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【注文住宅】屋上のある家のメリット・デメリットとは?後悔しないポイントを紹介

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【目次】

屋上は、趣味や家事などで活用できることから人気がありますが、建築コストやメンテナンスの問題、実際の生活での使い勝手など、さまざまな要素を考慮する必要があります。

本記事では屋上付き住宅のメリット・デメリット、設計時のポイント、実際の費用などについて紹介します。屋上のある家を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

屋上テラスのある家の特徴とは?

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屋上テラスは都市部において人気ですが、住宅形式には、4つのタイプがあります。

  • 全面が屋上でアクセスしやすいタイプ
  • 一部が屋上になっているタイプ
  • 外階段を利用してアクセスするタイプ
  • 居室から直接アクセスできるタイプ

それぞれのタイプの詳細とメリット・デメリットについて、詳しく紹介します。

全面が屋上でアクセスしやすいタイプ

全面が屋上でアクセスしやすいタイプは、屋上全体を自由に利用できる特徴があります。広々とした空間を利用して、家族でのバーベキューやガーデニング、子どもの遊び場として使いたい方に最適です。

また、屋上全体が一度に見渡せるため、安全性の確保もしやすいのが特徴です。

一部が屋上でアクセスするタイプ

一部が屋上でアクセスするタイプは、設計上の自由度が高く、さまざまなライフスタイルに適しています。屋上の一部分だけを活用することで、建築コストを抑えられます。洗濯物を干すためのスペースとして利用したり、小規模なガーデニングを楽しんだりするのであれば一部であっても十分活用できるでしょう。

外階段を利用するタイプ

外階段を利用するタイプの屋上テラスは、独立性とプライバシーを重視する方に向いています。外階段を設けることで、屋上へのアクセスが自宅内の動線とは切り離され、ゲストを迎える際にも気軽に利用できるのが魅力です。

また、屋外から直接アクセスできるため、ガーデニングやバーベキューなど、アウトドアアクティビティを楽しむ際にも便利です。

居室から直接アクセスできるタイプ

居室から直接アクセスできるタイプは、最も利便性が高い選択肢です。リビングや寝室から直接屋上に出られるため、気軽に利用でき日常生活の一部として自然に取り入れることができます。朝のコーヒータイムや夜の星空観察など、日常的なリラックスタイムを屋上で過ごすことができるのが大きな魅力です。

3階建て住宅の屋上テラス│魅力や活用方法、注意点について解説について詳しくはこちら

屋上テラスをつくるメリット

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おしゃれで魅力的な屋上テラスのメリットを紹介します。活用方法のアイディアの参考にしてください。

美しい眺望を楽しめる

屋上テラスの最大の魅力は、高所からの眺望を楽しめる点です。高台に建てられた家では、遠くの山並みや都会の夜景を眺めることができます。
朝のさわやかな空気を吸いながらコーヒーを楽しんだり、夕焼けを見ながらリラックスしたりする時間は、日々の生活に豊かさをもたらすでしょう。

洗濯物を干すスペースとして利用

屋上テラスは、洗濯物を干すスペースとしても便利です。特に都市部では、ベランダやバルコニーのスペースが限られていることが多く、広々とした屋上を使うことで効率良く洗濯物を干せます。また風通しが良い上に、直射日光が当たるため、洗濯物が早く乾く利点もあります。

家庭菜園やガーデニングに最適

屋上テラスは、家庭菜園やガーデニングにも最適なスペースです。都市部であっても、屋上を活用することで新鮮な野菜や果物を栽培でき、食卓を彩ることができます。

子どもの遊び場として活用

屋上テラスは、子どもたちの遊び場としても活躍します。特に大きな道路沿いにある住宅や庭が狭い住宅では、屋上で安全に広々と遊ばせられます。また、親の監視下で遊ばせることができるため、家族全員が安心して楽しめるでしょう。

バーベキューやホームパーティーの場に

屋上テラスは、バーベキューやホームパーティーの場としても最適です。友人や家族を招いて、外の空気を感じながらおいしい食事を楽しめます。
また、専用のグリルやキッチンスペースを設置すれば、料理の準備もスムーズにおこなえます。

リゾート気分を味わえる設備の設置

屋上テラスにリゾート気分を味わえる設備を設置することで、自宅での生活が一段と豊かになります。たとえば、ハンモックやデッキチェア、プランターに植えた植物などを取り入れることで、非日常的な雰囲気を楽しむことができます。さらに、小型のプールやジェットバスを設置すれば、夏の暑い日に涼を取ることも可能です。

ゴルフの練習スペースとして

ゴルフを趣味とする方にとって、屋上テラスは理想的な練習スペースとなります。小さなパターゴルフエリアを設置することで、手軽にゴルフの練習が可能です。
特にスポーツクラブに通う時間を取れない方には、自宅で練習できる環境があることは大変貴重です。家族や友人と一緒に楽しむこともでき、コミュニケーションの機会にもなります。

容積率に含まれないため住宅の広さを確保

屋上テラスは建築法の容積率に含まれないため、屋上テラスという追加の空間を活用できます。容積率に制限がある都市部でも、この特性を活かして広々とした住まいを実現できます。

屋上テラスをつくるデメリット

屋上テラスを取り入れる前に、デメリットもしっかり把握しておきましょう。ここでは7つのデメリットを紹介します。

建築コストの増加

屋上テラスを設ける場合、建築コストが大幅に増加します。屋上は通常の屋根とは異なり、強度や防水性に配慮した設計が求められます。そのため、施工には高度な技術が必要であり、費用も高額です。また、屋上に設置する設備や家具、緑化などの追加費用も考慮しなければなりません。

