、希望条件などを伝えて間取りの提案を依頼しましょう。。いっしょに費用見積もとっておくと各社の比較がしやすくなります。最終的な決定は、見積金額や間取り・設備の内容はもちろん、保証期間やアフターサービス制度、担当者との相性もチェックして総合的に判断しましょう。同時に、金融機関へ住宅ローンの事前審査を依頼し、事前に借入可能額を把握しておくと、その後の手続きがスムーズです。金融機関をどこにするか迷う際は、住宅会社から提携の金融機関を紹介してもらい、手続きをサポートしてもらう方法もあります。
依頼する住宅会社が決まったら、間取りや設備・仕様を決定し、その正式見積書をもらい、その内容で双方が合意すれば工事請負契約を結びます。
契約の際には、見積書や設計図面、工事請負契約書をよく確認しましょう。契約後に変更をおこなうと追加費用がかかるため、希望した間取りの仕様や設備に問題がないか時間をかけて入念にチェックします。気になる部分は住宅会社の担当者に問い合わせをして、疑問が残らないようにしましょう。
同時に、住宅ローンの本審査を進めます。住宅ローンの本審査は、住宅会社にサポートしてもらいながら手続きをした方が間違いなく進めることができます。
契約後は、住宅会社の設計担当者やインテリア担当者を交えて、外装・内装・建具などの色柄や材質、設備、配線などの詳細を詰めていきます。打ち合わせに基づいた設計図面で住宅会社が市区町村へ建築確認申請をおこないます。申請が通れば、いよいよ建築工事のスタートです。
工事に着手する前には地盤調査を実施するのが一般的です。これは地盤が大地震などに耐えられるかどうかをチェックするもので、軟弱な地盤の場合は地盤改良や補強工事が必要になります。
着工前には近隣へ挨拶回りをしておくと、その後の関係も築きやすくなるでしょう。
建築は基礎工事から始まり、上棟工事、大工・内装・設備・電気工事と進んでいきます。ほとんどの住宅会社は契約時にお引渡期日をお約束しますので、自然災害や余程のトラブルがない限り、遅延なく進められるのが一般的です。ただ、時折工事中に様子を見に足を運ぶと、住宅が建つ過程を自分で確認でき、愛着も湧いてきます。現場の作業スタッフとコミュニケーションを取ることも、良い家づくりには欠かせません。
建築工事の工程がすべて終了した段階で、工事担当者と一緒に仕上がり状況をチェックする竣工検査を行います。設計図面と照らし合わせながら、不具合や手違い、傷や汚れの有無などを細かく確認し、不備があった場合には手直しの依頼をします。
住宅の竣工後は、市区町村による完了検査を受けます。建築確認申請の内容と同様かどうかを確認し、問題がなければ検査済証が発行され、検査は完了です。
竣工検査を実施し、手直し工事も完了すると引き渡しです。住宅のカギや保証書、設備関係の取り扱い説明書などを受け取り、いよいよ新居での新生活がスタートします。
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注文住宅を建てる場合にかかる期間は、土地があるかないかによっても異なります。ここでは、注文住宅を建てる場合にかかる期間をケース別に解説します。
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すでに土地を所有していて、注文住宅のみ建てる場合は、1年程度かかるでしょう。ただし、今ある住宅を解体し家を建て直す場合は、解体業者の選定から始めなければならないため、1年半程度前から計画することが大切です。
着工すれば引き渡しまでは4〜5カ月程度です。
すでに、更地になっている状態であれば、10カ月から1年程度前から計画すれば問題ないでしょう。
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所有している土地がなく、土地探しから始める場合は、1年半以上前から計画することが大切です。希望する土地がなかなか見つからず、希望の日までにマイホームを建てられない可能性があるためです。
土地を探すのには、少なくとも3カ月程度はかかります。希望の土地は他の人も購入を検討している可能性もあるため、あまり時間をかけすぎるのもよくありません。
「駅から近い」「学校が近い」など、希望するポイントの優先順位をつけ、土地探しにかける期間を決めて検討するとよいでしょう。
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注文住宅の支払いスケジュールは以下のとおりです。
発生するタイミング | 支払うもの | 利用できるローン |
土地の購入契約時 | ・手付金 (土地代金の約10%) ・不動産会社の仲介手数料 (土地代金×3%+6万円+消費税)※ ・契約印紙費用 | (つなぎ融資) ※土地だけ購入の場合はつなぎ融資は使えない |
土地代の残高支払時 | ・土地代の残金 ・登記費用 (土地代の6〜10%程度) | ・住宅完成前の場合はつなぎ融資※土地だけ購入の場合はつなぎ融資は使えない ・住宅完成後は建物と合わせて住宅ローンを組める場合もある |
工事請負契約時 | 工事契約金 (工事費の約10%) | つなぎ融資 |
着工時 | 着工金 (工事費の約30%)
| つなぎ融資 |
上棟時 | 中間金 (工事費の約30%) | つなぎ融資 |
