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全国地価マップの見方とは?路線価の調べ方や土地活用のコツを解説

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「自分が持っている土地の資産価値はどれくらいなのだろう?」「将来の相続税や毎年の固定資産税の目安を知りたい」とお考えのオーナーさまにとって、非常に便利なインターネットツールが「全国地価マップ」です。
誰でも手軽に公的な土地の評価額を調べることができる一方で、専門用語や記号が多く、「使い方がわからない」「自分の土地に路線価が表示されない」と戸惑う方も少なくありません。
また、マップで調べた価格はあくまで税金計算などの「公的な目安」であり、実際の取引価格(実勢価格)や、土地活用によって生み出される本当の価値とは異なる点にも注意が必要です。
この記事では、全国地価マップの基本的な見方や使い方、スマホでの保存・印刷方法を初心者向けに分かりやすく解説します。さらに、調べた地価をもとにご自身の土地のポテンシャルを引き出す土地活用の考え方や、プロに診断を依頼すべき理由についてもお伝えします。

【目次】

全国地価マップとは?調べられる4つの価格と違い

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全国地価マップとは、一般財団法人 資産評価システム研究センターが運営している、国や自治体が算定した土地の公的な評価額を地図上で無料で確認できるWebサイト(https://www.chikamap.jp/chikamap/Portal?mid=216)です。
ここでは、不動産の「一物四価(ひとつの土地に4つの価格があること)」と呼ばれる、用途の異なる4つの価格を調べることができます。

一般財団法人が運営する公的なサイト

全国地価マップは、国税庁や国土交通省、各市区町村などが個別に発表している地価情報を一つの地図上に集約し、一般の方でも視覚的に分かりやすく検索できるようにした公的な情報インフラです。会員登録などは不要で、パソコンやスマートフォンから誰でもアクセスして利用することができます。

相続税路線価と固定資産税路線価の違いと使い道

マップ上で最もよく利用されるのが、以下の2つの「路線価」です。

    • 相続税路線価

    国税庁が毎年7月1日頃に公表する価格で、主に「相続税」や「贈与税」を計算する際の基準となります。
    実際の市場での売買価格(実勢価格)の約80%を目安に設定されています。

    • 固定資産税路線価

    各市町村(東京23区は東京都)が3年に1度評価替えを行う価格で、毎年納める「固定資産税」や「都市計画税」などを計算する基準となります。
    こちらは実勢価格の約70%を目安に設定されています。

    「相続の準備をしたい」場合は相続税路線価を、「毎年の維持費を把握したい」場合は固定資産税路線価を確認するなど、目的に応じて使い分けます。

    地価公示価格・都道府県地価調査価格とは?

    「地価公示価格」は国土交通省が、「都道府県地価調査価格(基準地価)」は各都道府県が発表する価格です。これらは税金の計算用ではなく、一般の土地取引や公共事業において「適正な価格の指標(目安)」として機能することを目的としており、実勢価格に最も近い水準(100%)とされています。

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    全国地価マップの基本的な使い方と見方

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    それでは、実際に全国地価マップを使って、ご所有の土地の評価額を調べる手順と画面の見方を解説します。

    住所や郵便番号から土地を検索する手順

    全国地価マップのトップページにアクセスし、調べたい価格(例「相続税路線価等」)をクリックします。すると検索画面が表示されるため、以下のいずれかの方法で該当の土地を探します。

    • 住所一覧から探す: 都道府県 → 市区町村 → 町名 と順にクリックして絞り込みます。
    • 郵便番号から探す: 郵便番号を入力して検索します。
    • 施設名などから探す: 近くの駅名や目印となる公共施設名を入力します。

    地図が表示されたら、マウスや指で拡大・縮小し、ご自身の土地が面している道路を表示させます。

    マップ上の数字やアルファベット(借地権割合)の正しい読み方

    相続税路線価のマップを見ると、道路上に「300C」や「150D」といった数字とアルファベットが組み合わさった記号が記載されています。

    • 数字の意味 :
      1平方メートルあたりの価格(千円単位)を示しています。
      「300」と書かれていれば、「1平方メートルあたり30万円」という意味です。
    • アルファベットの意味 :
      「借地権割合」を示しています。
      AからGまであり、A=90%、B=80%、C=70%、D=60%、E=50%、F=40%、G=30%と定められています。

