住まいづくり・住まい探しの情報ガイド

オーナーさま専用サイト

お役立ちコラム

パナソニック ホームズ トップ > コラム一覧 > 全館空調とは?メリット・デメリットと建築実例を紹介

全館空調とは?メリット・デメリットと建築実例を紹介

20220827104602086.jpg

【目次】

注文住宅の冷暖房設備について考えた時、全館空調も選択肢のひとつです。コストパフォーマンスや換気システムなど気になる部分も多い全館空調ですが、ここではメリットとデメリットの両方を詳しく見ていきます。

全館空調とは

photo04.jpg

全館空調とは、家の中の空気を循環させて家全体を温めたり冷やしたりする冷暖システムのことを指します。設置してある部屋のみを冷暖するエアコンと異なり、家の中を隅々まで一定の温度に保てます。

家全体を空調する仕組みには、メーカーや機種によって天井等からの吹き出し型、床下冷暖房型、壁輻射型、壁掛けエアコン応用型などが存在します。

パナソニック ホームズの全館空調について詳しくはこちら

パナソニック ホームズの全館空調「エアロハス」について詳しくはこちら

pana_zenkankutyo_bana③.png

全館空調のメリット

20200302135150377.jpg

エアコンとは大きく異なる特徴を持った全館空調ですが、導入することによって具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

家中の温度管理が一定になる

全館空調の最大のメリットは、家全体を一定の温度に調整できることです。エアコンによる冷暖管理では、設置されている部屋とされていない部屋で温度差が生じますが、全館空調では全ての部屋で同じ温度を保てます。空調が効いている部屋から出るのが億劫になるといったこともありません。各部屋に温度センサーがあるものを取り入れれば、日当たりや風通しなどによる部屋ごとの細かな温度変化にも対応し、一年を通して家全体が快適にできます。

パナソニック ホームズの全館空調技術について詳しくはこちら

空気がきれいな状態を保てる

全館空調のなかでも天井等からの吹き出し型の場合、家中の空気を換気するシステムを搭載していることがほとんどです。換気口から冷たい空気が入ってくることもなく、空気の入れ替えとして窓の開け閉めをする必要もないので、空気がきれいな状態を保てるうえに温度変化も起きません。空気清浄システムがともなっているものもあり、家の中の汚れた空気を排出するだけでなく、花粉やPM2.5などの有害物質などを除去できるタイプもあります。

空調機材の台数を絞れる

全館空調では各部屋にエアコンを設置する必要がないため、インテリアもスッキリと見せることが可能です。壁掛けタイプのエアコンは存在感があり、デザイン性の高い住宅では雰囲気にそぐわないことがあります。全館空調であれば室内機は一台のみで、かつ吹出口だけが露出するためデザインへの影響が少なくてすみます。また、室外機も部屋ごとに設置する必要がないため、外観もスッキリとまとまります。

電気代が意外とお得になる

全館空調は全ての部屋の温度を管理するといった特徴からランニングコストとして電気代が懸念になりますが、電気代は従来の空調とそれほど変わらず、むしろ抑えられることもあるようです。従来の空調において電気代をもっとも使用するのはつけたり消したりする時です。全館空調であれば常時運転するのが基本の使い方ですので、そのため電気代を抑えられます。誰もいない時間帯がある部屋は「自動セーブ運転」などの設定もあります。暖房時は低め、冷房時は高めの温度に制御する機能がついているものもあるので、これらも電気代を抑えるのに有効でしょう。

pana_zenkankutyo_bana③.png

全館空調のデメリット

pixta_36583157_M.jpg

全館空調の導入にはもちろんデメリットも存在します。ですが、それを補える仕組みもしっかり存在します。ひとつずつ確認しましょう。

家全体の機密性能・断熱性能が必要

全館空調では、住宅自体が高気密かつ高断熱でないと、空調の効果が十分に発揮されません。住宅自体の気密性・断熱性が低い場合、部屋が暖まりにくかったり、冷えにくかったりするだけではなく、電気代も高額になってしまいます。快適さにもコストにも大きく影響し、得られるはずだったメリットを感じられません。そのため、気密・断熱性が低い住まいには、全館空調はおすすめできません。全館空調の導入を希望するならば、問題がないだけの機密性・断熱性を備えられている住宅として設計していく必要があります。

