住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
春先や秋になると、花粉症に悩む方々にとっては家の中でも安心して過ごせる環境が欲しいものです。家の中に侵入する花粉の経路を理解し、効果的な対策を講じることで、花粉症の症状を軽減することが可能です。
本記事では、部屋の花粉症対策や掃除方法、花粉の除去方法を紹介します。
花粉は窓や玄関から侵入するだけでなく、外出時に衣服や髪の毛についた状態で家に持ち込まれます。
特に風の強い日や乾燥した日には、花粉の飛散量が多くなるため、対策が重要です。本章では、花粉の侵入経路について説明します
花粉は風に乗って飛散し、窓や玄関から家の中に侵入してきます。
特に窓を開けて換気をするときや、玄関のドアを開けたり閉めたりすると多くの花粉が入り込むため注意が必要です。
外出中に衣類や髪の毛についた花粉は、家に帰った際に家の中に持ち込まれる危険性があります。特に外遊びをした子どもや、散歩から戻ったペットの毛に多くの花粉が付着していることが多いです。
家の中での花粉対策には、徹底的な掃除と適切な管理が必要です。
ここからは、花粉を効果的に除去する具体的な方法を紹介します
家の中にある花粉を効果的に取り除くためには、水拭き掃除が基本です。
乾いたほうきやモップを使うと、花粉が空中に舞ってしまうことがありますが、水拭きなら花粉をしっかりと取り除けます。特に床や家具の表面、窓枠など花粉が溜まりやすい場所を定期的に水拭きすることで、花粉の量を大幅に減少させることができます。
エアコンのフィルターには微細な花粉が付着することが多いため、効果的に機能させるには定期的な掃除が欠かせません。フィルターを取り外して水洗いし、乾燥させてから再装着することで、清潔な空気を確保できます。
また、抗アレルゲンフィルターを使用すると、花粉の捕集効率が向上します。
ソファやカーテン、ベッドシーツなどのファブリック製品には、花粉が付着しやすいといった特徴があります。そのため、ファブリック製品の花粉を除去するためには、粘着テープを使った掃除が有効です。
粘着ローラーや粘着シートで、花粉をしっかりと取り除くことで、目に見えない花粉も除去できます。また、洗濯物をこまめに洗い、乾燥させた後にしっかりと叩いて花粉を落とすと、室内に花粉を持ち込みにくくなるでしょう。
家の中に花粉を持ち込まないためには、外部からの侵入を防ぐ対策と、帰宅時の工夫が大切です。以下に花粉を持ち込まないための、効果的な方法を紹介します。
外から帰宅する際には、玄関先で衣服や髪の毛についた花粉を払い落とすことが重要です。専用のブラシや静電気防止スプレーを使用すると、より効果的に花粉を取り除けます。
また、玄関マットも定期的に洗濯することで、玄関周りに溜まる花粉を減らすことができます。
外出後の衣服には、多くの花粉が付着しています。衣類に付着する花粉を室内に持ち込まないために、専用のクロークや玄関先に設けた収納スペースで管理するとよいでしょう。
また、帰宅したらすぐに着替え、外出時に着用していた衣服は速やかに洗濯することで、花粉の拡散を防げます。
洗濯物を外で干すと、風に乗って飛んでくる花粉が付着するリスクがあります。
そのため、乾燥機を使用するか、室内干しに変更するのがおすすめです。特に花粉の多い季節には、洗濯物を乾燥機で乾かすことで、衣類に付着する花粉を最小限に抑えられます。
窓からの花粉の侵入を防ぐためには、遮光カーテンや防花粉フィルターの使用が効果的です。窓を開けている場合であっても、花粉の流入を防げます。また、カーテンの定期的な洗濯も忘れずにおこない、花粉が溜まるのを防ぎましょう。
空気清浄機は、室内の花粉を効果的に除去するための重要なアイテムです。特にHEPAフィルター搭載の空気清浄機を使用すると、微細な花粉も捕集できます。エアコンと併用することで、室内の空気を常に清潔に保つことが可能です。
加湿器を使用して室内の湿度を保つことで、花粉を床に落としやすくなります。湿度が高い環境では花粉が浮遊しにくくなるため、床に落ちた花粉は水拭き掃除で簡単に取り除けます。
また、湿度の目安は40~60%程度です。ただし、加湿器の手入れを怠るとカビが発生するため注意が必要です。適切な手入れを心がけ、カビの発生を防ぐようにしましょう。
花粉症対策は家の中や外出時だけでなく、日常生活の中でも工夫が必要です。ここでは、日常生活で簡単に取り入れられる花粉症対策を紹介します。
外出時にメガネやマスクを着用することは、目や鼻に花粉が直接触れるのを防ぎます。特に、花粉専用のメガネや高機能なマスクを使用すると効果がさらに高まります。
静電気は、花粉が衣服や髪の毛に付着する一因となります。静電気防止スプレーを使用することで、花粉の付着を防げます。
特にポリエステルやウールなどの素材の衣類には効果的です。また、髪にも軽くスプレーすることで、髪に花粉が付着するのを防ぐことができます。
柔軟剤を使用することも、衣類に花粉が付くのを防ぐ効果があります。
柔軟剤には抗静電気成分が含まれており、衣類に柔らかさを与えると同時に、静電気を抑制します。特に外出時に着る衣類に対しては、柔軟剤を活用するとよいでしょう。
ここではパナソニック ホームズの建築実例から、花粉症対策にもなる間取りを2つ紹介します。
こちらの実例では、玄関横に大きなシューズクロークを設けました。
玄関先で花粉をはらった後に、シューズクロークにコートやジャケットをかけておけば、花粉のついた上着を家の中に持ち込まずにすみます。出かける際にも上着が玄関横にあるのは便利な動線です。
シューズクロークにコートをかけて花粉を持ち込まない動線の建築実例を見る
花粉時期に部屋干しをしたくても、適切なスペースがなくて困ることもあるでしょう。こちらの実例では、洗面室から続く広いランドリールームを設けました。室内干しスペースをたっぷりと確保した上に、カウンターや収納も備えています。
花粉時期の部屋干しに対応できる広いランドリールームの建築実例を見る
花粉対策には個人でおこなう対策も多いですが、間取りの工夫でも花粉対策は可能です。玄関横にコートやジャケットを掛けられる大きなシューズクロークを設けたり、室内干しに対応できるランドリールームを設置したりするなどを検討するとよいでしょう。
花粉シーズンに家族みんなが安心して快適に過ごせるよう、本記事を参考に間取りを検討してみてください。
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