完成時 | ・工事費用の残金 ・登記費用 | 住宅ローン |
※土地代金400万円超の場合の上限
一般的に住宅ローンによる融資が始まるのは、住宅完成後の引き渡し時からです。そのため、それまでの土地代や手数料、手付金は自己資金から捻出するか、つなぎ融資を利用しましょう。
住宅ローンには、事前審査・本審査があります。
事前審査は住宅会社に見積もりを依頼するタイミングなど早めにおこない、審査に通らないことも想定して複数の金融機関で申請しましょう。ただし、本審査は融資を受ける予定の金融機関でのみ受けます。金融機関をどこにするか迷う際は、住宅会社から提携の金融機関を紹介してもらい、手続きをサポートしてもらう方法もあります。
住宅ローンが開始する前に利用できる融資として、つなぎ融資があります。つなぎ融資は、住宅ローンの融資を受けたら返済する条件で一時的に借入できるもので、先に支払う土地代や着工金などに充てられます。ただし、土地だけを購入する場合にはつなぎ融資は使えません。
つなぎ融資を利用する場合は、住宅ローンの融資を受ける金融機関がつなぎ融資に対応しているかを確認しておきましょう。
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最後に、注文住宅を建てる際の注意点を解説します。
注文住宅は、土地探しや間取り決めなど、当初に想定した時間よりも大幅に長引く可能性があります。そのため、住宅の完成はいつ頃がよいかを先に決めておき、逆算してスケジュールを組み立てましょう。
一般的なスケジュールの期間は以下のとおりです。
また、工程の途中でトラブルが発生した場合も想定し、1〜2ヶ月程度は余裕が生まれるようにしておくと安心です。
理想の住宅をなるべく具体的にしておくと、間取りや設備を決めるときもスムーズです。
特にこだわりが強い部分やゆずれない条件は優先順位を高くし、予算を圧迫しそうなときに判断できるようにします。
意見がぶつかって揉めないよう、事前に家族の希望を聞き取り、意見をまとめておくことも大切です。
注文住宅に必要な書類は複雑で多岐にわたります。そのため、必要な書類を把握しておくとスムーズにマイホーム計画が進むでしょう。
状況によって必要な書類は異なりますが、大きく分けて以下の書類が必要です。
なお、土地を所有している場合は、あれば測量図なども用意しておきましょう。

注文住宅を建てるには、多くの工程や手続きが必要です。引き渡しまで円滑に進めるには、事前の情報収集や余裕を持ったスケジュール組みが欠かせません。
パナソニック ホームズでは、建築までのサポートはもちろん、保証やアフターサービス制度も充実しています。初期保証35年で最長60年まで延長できる「長期保証延長制度」をはじめ、「お客様相談365日24時間受付」、充実した会員特典をご用意した「パナソニック ホームズあんしん倶楽部」などで、長期にわたって大切な住宅を見守ります。
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注文住宅を建てる流れは以下のようになります。
注文住宅を建てる前に、どれくらいの予算で建てるかを決めます。この段階で、住宅ローンの相談を銀行や住宅メーカーと行うこともあります。
住宅を建てる土地がまだない場合は、土地探しを行います。立地条件、日当たり、周辺環境などを考慮して選びます。
予算や希望する家のスタイルに合ったハウスメーカーや工務店を選びます。複数の業者と話をして、信頼できるパートナーを見つけます。
ハウスメーカーや工務店と共に、家の間取りやデザイン、仕様などの詳細を決めていきます。この段階で、何度も打ち合わせを重ねることが一般的です。
プランと見積もりが固まったら、正式に契約を結びます。契約内容には、工事の範囲、費用、工期などが含まれます。
土地の造成や基礎工事を始め、本格的な建築がスタートします。工事の進捗に応じて、定期的に現場確認を行うことが大切です。
大工工事が終わり、建物の骨組みが完成したら上棟式を行います。その後、内装工事に入ります。
工事が完了したら、最終的な検査を受け、問題がなければ引き渡しとなります。この時点で、住宅の鍵が手渡されます。
引き渡し後も、ハウスメーカーや工務店によるアフターサービスがあります。定期的な点検や、不具合があった場合の対応を受けられます。
注文住宅を建てる過程は、計画から完成までに多くのステップがあり、それぞれの段階で細かな決定や調整が必要です。信頼できるパートナーと共に、理想の家づくりを進めていきましょう。
注文住宅の完成までにかかる平均期間は、8〜17カ月程度です。ただし、家の規模や建築デザイン、建築業者などによって、注文住宅完成までの期間は変動します。土地探しやプラン設計が難航した場合は、約2年近くかかるケースもあります。
注文住宅の契約の流れは以下のようになります。
- 最初に、注文住宅を建てるためのハウスメーカーや工務店を選びます。インターネットの情報や展示場を訪れたり、知人の紹介などを通じて比較検討します。
- 選んだハウスメーカーや工務店と初めての打ち合わせを行います。この段階で、希望する家のイメージ、予算、土地の情報などを伝えます。
- ハウスメーカーや工務店から、希望に基づいた家のプランと見積もりが提案されます。この時点で、細かい要望の調整や予算の見直しを行います。