住まいづくり・住まい探しの情報ガイド
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2023年8月10日
パナソニック ホームズ株式会社は、このたび、関東大震災から100年にあたり、「住まいの防災」について考える取り組みとして、街頭インタビューやWEBによる生活者意識調査を2023年7月に実施。双方の結果から、「家は防災上一番身近で大切なのに忘れられている。」ことが明らかになりました。
今回の調査では、生活者は、防災対策において「備品・食飲料の準備」や「避難」に関する意識は高いものの、回答者の大半が、「家の耐震補強」など住宅における対策を意識していないと答えました。これは、生命や財産を守る基盤となる住まいであるものの、生活者にとっては、防災においてさほど重要視されていない結果と言えます。
当社は、関東大震災から100年の節目である今、改めて防災における住まいの重要性について考え、「災害時に家が倒れない、被災しても自宅で最低限の生活を維持できる「家」は重要な防災対策」の提供価値に基づき、『毎日と、万一の安心がつづく「大丈夫」と言える住まいを。』のメッセージを提唱。客観調査の結果公表や有識者による意見、啓発動画の発信などについて、広報発信をはじめ、マスコミ宣伝やWEB、住宅展示場における演出や営業トークに至るまで、統合的に訴求していくことで、住まいの防災の重要性について広く理解を得るコミュニケーション活動を展開しています。
災害時に被災規模が大きくなりやすい木造住宅密集地域(木密地域)※1がある品川区戸越地区の戸越銀座商店街で街頭インタビューを実施。「あなたの防災対策、おしえてください。」というテーマで、「家」と回答した人は45人中1人の結果となりました。
街頭インタビューの動画ダイジェストは、当社のホームページで公開しています。
動画:いま改めて考える防災対策(1)『あなたの防災対策おしえてください。」(60秒)
戸越銀座商店街
2023年7月に全国1,030名を対象に『住まいの防災に関する意識調査』を実施しました※2。
半数以上が 「日常生活において防災を意識している」と回答したものの、「意識している」と回答した人の内、災害対策で特に重要であるはずの「家の耐震補強」を実践できている人は36.6%に留まることが明らかになりました。
また、「防災と聞いた時に、一番はじめにイメージするもの」では、1位が「食料・水の備蓄の確保」(42.7%)、2位が「防災グッズの用意」(31.5%)で、「住宅の耐震補強」と回答した人はわずか6.8%に留まり、5項目中4位という結果に。「家」が重要視されていないことが顕著になりました。
国士舘大学防災・救急救助総合研究所客員教授で元内閣府(防災担当)総括参事官の小滝 晃氏に「木造密集地域の住宅に求められる性能」について伺い、住まいにおける防災対策の重要性について、有識者の立場からご意見をいただいています。
動画:いま改めて考える防災対策(2)『木造密集地域の住宅に求められる性能について」(295秒)
https://homes.panasonic.com/ad_lp/daijyoubu/