    借地権割合は、他人に土地を貸している場合(貸宅地)や、アパートを建てて賃貸している場合(貸家建付地)の相続税評価額を計算する際に、評価額を減額するために使用する重要な指標です。
    Aに近いほど、商業的な価値が高く権利が強いエリアであることを意味します。

    過去の地価推移を調べてトレンドを把握する

    全国地価マップでは、現在の価格だけでなく、過去のデータも閲覧可能です。
    画面上の「対象年」のプルダウンメニューを変更することで、過去数年分から数十年分の路線価に切り替えることができます。

    過去の価格を見比べることで、「このエリアの土地の価値は上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのか」というトレンドをざっくりと把握でき、土地活用のタイミングや売却の時期を検討する一つの材料になります。

    スマホでの見方と、画面の印刷・保存方法

    スマートフォンから閲覧し、税理士への相談やご家族での話し合いのために地図を保存・印刷したい場合は、以下の機能が便利です。
    スマホブラウザの「共有」ボタンから「画像として保存(表示されている範囲全体)」などを選択すると、表示中のマップを画像データ(PNG形式など)として保存できます。
    印刷したい場合は、保存した画像をWi-Fi経由でご自宅のプリンターに送るか、コンビニエンスストアのマルチコピー機用アプリ(「かんたんnetprint」など)に登録することで、外出先でも手軽に紙で出力することが可能です。

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    路線価が表示されない?「状況類似地域(倍率地域)」の調べ方

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    マップを開いても、ご所有の土地が面している道路に「300C」などの数字が書かれていない(路線価が表示されない)ケースがあります。

    路線価が割り振られていない理由

    路線価が細かく設定されているのは、主に市街地(人が多く住み、街が形成されているエリア)です。郊外や農村部、市街化調整区域などのエリアでは、道路ごとに細かく価格をつけるのが困難なため、路線価が割り振られていません。
    このような地域は「倍率地域」や「状況類似地域」と呼ばれます。

    表示されない地域での評価額の調べ方

    路線価がない地域で相続税評価額や固定資産税の目安を知りたい場合は、以下の方法をとります。

    • 相続税の場合(倍率方式):
      国税庁が公表している「評価倍率表」を確認します。その土地の「固定資産税評価額(毎年送られてくる納税通知書に記載)」に、地域ごとに定められた「倍率(例:1.1倍など)」を掛けて計算します。
    • 固定資産税の場合(状況類似地域):
      全国地価マップの画面左側にある表示切替メニューから「状況類似地域(区)」にチェックを入れます。すると、そのエリアの基準となる「丸印(基準・標準宅地)」が表示されます。ご自身の土地が含まれるエリアの標準宅地の価格を確認し、それをベースに計算が行われます。

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    全国地価マップの価格と実際の「土地の価値」の違い

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    全国地価マップは非常に便利ですが、ここに表示されている数字を鵜呑みにして「自分の土地はこの値段で売れるはずだ」「この数字通りに相続税がかかる」と自己判断してしまうのは危険です。

    公的な評価額と「実勢価格(実際の価値)」の大きな乖離

    前述の通り、路線価や固定資産税評価額は、実際の市場で売買される価格(実勢価格)の70%〜80%程度に低く抑えられています。
    さらに、不動産市場は常に需要と供給で動くため、人気の高い都市部の駅近エリアなどでは、実勢価格が路線価の1.5倍から2倍以上に跳ね上がっているケースも珍しくありません。
    調べた価格はあくまで「税金を計算するための目安」に過ぎないことを理解しておきましょう。

    土地の形状(不整形地など)による評価額の補正

    マップ上の路線価は、「正方形や長方形で、道路に面して使いやすい、一般的な形の土地」を前提として設定されています。

    しかし、実際の土地は「旗竿地(出入り口が細長い土地)」であったり、形がいびつな「不整形地」であったり、間口が極端に狭かったりします。
    こうした使い勝手の悪い土地は、路線価の数字をそのまま当てはめるのではなく、税理士などの専門家が「奥行価格補正」や「不整形地補正」といった高度な計算を行って評価額を減額調整する必要があります。

    「マップの数字=土地の本当の価値」ではない理由

    つまり、全国地価マップの数字を見るだけでは、ご自身の土地の「本当の資産価値」を正確に導き出すことはできません。適正な売却価格を知りたい、あるいは正確な相続税額を把握したい場合は、プロの目による現地調査と、法規制や市場動向を踏まえた専門的な査定が不可欠となります。