陸屋根による外壁負担の増大

陸屋根(フラットルーフ)にする必要があるため、その分外壁にかかる負担が増大します。降雨時に水が滞留しやすく、適切な排水システムと防水処置が不可欠です。
また、屋上が重くなることで建物全体の構造にも影響を与えるため、設計段階からしっかりとした強度計算が必要です。

雨漏りのリスク

屋上テラスは、雨漏りのリスクがあります。屋上は雨水が直接的にかかるため、防水処理が不十分だと雨漏りの原因となります。また、経年劣化や施工の不具合によっても雨漏りが発生しやすくなります。雨漏りを防ぐためには、定期的な防水工事や点検が不可欠です。

定期的な掃除の必要性

屋上テラスを維持するためには、定期的な掃除が必要です。特に落ち葉や砂埃などが溜まると排水口が詰まり、雨水の排水に問題が発生します。また、苔や藻が生えやすい環境でもあるため、清掃も定期的におこなわなければなりません。

メンテナンス費用の発生

屋上テラスは定期的なメンテナンスが必要で、費用が発生します。防水処理のための定期的な再施工や、外壁のひび割れ補修などが必要です。
また、屋上に設置する設備や家具のメンテナンスも考慮する必要があるでしょう。

近所からのクレーム

屋上テラスを使用する際、近隣住民からのクレームが発生する可能性があります。たとえば、バーベキューやパーティーを開くと、音や煙が隣家に迷惑をかけることがあります。また、プライバシーの観点からも、周囲からの視線を気にする必要があります。そのため、事前にご近所とのコミュニケーションをしっかりと取り、周りに迷惑をかけないよう対策することが重要です。

使用頻度が少ない場合の無駄

屋上テラスをつくったものの、実際には使用頻度が低い場合、無駄なスペースになりかねません。当初予定していた利用計画が変更になったり、屋外での活動が思ったほど快適でなかったりすると、せっかくのスペースが無駄になってしまいます。そのため、屋上テラスを設ける際には、長期的な使用計画を考え、実際にどれだけ利用するかを慎重に判断することが重要です。

後悔しないための屋上テラス設計のポイント

せっかく注文住宅に屋上テラスを設計したのに、あとから後悔しないように設計のポイントをしっかり把握しておきましょう。満足のいく家づくりの参考にしてください。

動線の工夫

屋上テラスを最大限に活用するためには、動線の工夫が重要です。たとえば、リビングやキッチンから直接アクセスできる動線を設けることで、日常的な利用がしやすくなります。動線を考慮することで、屋上テラスが自然と生活の一部になりやすいでしょう。

大雨や大雪への対策

日本の気候特性を考えると、大雨や大雪への対策も必要です。防水施工をしっかりおこない、排水口の設置や傾斜を考慮した設計をしましょう。水はけを良くし、雨水や雪が溜まらないようにします。
また、雪が多く降る地域では、屋根全体を強化し、積雪の重みに耐えられるようにすることも必要です。

落下防止対策の設置

屋上テラスを安全に利用するためには、落下防止対策が欠かせません。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、柵や手すりをしっかりと設置することが重要です。手すりの高さを計算して、安心できる屋上にしましょう。

プライバシーと開放感のバランス

屋上テラスを設計する際には、プライバシーと開放感のバランスを取ることが大切です。たとえば、高めのフェンスや植栽を利用して周囲の視線を遮りつつ、十分な開放感を確保する設計が求められます。また、プライバシースクリーンやパーゴラなどのアイテムを活用することで、自分だけの特別な空間をつくることができるでしょう。

適切な床材や柵材の選択

屋上テラスの利用を快適にするためには、適切な床材や柵材の選択が重要です。防水性や耐久性に優れた素材を選ぶことで、長期間にわたって安心して利用することができます。たとえば、人工芝やウッドデッキを選ぶと、足元の感触が良く、リラックスした空間をつくり出せます。さらに、柵材も錆びにくい素材や風雨に強いものを選ぶことで、メンテナンスの手間を減らし、美しい外観を保つことが可能です。

立地や周囲の環境の考慮

屋上テラスを設計する際には、立地や周囲の環境も重要な要素となります。たとえば、風が強い場所では風防対策を、日当たりが良い場所ではシェードや日陰をつくる工夫が必要です。

屋上テラスのある家を成功させるための建築紹介

ここでは、屋上のある家の建築実例をご紹介します。

屋上で、アウトドアの楽しみも満喫できる家

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眺めの良い屋上スペースのある住まいです。シンクや物置を備え、バーベキューを楽しむこともできます。また、ご親戚が集まる機会が多いということから、二世帯共有の玄関は開放的な大空間にしました。

屋上で、アウトドアの楽しみも満喫できる家の建築実例を見る

屋上の一部に芝生を植えて緑化した家

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都市の住まいでも自然を身近に感じられるよう、屋上の一部に芝生を植えて緑化した住まいです。愛犬のドッグランとしても使えるだけでなく、防水ソファやテーブル、パラソルを置いてリラックスできる空間を実現しました。洗練された空間で人と集い、交流を楽しむ日々が始まっています。

屋上の一部に芝生を植えて緑化した家の建築実例を見る

屋上のある注文住宅で理想の暮らしを

屋上のある注文住宅を建てる際には、耐久性と防水性能を確保するために、高品質な建材と防水処理が不可欠です。また、手すりやフェンスの設置、滑りにくい床材の選定など、安全対策を十分におこないましょう。屋上があれば、都市部でも広々としたスペースの確保が可能です。ぜひ今回の建築実例などを参考に、屋上のある注文住宅を検討しましょう。

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