住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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【目次】
メインリビングとは別にセカンドリビングを設けたいと考えている方もいるでしょう。セカンドリビングは家族全員で利用するだけでなく、趣味や仕事などプライベートな用途にも適した空間です。
本記事では建築実例と共に、メリットや取り入れる際のポイントを紹介します。
セカンドリビングは、メインリビングよりもコンパクトなリビングで、少人数やプライベートで過ごすのに適したスペースです。
二世帯住宅においても、セカンドリビングの重要性が高まっています。単なるリビングというよりも「もう一つの居場所」といえるでしょう。
ここでは、セカンドリビングのメリットとその活用方法について紹介します。
セカンドリビングは、単なる「客間」ではなく、家族の過ごし方に合わせて多目的に使えるのが特徴です。
たとえば、ホームシアターとして映画を観る場所にしたり、読書や勉強をするスペースとして活用したりできます。友人を招いた際にはゲストルームとしても利用可能です。このように多用途に使えるため、スペースを有効に使って暮らしの楽しみを広げることができます。
家庭内でのコミュニケーションも大切ですが、時にはひとりでくつろげるプライベートな空間も必要です。コンパクトな空間は適度なこもり感があり、プライベートな時間を楽しむのに適しています。
住宅の中には、意外と活用されていない狭いスペースやデッドスペースが存在します。そのような空間をセカンドリビングとして活用することで、スペースの無駄を減らすことができます。
たとえば2~3帖程の階段下や廊下の一角をセカンドリビングにすることも可能です。こうした小さなエリアを活かすことで、空間を有効に使って暮らしの楽しみを広げることができます。
ライフスタイルの変化とともに、必要になる空間や用途も変わります。一時的に余ったスペースなどをセカンドリビングとして設けておくことで、将来の変化にも対応できるでしょう。
たとえば子どもが成長するにつれて遊び方が変わったり、在宅勤務を始めることになったりしても、セカンドリビングのレイアウトを変更することで対応可能です。必要な家具や設備の配置を変更すれば、目的に応じた快適な空間を整備できます。
ここでは、セカンドリビングのある間取りを紹介します。セカンドリビングを検討している方は、ぜひ間取りの参考にしてください。
2階の小さなスペースをセカンドリビングとし、本格的なバーカウンターを設けました。自宅で非日常を味わえて、暮らしをより豊かにしてくれる貴重な空間です。
本格的なバーカウンターを設けたセカンドリビングの建築実例を見る
二世帯がほどよい距離で過ごせる配慮として、2階にセカンドリビングを設置しました。引き戸を開けると、吹き抜け越しにLDKともつながる開放的なスペースです。扉を閉めると客間としても活用できます。
ご夫妻のくつろぎスペースや客間として活用できるセカンドリビングの建築実例を見る
1階の約35帖の広々としたLDKとは別に、2階に自由に活用できるロフト付きセカンドリビングを設けました。普段はお子さま達がボールやバドミントンなどで思い切り遊べるスペースとなっています。モダンな和室とつながっているため、来客時には宿泊スペースとして使用できます。
お子さまの遊び場として活用できるロフト付きセカンドリビングの建築実例を見る
階段の吹き抜けに面した2階ホールは、透明の腰壁を採用して開放感を高めました。さらにソファや本棚をおいて、家族や友人とくつろぐセカンドリビングをつくりました。将来は個室として区切ることもできます。
2階のホール部分にソファや本棚を置いたくつろぎセカンドリビングの建築実例を見る
吹き抜けに面した2階のホールをセカンドリビングにして、ピアノを練習したり、ハンモックでくつろいだりできる空間をつくりました。1階にいる家族の気配を感じながら、プライベートの時間を楽しむことができます。
吹き抜けに面したピアノやハンモックのあるセカンドリビングの建築実例を見る
セカンドリビングは、ライフスタイルに応じた多様な使い方ができます。ここでは、おすすめの使い方を紹介します。
セカンドリビングは、ペットとのふれあいスペースとして活用できます。ペットが自由に過ごせる場所を設けることで、家族が料理をしている時や来客時でも安心して過ごせる居場所を確保することができます。
また危険な物から遠ざけたペット専用のスペースとして確保することで、ペットの事故のリスクを減らすことも可能です。
子どもたちが過ごすキッズスペースとしての活用もおすすめです。
おもちゃや絵本を置くエリアを設けることで、子どもの遊び場として機能させながら、メインリビングが散らかるのを防ぐことができます。間取りによっては、子どもが遊んでいるのを見守りながら家事をこなしたり趣味を楽しんだりできるのもメリットです。
セカンドリビングは、自分の趣味を楽しむための特別な空間としても理想的です。楽器の練習やアート制作など、集中したい活動に専念できる環境を整えることで、有意義な時間を過ごすことができます。
たとえば、部屋を適切な音響に配慮して設計すれば、音楽鑑賞に適した環境を確保することができます。またインテリアや収納を工夫することで、道具がすっきり整理された趣味に没頭できる環境が整います。
こうした趣味の時間を持つことで日常のストレスを解消し、リフレッシュすることができるでしょう。
セカンドリビングは在宅ワークにも適した空間です。
個室として使用することにより、リモートワークに集中しやすい環境が生まれます。必要なデスクや椅子を設置し、必要な設備を整えることで仕事の生産性を向上できるでしょう。
ここでは、失敗しないセカンドリビングづくりのポイントを紹介します。
セカンドリビングは多用途に使える空間ですが、あらかじめ用途を想定することで、より使いやすい空間になるでしょう。
たとえば趣味のためのスペースや、子どもの遊び場として、あるいは在宅ワーク用のオフィスとして使うなど、ある程度用途が明確になっていると、それに合わせて家具や設備を準備しておくことができます。
セカンドリビングを設計する際に、動線とプライバシーのバランスも大切な要素です。家族がセカンドリビングを利用しやすいように、自然に行き来できる動線のレイアウトを考えましょう。
一方、プライベートな利用を重視する場合は、適切な距離感や仕切りを考慮することで落ち着いた環境が整います。
セカンドリビングにおいては、用途と使いやすさを考慮した収納も大切なポイントです。
たとえば、趣味スペースとして使う場合は使用する道具類が使いやすく整理されていると便利です。キッズスペースとして使う場合はおもちゃをすぐに取り出せるようになっているのが理想です。収納の配置やデザインについて計画を立てることで、常に快適に利用できる状態を維持できます。
快適なセカンドリビングを実現するためには、環境づくりも重要です。十分な自然光を取り入れるための窓の位置や、季節に応じた温度調整をできるようになっていると快適性が向上します。
さらに、インテリアや家具の配置にも注意が必要です。心地よい色合いや質感を取り入れることで、リラックスできる空間を実現します。また静音対策として、カーペットやクッションを利用するのもよいでしょう。
セカンドリビングは、メインリビングとは異なる快適な空間を提供し、家族のコミュニケーションやプライベートな時間を充実させます。多様な利用方法があり、ペットスペースやキッズスペース、趣味、在宅ワークにも最適です。
設計時は使用目的を明確にし、動線やプライバシーを考慮したレイアウトを心がけることが大切です。本記事を参考に、セカンドリビングの間取りを検討してみましょう。
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