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    土地の評価額を踏まえた土地活用プランの考え方

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    ご所有の土地の地価(評価額)の高さは、その土地でどのような「土地活用」が成り立つかを判断する重要な指標となります。評価額の違いによるプランニングの考え方を解説します。

    評価額(地価)が高いエリア:アパートや多層階住宅など高収益プラン

    東京都心や主要都市の駅周辺など、路線価が非常に高いエリアでは、何もしなければ毎年の固定資産税や将来の相続税の負担が重くのしかかります。

    こうしたエリアでは、土地のポテンシャルを活かし、税負担を上回る大きな収益を生み出すプランが求められます。
    例えば、店舗や
    賃貸住戸 と居住空間を兼ね備えた「賃貸併用住宅」や、空間を縦に伸ばして戸数を稼ぐ「多層階賃貸住宅(3階〜9階建など)」を建築し、高収益を狙う戦略が非常に有効です。

    評価額が比較的落ち着いているエリア:戸建賃貸や駐車場

    郊外など路線価が比較的落ち着いており、税負担がそれほど重くないエリアでは、無理に高層の建物を建てる必要はありません。

    ファミリー層向けの「戸建賃貸」や、初期費用を抑えられる「駐車場経営」などが選択肢に入ります。周辺のライフスタイル(車移動がメインか、ファミリー層が多いかなど)に合わせた堅実なプランニングが重要です。

    固定資産税評価額が高い土地こそ活きる「節税効果」

    更地の状態では固定資産税が満額かかりますが、アパートや賃貸マンションなどの「住宅」を建築すると、「住宅用地の特例」が適用され、土地の固定資産税評価額が最大1/6にまで減額されます。

    もともとの固定資産税評価額が高い土地であるほど、この特例による節税インパクトは絶大です。さらに、他人に貸し出している土地(貸家建付地)となることで、先ほど解説した借地権割合などが適用され、相続税評価額も大幅に下がるため、賃貸住宅経営は最も節税効果の高い土地の活用法 といえます。

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    土地の価値を最大化するためにプロの診断が必要な理由

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    全国地価マップを使ってご自身で大まかな価値を把握することは素晴らしい第一歩ですが、そこから具体的な土地活用へとアクションを起こす際には、必ずプロのサポートが必要です。

    法規制やエリアニーズの正確な把握

    「路線価が高いからアパートを建てよう」と思っても、建ぺい率や容積率といった建築基準法の制限や、自治体の条例によって、希望する規模の建物が建てられないケースが多々あります。また、そのエリアで単身者向けとファミリー向けのどちらが求められているかという「市場ニーズ」は、一般のオーナーさまでは正確に判断できません。

    税金対策を含めた正確な収支シミュレーションの必要性

    賃貸住宅経営を成功させるには、表面的な家賃収入だけでなく、借入金(ローン)の金利、将来の修繕費、そして毎年の固定資産税や所得税の増減までを緻密に計算した「長期的な収支シミュレーション」が不可欠です。これらを総合的にマネジメントするには、税務の知見を持ったパートナーの存在が欠かせません。

    長期安定経営を見据えたパートナー選びで差が出るポイント

    パナソニック ホームズでは、オーナーさまの土地の特性や周辺環境をプロの視点で徹底的に調査する「敷地環境調査」や、ご要望に合わせた事業計画(プラン提案)を無料で行っています。

    限られた都市部の土地でも空間を上に活かせる多層階賃貸住宅「ビューノ」など、資産価値を長期間維持する確かな建築技術と、税務・法務ネットワークを活かしたコンサルティングで、オーナーさまの大切な資産を守り、育てるお手伝いをいたします。「自分の土地の本当の価値や、適切な活用法を知りたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

    まとめ

    全国地価マップは、ご所有の土地の相続税路線価や固定資産税評価額の目安を、住所や郵便番号から手軽に調べることができる便利なツールです。アルファベットの借地権割合や、過去の地価推移のトレンドを確認することで、ご自身の資産状況を客観的に把握する助けになります。

    しかし、マップ上の価格はあくまで公的な目安であり、土地の形状や法規制、実際の市場価値(実勢価格)を完全に反映しているわけではありません。税金対策や土地活用を検討される際は、ご自身で調べるだけでなく、正確な敷地調査と市場分析ができる専門家に早い段階でご相談されることをおすすめします。

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