空気が乾燥しやすい

ストーブなどの燃焼式の暖房では水蒸気が発生して加湿されるため乾燥を感じにくくなっています。一方、全館空調を含む送風式の暖房設備は、設定温度よりも高温の空気が送られてくるため、水分が奪われ乾燥を感じやすいのです。これはエアコンにも言えることではありますが、全館空調の場合は換気のために家全体で空気を循環させるため湿度が上がりにくいといった特徴もあります。

加湿機能がついた全館空調を選択するか、加湿器を常備するなどの対策が必要です。

急な室温調整がしづらい

全館空調は家全体の温度を快適に保つことが得意なシステムで、扇風機やヒーターのように部分的かつ急速な温度調整は苦手です。涼しい部屋・暖かい部屋を作るというよりも、涼しいいえ・暖かい家を保つという考え方です。帰宅後すぐに室温を調節することはできません。ただし、急に室温を変えられないという弱みはあるものの、一般的に全館空調は常に運転させておくという使い方をするものなので、起床時や帰宅時にスイッチを入れて、快適な室温になるまで待つというような状況は起こりにくいでしょう。

全館空調の導入で後悔することはある?メリット・デメリットを徹底解説について詳しくはこちら

pana_zenkankutyo_bana③.png

全館空調を取り入れた注文住宅の実例

ここまで全館空調を導入することのメリット・デメリットを見てきました。ここからは実際に全館空調を取り入れた住宅の施工例を見ていきましょう。

中庭が中心となった全館空調を取り入れた開放的な住まい

SU00252-2.jpg

こちらの邸宅は中庭を囲むように部屋が設置され、LDKからラウンジスペース・書斎へ回遊できる間取りになっています。仕切りが少ない間取りですが、全館空調を取り入れたために空調に悩むことはなく、開放的な空間と快適な室温を両立できています。

中庭と全館空調を取り入れた建築実例を見る

リビングに吹き抜けを取り入れた開放感があふれる住まい

SU00211-main (6).jpg

吹抜けの開放感が心地良いこちらのリビングは、南面に設けた大開口で自然とつながる明るい空間となっています。採光に優れた大開口は外の影響を受けやすいという側面がありますが、こちらの邸宅でも全館空調を導入したことにより、快適な室温を保てています。さらに災害時に備えて太陽光発電と蓄電池も採用されており、安心して過ごせる設計です。

吹き抜けと全館空調を取り入れた建築実例を見る

建て替えを機に全館空調を採用した心地良い住まい

SU00202-01.jpg

リフォームか建て替えをご検討されていたオーナー様は、展示場で全館空調の設備を体感され、導入のために建て替えを決められました。夏の暑い日は、家に帰った時に全館空調の快適さを実感いただけているとのことで、家のどこにいても気持ちが良く、全館空調のメリットを日々体感しながら新しいお住まいで過ごされています。

建て替えを機に全館空調を取り入れた建築実例を見る

子どもがのびのびと育つ快適な住まい

SU00194-03.jpg

ご長男の小学校進学を機に新居を構えられたオーナー様は、家族で過ごす空間を広く取れる吹抜けのある家をつくるのが夢だったといいます。大きな吹抜けを設けながらも、全館空調のおかげで夏は涼しく、冬は暖かく、快適に心地よく暮らされています。吹抜けが1階と2階を開放的につなぎ、いつも家族の気配を感じられることもご夫妻のお気に入りとのことです。

全館空調で年中快適な建築実例を見る

pana_zenkankutyo_bana③.png

全館空調は実績のあるハウスメーカーに相談しよう

日々の暮らしに快適さをもたらす全館空調は、過ごしやすい空間作りのために見過ごせない選択肢です。

全館空調を取り入れる際にはメリットとデメリットをしっかりと把握しつつ、効果を十分に発揮できる設計にすることが大切です。施工実績のあるハウスメーカーであれば、導入に問題のない住宅づくりもスムーズに進みます。全館空調を取り入れる場合は、実績のあるハウスメーカーを選び、よく相談しながら理想の住まいを叶えていきましょう。

パナソニック ホームズの全館空調「エアロハス」について詳しくはこちら

全館空調と床暖房はどっちがおすすめ?それぞれのメリット・デメリットを解説

pana_zenkankutyo_bana③.png

シェアする

コラム検索

# ジャンル

# テーマ

新着コラム

パナソニックホームズ創業60周特設サイト いい毎日を、つなぐため。

公式SNS

パナソニック ホームズの事業紹介

注文住宅

分譲住宅・マンション

賃貸住宅経営

土地活用

リフォーム

中古住宅売買

企業情報

公式SNS